平日の夕方や週末、忘年会シーズンの交通渋滞をなんとか攻略できないのか? そんな思いとともに、プロのタクシードライバーに渋滞回避術を教えてもらう連載を4回にわたって続けてきました。

日本交通の徳山さんと野村さんにご協力いただきましたが、今回はそのまとめ記事です。忘年会シーズンはもちろん、1年を通して活用できると思いますので、ぜひご参考ください。

1. 皇居は右回り? 左回り? 虎ノ門・祝田橋周辺の渋滞回避ルート

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東京の中心は大手町や丸の内だとよく言われますが、タクシードライバーにとって東京の中心は虎ノ門なんだそうです。それは官庁やオフィスの建物が多く、人もクルマも集まってくるから。

夕方の虎ノ門の渋滞は全方向からいろんな車が集中するために起こるそうです。第1回目の記事では虎ノ門、祝田橋、皇居周辺の渋滞回避ルートを紹介しました。

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2. イルミネーションで賑わう六本木の抜け道。六本木周辺の渋滞回避ルート

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夜の六本木交差点は歩行者の通行量があまりにも多い上に、横断歩道の青信号が点滅しても、人がどんどん渡ってくる。これこそが、夜の六本木交差点の渋滞の原因です。

第2回目の記事では六本木交差点と、麻布十番、けやき坂周辺の渋滞回避ルートを紹介しました。

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3. 夕方の昭和通り、アンダーパスを上手に使ってる? 新橋、東京、有楽町周辺の渋滞回避ルート

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夕方の昭和通りのラッシュは中央区や港区方面に仕事で来ていた商用車が、秋葉原、上野方面に戻るため。渋滞を攻略するためにはアンダーパスを上手に利用することと、タイミングに合わせて車線変更することが大事です。

第3回目では、新橋、東京、有楽町周辺の渋滞回避ルートを紹介しました。

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4. 246の「正しい」走り方。表参道・渋谷周辺の渋滞回避ルート

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夕方の青山通りの渋滞は、単純に交通量が多すぎて道路の許容量を超えてしまうケースです。さらに、青山三丁目、表参道、渋谷署前などの交差点があるため、右折車、左折車、合流車などが原因となって、渋滞がひどくなる。

第4回目では、その青山通り(国道246号)と、表参道、渋谷周辺の渋滞回避ルートを紹介しました。

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日々の生活に役立てていただければ嬉しいです。

最後に、「五十日(ごとおび)は道が混む」と言いますが、どうしてか知っていますか?

徳山さんに聞いたところ、「五十日は企業の締め日になっていることが多く、その日に納品を間に合わせるために物流車両が普段以上に稼働する」ことが原因だそうです。

年度末の五十日に雨が降ると地獄の渋滞になり、今回の抜け道も機能しない状況になるそうなので、気をつけてください。

(松尾仁・奥畑瑞雪)