無意識のうちに何かを避けようとする時、私たちの多くが「現実逃避モード」になり、普段とは少し違った行動をとりがちです。例えば、「急に掃除を始める」、「食べ過ぎる」といった無害なものから、「運転が荒くなる」、「お酒を飲み過ぎる」といった危険なものまで。自分の現実逃避モードのサインを知れば、その状態から抜け出せるかもしれません。

「The Simple Dollar」のTrentさんは、実生活の問題から逃げようとして、テレビゲームや読書に多くの時間を費やしていると気が付いたそうです。

(テレビゲームや読書を)自分が抱える問題から目をそらすためにやっていたとは、長い間、気が付きませんでした。そういう行動をとる時は、「気分が落ち込んでいる」サインなのだろうと。特定の問題に向き合うのを避けるためにやっているなんて、思ってもいませんでした。

でも今は、テレビゲームで長い時間遊んだり、空いた時間のほとんどを読書にあてようとしていたりする時は、「何かを避けようとしている」サインなのだと認識できています。

少しぐらいの現実逃避はよいとしても、できれば原因を探って対処したいものです。生活の中で感じるストレスは、ほとんど気付かないものから、時間をかけてゆっくりと蓄積していくものまでさまざまです。

自分の「現実逃避モード」の状態を分析することによって、問題の特定と対処に集中できるようになります。実際にTrentさんはこの方法を使って慢性的な脚の痛みの原因を特定し、解消することができたそうです。

Blocking What We Can't Deal With | The Simple Dollar

Shep McAllister (原文/訳:兵藤説子/ガリレオ)

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