iOSには、『Byword』や『iA Writer』など文章作成に特化したアプリが多くリリースされているので、原稿書きにはiPadを活用していました。しかし、日本語入力アプリが選べないのと、予測変換候補リストを外付けキーボードから消せず、編集作業をテンポよく進められない難点があります。

Androidは、iPadで感じたような難点はないので、いくどとなく試しているのですが、思うような文章作成アプリがありませんでした。しかし、これならばと思えるアプリに出会いました。ご紹介するアプリは『JotterPad X』で、Playストアから無償でダウンロードできます。ただし、Markdownや世代管理の機能を有効にするには、「Creative Version」と呼ばれるキーを481円で購入します。

JotterPad Xには、いくつかの特徴がありますが、私が気に入っているところを中心に取り上げます。

Dropboxとの連携機能

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この機能を持つアプリは多く存在しますが、特定のフォルダしかアクセスできないことがあり、使い方が制約されるケースがあります。JotterPad XのDropbox連携機能は、すべてのフォルダへアクセスできるので、使い方が制約されることはありません。また、表示方法を「サムネイル」にしていると、ファイルの中身を確認できるユーザーインターフェースも気に入っています。

この機能は、フォルダは作成できるものの、削除はできないというお茶目なところもありますが、いずれ修正されるはずです。

表示スタイルをカスタマイズできる

気に入った行間と表示文字数でないと私は作業効率が悪くなるので、最も気になる部分です。JotterPad Xでは、フォントと行間、表示文字数をカスタマイズできます。

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私の場合、ゴシック系のフォントでサイズは少し小さめ、行間は広め、画面の横幅いっぱいに文字表示せず余白を残す設定で使うのが好み。ドンピシャの設定で使えています。

Markdownが使える

これは「Creative Version」の機能で、無償では使えません。私は原稿のタイトルや画像のコメントなどはMarkdownで書き進めているので、対応していることも必須でした。

残念なことに、タグ付けした部分をリアルタイムで表示する機能はなく、表示と編集でモード分けされています。タグがある行だけでもボールド表示になると、使い勝手が良くなるのですが、次のバージョンに期待することにします。

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私の場合、多機能で事細かにカスタマイズでき、高速に動作するアプリが欲しいワケではなく、集中して心地良く使えると感じるアプリが好みです。この点では、JotterPad Xは、一番イメージに近い仕上がりです。

この原稿の下書きは、JotterPad XをインストールしたXperia Z Ultraで行いましたが、iPadよりも心地良く使える印象を持っています。

JotterPad X

(傍島康雄)