働いている環境によっては、職場でインスピレーションを得るのが非常に困難な場合もあります。上司が自分の仕事にあまりにも無関心で干渉もしないため、仕事に関わっているという気持ちになれないということもあるでしょう。しかし、良い知らせです。その状況は改善できます。モチベーションを内側から見つけ出せば良いのです。動機心理学者であるハイディ・グラント・ハルバーソンは、『Harvard Business Review』のJulie Mosow記者に、「社員は自分が認識している以上に、職場でのモチベーションの構築と持続をコントロールできるものです」と語っています。

多少の努力は必要となるかもしれませんが、改善が可能であることは確かです。職場で上司がモチベーションをあげるための策を何も講じないのであれば、Mosow氏がまとめた以下のヒントが役に立つでしょう。

1. あなたのやる気をかきたてるものを見つけ出しましょう

職場で最後に意義と目的を感じたのはいつだったか、自分に問いかけてみてください。そして、それをもたらした条件を特定し、自分でそれを再現してみましょう。

2. 目標を設定しましょう

一歩離れて状況を確認し、長期のキャリアプランを立てましょう。どんな業績をあげたいのか、またどうすればそれを達成できるのかを考えます。この種の目標とは、日々求められるタスクではなく、取り組みたいと考えている大局的な観点からのタスクのことです。ただし、手に余る目標を設定して参ってしまわないよう、気を付けてください。

3. 「もしもの事態」に備えたプランを用意しておきましょう

起こり得る障害を予想し、問題が発生したり、事態が頓挫したりした場合に備えましょう。たとえば、「週末までにこのプロジェクトを完了できなかったら、月曜日に早く出勤して終わらせよう」などという風に決めておきます。

4. フィードバックを求めましょう

自己評価も重要ですが、上司がフィードバックをしてくれないのであれば、気兼ねなく要求しましょう。

5. ネットワークを拡大しましょう

上司が士気を高めてくれないのであれば、どこか他の場所に求めると良いでしょう。社内あるいは業界内で、助言者を探しましょう。そこから得られる指導や追加の視点は、自身の成長につながります。

6. 学習に焦点をおきましょう

不完全性を受け入れ、どんな不運も学習の機会ととらえると良いでしょう。結果重視の考えから離れ、全体的にみて習得できたことに注目するのは大事なことです。

6 Ways to Motivate Yourself at Work|Inc.

Rebecca Borison(訳:Conyac

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