人間誰しも考え過ぎてしまうことはあります。良い決断をしようとして考え過ぎたり、考え過ぎて心配し過ぎるのが習慣化していると、問題が起こりやすくなります。しかし、考え過ぎないようにする方法はいくつかあります。

「Real Simple」では、考え過ぎることで起こる、本当の問題について説明していました。

最近のことや、かなり昔のことでも、辛い出来事についてくよくよと考えるのは(牛が食べ物をよく噛んで食べる時と同じように、日本語でも英語でも反芻すると言いますが)、一番良くない、破壊的な思考の癖です。このような癖があるとうつ病になりやすく、自信や問題解決能力を失いがちで、自分の人生や生活を管理することができなくなっていきます。

では、なぜ過去のことにくよくよと囚われてしまうのでしょうか? キーワードは「癖」です。記憶は感情と結びついていることが多く、ある出来事のせいで落ち込んでいる時、その感情が過去に同じような気持ちになった時のことを思い出させます。そこから負のスパイラルが始まるのです。

では、どうすれば負のスパイラルから抜け出せるのでしょうか? いくつかの方法があるのでご紹介しましょう。

  • 行動を起こそう

    1つの問題や出来事に囚われて、くよくよと考えていることに気付いたら、考える代わりに、何か行動に移すようにしましょう。たとえば、考えていることを書き出すというのは、一番手っ取り早い方法です。

  • 思考の癖を変えよう

    くよくよと考えていることは、現実的に起こっていることなのか、もしくは本当に起こりそうなことなのか、自分に問いかけてみましょう。

  • 違うところに意識を向けよう

    考え過ぎないように自分の意識を別のところに向ける行動を探しましょう。

  • 話したくなる衝動を抑えよう

    誰かと話をするのは良いことのように思えますが、それも考え過ぎを助長させる方法の1つです。

最後に、このような考え過ぎを本当にやめられる方法があります。それは、自分の抱えている問題点を把握し、それが起きた時に自分で気付くように練習することです。練習すればするほど、負のスパイラルに陥いてコントロール不能な状態に陥ることを止めることができます。

6 Steps to Stop Overthinking Your Life | Real Simple

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Walter Glenn(原文/訳:的野裕子)