これまで提供していた「ITSスポットサービス」※について紹介します。
※ 「ITSスポットサービス」と呼ばれていたサービスは、今後「ETC2.0サービス」に、「ITSスポット対応車載器・カーナビ」は「ETC2.0対応車載器・カーナビ」と呼びます。
ETC2.0についてはこちらへ。
交通安全、渋滞対策、環境対策などを目的とし、人と車と道路とを情報で結ぶITS技術を活用した次世代の道路のことをスマートウェイといいます。この実現に向け、産学官が一体となり、スマートウェイによる次世代路車協調システムの研究開発・実証実験を推進してきました。
その方向性は、カーナビ・ETCを進化させて一体化し、オールインワンで多様なサービスを実現することです。(欧米では、オールインワンのシステムは2010年8月現在、実証実験段階です)
このオールインワンのサービスに対応する通信手段として、道路に設置された「ITSスポット」とクルマ側の「ITSスポット対応カーナビ」※1との間で高速・大容量通信を行うことにより、広域な道路交通情報や画像も提供されるなど、様々なサービスを実現します。
※1:製品により、ITS車載器、DSRCユニット、DSRC車載器等と呼ばれていることがあります。
この通信機能の中心となるのは、ISO(国際標準化機構)やITU(国際電気通信連合)国際標準化された高速で大容量の双方向通信を可能とする5.8GHz帯DSRC(Dedicated Short Range Communication:スポット通信)で、これまでETCに用いられてきた通信を効率的に活用しています。
※従来、「スポット通信サービス(DSRCサービス)」「DSRC路側機」「DSRC車載器」などの用語が用いられてきましたが、次のような表現とすることにしました。
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ITSスポットサービスでは、これまでカーナビ、ETCなどバラバラの端末で行ってきた各種サービスを、オールインワンのシステムで実現します。
さらに、このITSスポット対応カーナビは、メディアフリーの通信機能を付加することで、民間により進められてきたテレマティックスサービスなどとの組み合わせを実現し、多様なサービスも可能となります。
ITSスポットサービスは、3つの基本サービスを実現します。
各項目をクリックすると詳細をご覧いただけます。
【インターネット接続】サービスエリアなどでインターネットに接続し、地域観光情報の提供が可能に。
このほか、決済・観光・物流などのサービスも今後展開する予定です。
※カーナビの機種ごとの詳細な機能については製造メーカー・販売店にお問い合わせ下さい。
ITSスポットサービスの普及促進を目的として、ITSスポットのロゴマークを作成しました。
ITSスポットのロゴは商標登録(登録第5410523号)しています。
ロゴの使用をご希望の方は、「ITSスポット ロゴ使用規定」「ITSスポット ロゴ再現規定」をお読みいただき、「ITSロゴ使用許可申請書」に必要事項を記入のうえ、ご申請ください。
上記サービスでお気付きの点がございましたら、
国土交通省道路局交通管理課高度道路交通システム(ITS)推進室
03-5253-8111(代表)
または
国土交通省国土技術政策総合研究所高度道路交通システム研究室
029-864-2211(代表)
までご連絡下さい。
ご意見、ご要望を踏まえて、さらなるサービス改善に努めてまいります。
※お問い合わせ先(ご意見・ご質問)の詳細はこちらからご覧ください。