本ホームページや関連ページ、リンクページに掲載されている筆者のメールアドレスを利用して、筆者宛に、本ホームページの内容に無関係な迷惑メール(未承諾広告※メールを含む)を送付することは一切禁止しております。迷惑メール(スパム)を規制する法律が整備され、以前より少なくはなっていますが、それでも「在宅ビジネス(=ネズミ講 or マルチ商法)」「MLM、リピート5、リピート3(すべてネズミ講)」「アダルト情報(詐欺・違法行為を含む)」「出会い系サイト(詐欺・違法行為を含む)」「個人情報(メールアドレス)の販売案内」「ヤミ金融」「違法コピーソフトの販売」等の内容の迷惑メール(スパム)が送信されてくることがあります。全てが詐欺・違法行為、詐欺まがい、マルチまがい商法、等々の怪しいものばかりです。このように一方的に送付される迷惑メールの広告内容には、まともな情報が掲載されていることはない、と考えてもかまいません。この「スパムの宣伝内容がまともではない」ことがテレビCMや新聞・雑誌広告などと本質的に異なるところです。まともな宣伝(情報)ではないから、この情報を提供する場がなく、普通は自らこのスパム広告を希望する人がいないのです。情報提供の場がないから、そして希望する人がいないからどうするか? そこで電子メールという手段を使って、希望する希望しないにかかわらず無差別・大量にスパム広告を送りつけてくるのです。つまり、「スパムメールの掲載内容は詐欺・違法行為、スパム送信者は悪質業者」と考えて差し支えありません。こう判断することで、インターネット上で悪質な業者に騙されたり、詐欺行為にあう危険性が少なくなります。 このように、スパム(迷惑メール)の本文は実質的に無意味な内容です。ですから筆者は、本来はスパム投稿掲示板などには自分のメールアドレスを伏せたヘッダのみを投稿し「内容は省略しますが○○の詐欺への勧誘内容です」とか「所在地:嘘八百番地の事業主:○△悪徳商会からのメールです」とでも書くべきだと思います。スパム投稿掲示板などの投稿を見ると、どこまでがスパムなのかよく分からない投稿も見かけます。投稿されたスパム本文のリンク先には有害なサイトもありますのでURLを掲載するのは注意が必要ですし、掲示板に投稿された内容がそのまま、あるいは検索サイトに登録されて、スパマーの本来の目的である宣伝の格好の場所にもならないとも限りません。また、ヘッダだけの投稿なら著作権上の問題が発生することもありません。このようにスパム本文をそのまま掲示板に投稿することには問題があるのです。ここを読まれて、共感される方におかれましては、今後は特に理由のない限りは「ヘッダのみを投稿して議論する」よう心がけて下さいますことをお願いいたします。 このようなスパムを受け取ったら、皆さんはどうしていますか?読まずにすぐ削除する、これは最も簡単で正しい(間違いではない)行為ですが、スパム根絶のためには皆さんが行動を起こすことも必要です。ただしスパムを送ってきた相手は、常識が無い、エチケットを知らない、あるいは典型的な悪質業者のいずれかです。そのような非常識なスパム送信者(スパマー)に直接クレームのメールを入れると何をされるか分かりません。でも、スパムは忌々しいので何とかしたい・・・そんな方も多いかと思います。そんな方々に私のスパムへの対処方法を知っていただき参考にしていただければと考え、この「迷惑メール追放!」を書いてみました。 |
なぜ貴方の元にスパムが届くのでしょうか。スパマーが貴方のメールアドレスを入手できるのは下記のような場合です。
特に、hotmail.com、yahoo.com、aol.com、msn.com等のサブドメインのない有名ドメインを利用したメールアドレス宛には、有効であろうユーザー名をプログラムで作成して送信される英文スパムが届く傾向があります。これはいわゆる辞書攻撃と呼ばれる手法で、有効なアドレスやパスワードを探り出すことに悪用されています。これらのメールアドレスを利用する場合にはユーザー名をなるべく長くすることでスパムが届きにくくなります。 必要上登録したアドレスが登録したところあるいはそれ以外の第三者の手に渡り不正利用されることもあります。たとえば、「最終和解案」「最終通告」「未納利用料金の回収」と称して「出会い系サイト(or アダルトサイト等)利用料金の支払いが滞っている」というウソを書いて支払いを強要する債権回収詐欺などがそれに当たります(架空請求スパム等とも呼ばれています)。これは完全な詐欺です。決して送金してはいけません。これらのサイトではメールアドレスの他に個人情報の漏洩を行っている可能性も考えられます。このような債権回収詐欺スパムは、当初は出会い系サイトやアダルトサイトの利用者(アドレス登録者)を標的にしていたようですが、その後は他のスパムメールと同様にアドレスを収集して無差別に送信しているようです。 ここでは、公開アドレスがメールアドレス収集プログラム(スパムボット)に拾われないよう、対策を考えてみます。メールアドレスを公開しなければ、メールアドレスを収集されませんので、スパムも届きにくくなります。しかし、筆者はメールアドレスの非公開を推奨しているわけではありません。むしろ掲示板などでは投稿記事に対する責任所在を明確にするためにも、本来はメールアドレスを記入するべきであると考えています。メールアドレスを表示することはネット上での著作物に対する、著作者の明示のためであり、決して、スパムを受け取るための開示ではないのです。ホームページを公開していたり、掲示板で情報を収集する上では、メールを公開する必要が出てきますが、非常識なスパマーやお行儀の悪いロボットがネチケット(ネットワークのエチケット)を守ろうはずがありません。そこで、私たちがスパムに対する最低限の防衛を行う必要があります。スパムが毎日10通も20通も届くようになってからでは、後述の対処依頼を行うことさえ出来なくなってしまいます。筆者は、このアドレス収集プログラム対策が消極的なスパム対策ではなく、スパム受信拒否の強い意思表示であると考えています。 ホームページ上でメールアドレスを公開する場合、トップページにメールアドレスを記入するのを避けて、リンク先に書くことでメールアドレスを拾われにくくすることができます。しかしこれだけでは不十分ですし、単に
mail="メールアドレス"; document.write(mail.link("mailto:aaa@example.com")); (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) とだけ書きます。もちろん、aaa@example.comの部分は自分のアドレスにします。「新規テキスト.txt」ファイルを適当なファイル名、たとえば「mailaddress.js」とか「mail.js」というファイル名に変更します。あとは、ホームページ本文中で<A HREF="mailto:xaaa@example.com">メールアドレス</A>と記述する代わりに <script type="text/javascript" src="mailaddress.js"></script> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) あるいは <script type="text/javascript" src="mail.js"></script> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) と記述します。表示は下記のようになります。 mailto:タグ表示 メールアドレス JavaScript表示 上記のように、通常ホームページを閲覧する上では、リンク形式とJava scriptは区別ができませんが、Java scriptの方はソースには一切メールアドレが表示されないのでプログラムでは拾えません。ただしこれでは、Java scriptが有効になっていないときにはメールアドレスが表示されませんので、下記のように<noscript>を記述してメールを送信する場合にはJava scriptを有効にしてもらうのが良いでしょう。 メールは下記宛にお願いいたします。<BR> [ <script type="text/javascript" src="mailaddress.js"></script> <noscript>JavaScriptを有効にすると筆者のメールアドレスが表示されます</noscript> ] (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) (表記例) メールは下記宛にお願いいたします。 [ ] この方法はJava scriptに対応していないブラウザではメールアドレスが表示されないという欠点はありますが、筆者の公開メールアドレス宛にはこの方法を利用してからは一通のスパムも届いていません(もちろん、ホームページに対するご意見などのホームページをご訪問された方からのメールは届いております)ので、筆者としてはこの方法を強くお薦めいたします。(参考サイト) Java scriptを用いるといろいろな方法でアドレスを保護して表示させることができます。以下では上記のようなスクリプトファイルを作成しないで、functionを使った表示例を示します。まず、<head>と</head>の間で下記のように、たとえばaddressというfunctionを定義します。 <HEAD> <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=Shift_JIS"> <META HTTP-EQUIV="Content-Script-Type" CONTENT="text/javascript"> <script type="text/javascript"> <!-- // function address(){ mail="メールアドレス"; document.write(mail.link("mailto:" + "add" + "ress@exampl" + "e.com")); } // --> </script> </HEAD> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) "add" + "ress@exampl" + "e.com"の部分は、自分のメールアドレスを適当に分断して記述します。また、下記のように記述してもかまいません。 <script type="text/javascript"> <!-- // function address(){ mail="add" + "ress@exampl" + "e.com"; document.write(mail.link("mailto:" + "add" + "ress@exampl" + "e.com")); } // --> </script> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) あとは、上記の例と同様に、メールアドレスを表示したい場所に <script type="text/javascript"> <!-- // address(); // -->> </script> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) と記述するだけです。 (表記例) さらにメールアドレスを複雑に分解してつなぎ合わせる方法も可能です。以下をご参考に考えてみて下さい。 <HEAD>〜</HEAD>部分の記述。 <HEAD> <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=Shift_JIS"> <META HTTP-EQUIV="Content-Script-Type" CONTENT="text/javascript"> <script type="text/javascript"> <!-- // function address(){ mail=address.arguments[0] + address.arguments[1] + address.arguments[2] + address.arguments[3] + address.arguments[4]; document.write(mail.link("mailto:" + address.arguments[0] + address.arguments[1] + address.arguments[2] + address.arguments[3] + address.arguments[4])); } // --> </script> </HEAD> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) 本文中へのアドレスの記述部分。 <script type="text/javascript"> <!-- // address("add","res","s@exam","ple.c","om"); // --> </script> (下記テキストエリアはコピー&ペースト用にお使い下さい。) (表示例) このようにメールアドレスを分解して、さらに順番を入れ替えても表示できます。工夫してみてください。なお、Javascriptを利用したアドレス収集プログラム対策版の改造掲示板を用意いたしました。こちらを参照下さい(改造済みのスクリプトもダウンロードできます)。 mailto:abcd@example.com_NoVirusでも、mailto:No_Spam_abcd@example.comでも、一言「メール送信の時に不要な文字を消してね」とお願いしておけば、何でもかまいません。このおまじないを書いておくと、メールアドレス収集プログラムはメールアドレスをおまじないごと収集してくれますので、貴方の正しいメールアドレスは収集されません。 ただし、ご丁寧にspamという単語をメールアドレスから除去するプログラムも存在するようです(参考サイト:robotはぢきについて)から、おまじないは、_NoVirusの方が良いでしょう。 (通常表記) abc@example.com → (数値文字参照) abc@example.com ただし、数値文字参照で記載しても変換するロボット(参考サイト:robotはぢきについて、メールアドレス収集ボットについて(偽装編))が存在するので上記の方法との併用が望ましいところです。 フリーソフトを利用して簡単に変換することも出来ます。HTMLエンティティ生成を利用されると良いでしょう。 mail="筆者のメールはこちらです"; document.write(mail.link("mailto.html")); とだけ書きます。あとは上記のJava scriptを利用したメールアドレス表記の場合と同様にします。 筆者のメールアドレスは下記に記載されております。 [ <script type="text/javascript" src="mail.js"></script> <noscript>JavaScriptを有効にするとリンク先が表示されます</noscript> ] (表記例) 筆者のメールアドレスは下記に記載されております。 [ ] このようにすることで、お行儀の悪いロボットがリンクを辿ってメールアドレスを探し回ることが無くなります。 以上、色々な対策を書きましたが、全てを実行する必要はありません(実行してもかまいませんが)。筆者の経験からは、スパム除けのおまじないだけでもかなりの効果があると感じています。JavaScriptによる表示をしてからはスパムが一通も届いていないことから、今のところはJavaScript表示とエンコード表示(数値文字参照)、あるいはスパム除けのおまじないとの併用で十分だと思います。 上記メールアドレスの表記方法で貴方自身のホームページにおける対策はできますが、あなたが訪問した掲示板がスパム対策を施されているとは限りません。むしろスパム対策をしている掲示板はほとんどありません。このような場合は、訪問先の掲示板にはメールアドレスの代わりに、貴方のホームページURLだけを書くようにします。メールアドレスが記載されていなくても、ホームページURLを辿って貴方に連絡を取れるようにしておきます。なお、掲示板をご自身で設置している場合には、簡単なスパム対策をすることができます。掲示板のメールアドレス保護対策をご覧下さい。 |
迷惑メールに対する対処方法
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筆者が希望していないのに一方的にスパムが送りつけられてきた場合には、関係プロバイダに該当ユーザの削除を依頼し、日本産業協会あるいは、財団法人日本データ通信協会に情報提供します。このような一方的に送りつけられる迷惑メール(スパム)が筆者宛に届いた場合、スパム送信者は本ページを読んだ上で送信したスパムメールの公開に同意したと見なして、悪質業者としてここで公開することがあります。(ただし、メール本文中に有害なサイト、危険なプログラム等のリンクがある場合には伏せます。)
筆者宛てに法律に違反するスパムが送信されてきた場合には、スパマーが利用したインターネットサービスプロバイダ(ISP)の管理者宛に該当ユーザの削除依頼のメールを送信します。ここでは筆者の行っているISP宛の対処依頼方法を書きます。管理者宛の通報の方法は簡単です。まず、迷惑メール(spam)撲滅私的調査会の迷惑広告メール(spam)苦情先探索ツールを使って対処依頼先を探します。送信されてきたスパムのヘッダ(本文上の部分)を「メールヘッダ解析hdpar」にコピー&ペーストし、送信ボタンを押します。これで対処依頼先が判明します。メールのヘッダに関してわからないという方は「初心者の為のインターネット護身術」の「3.電子メールの基礎」に詳しく書かれていますので、こちらを参考にしてください。 次に対処依頼のメールを書きますが、書き方は下記のような例文を参考にしてください。
上記の例文は法律に違反している場合ですが、普通のプロバイダ(普通でないプロバイダも存在します)はスパム送信行為を会員利用規約で禁止しています。たとえ法律に違反していなくても、規約違反の通報は可能です。英文で対処依頼メールを書く場合にはExciteのテキスト翻訳を利用するかトンデモインターネット博物館の報告メールの書き方を参考にするのが良いでしょう。 また、筆者の場合は、SpamCopの利用を併用しております。SpamCopとは、届いたスパムのヘッダから送信元を解析し、匿名で迷惑メール送信元管理者等にメールを入れて、ブラックリストに登録することが出来るサイトで、特に英文メールの場合には有効だと言われています。筆者がSpamCopを利用する理由は、主に「複数のプログラムで解析し、対処依頼先に間違いがないかどうか確認する」「発信元がOpen RelayやOpen Proxyリストに登録されているかどうかを確認する」「対処依頼のメールだけではなくて、実際にブラックリストに登録して、管理者に速やかな対応を促す」ことです。対処依頼メールを書くことができない方でも、SpamCopを利用するとをお薦めいたします。なお、SpamCopの使い方はこちらに書いておきましたのでご覧下さい。
「改正特定商取引に関する法律」および「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」が施行され、特定電子メール(いわゆる広告メール)を送信する場合に、メールに対して下記のような事項が義務付けられました。
(5)を除く他の項目は、受信者側で確認できます。いずれか一つでも欠けていると法律違反となります。「特定商取引に関する法律」および「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」に違反したメールは日本産業協会の「再送信禁止義務違反メールの情報提供」あるいは、財団法人日本データ通信協会の「違反メールに関する情報提供のお願い」に通報します。前者は迷惑メールの受信を拒否したのに再送信されてきた場合、後者はそれに加えて最初に送信されてきたメールに表示義務違反があった場合の報告を受け付けています。 上記のようなスパム対策をしても、スパムが届くことがあります。一日に数通のスパムなら対処依頼メールを書いたり、SpamCopに登録したりするのも可能ですが、一日に数十通も受け取るような場合にはいちいち対応することができません。そこで届いてしまったスパムを、削除ツールを使って目にする前に抹消することも考えます。私が利用しているAl-mailというメール送受信ソフトはAntiSpam.dllというプラグインソフトをインストールすることで、スパムを読まずに削除できるようになります。一年間、削除したメールのログを残しながら利用してみましたが、必要なメールをただの一通も間違って削除することなく、9割以上のスパムを削除できました。下記にAntiSpam.dllの設定例を示します。スパムの送信に、一度に大量の送信先にメールを送ることができるソフトが使われることが多いので、そのソフトを使って送信されたメールをスパムと判断して読まずに削除するための設定です。メール送信ソフト名は送られてきたメールヘッダの「X-Mailer:」の部分で分かります。
送信元のメールアドレスで排除する方法もあります。 たとえば、yahoo.co.jpからは筆者の元にはスパムしか送られてきません。その他国内関連のドメインで言いますと、GMOインターネット株式会社(旧グローバルメディアオンライン)も対処依頼を一切無視し、スパムを放置し続けています。これらのドメイン名を受取拒否のドメインとして登録しておくことで、スパムを排除できます。このような理由から上記のドメインからのメールは、メール受信サーバ側で(こっそりと)受取を拒否されているかも知れません。これらのドメインを利用した場合、メールを送信したつもりでも相手には届いていない可能性もありますので、送信用には利用しないようにしましょう。 また、これ以外にもメールをタイトルと送信者だけ確認して削除できる迷惑メール撃退ツールが下記にあります。Al-mail以外のソフトをご利用の方は、今お使いのメーラーと下記のスパム撃退ツールを併用するのが良いでしょう。 http://computers.yahoo.co.jp/download/vector/win/net/mail/antispam/ http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/net/mail/antispam/index.html なお、さらに高度なメール振り分けをする場合にはPOPFileをお薦めします。POPFileとは、メールサーバから直接メールを取り込まずに、メールサーバに見立てた自分のパソコン内部のサーバを経由することで、メールを振り分け設定できるプログラムです。ですからご利用のプロバイダがスパムフィルターを装備しているかいないかとか、ご利用のメールソフトの種類にかかわらずほとんどの場合フィルタリングできます。最初は間違えてフィルタリングしますので、「このメールはスパムだよ」「これは違うよ」とPOPFileに教える(フィルタリングし直す)ことで、プログラムは徐々に賢くなり、スパム振り分けをほぼ完璧にこなすようになります。 ただ、このようなスパム対策も皆さんで行うことで効果が出ます。ごく一部の人だけが対策しているのでは迷惑メールをなくす効果がないと思います。 |
迷惑メールに対する間違った対応
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スパムの送り主は、スパムに対する苦情メールが来るであろうことを予測していますし、何と言ってもスパムを送信することが目的なので送信後はどうでも良いのです。ですから、発信元のメールアドレスは詐称されているか、無効なメールアドレスである可能性が高いです。また、スパム送信元のメールアドレスが、メールアドレスを詐称された無関係な第三者(冤罪の被害者)の可能性もありますので、スパマーに直接苦情を入れることはなるべく避けるべきです。どうしても抗議するというのであれば、直接ではなくて、上述のように、送信者が利用しているプロバイダ等の管理者を通して対処してもらいましょう。 「本メ−ルをそのまま返信すれば今後送信しません」と書いてある場合があります。このように受信拒否を申し出た人に対して、送信リストから外す方式をオプトアウトと言います。法律ではこのオプトアウトに関して義務づけています。元々法律を犯すことを何とも思わないスパマーが、面倒なオプトアウトを真面目に行うとも思えませんが、スパムメールにて法律を遵守する意志が見られる場合(メールタイトル先頭にに 未承諾広告※ と正しく書かれている、送信者の氏名あるいは名称が明記されている、送信者の連絡先が明記されている場合)、オプトアウトを実行することで次回からスパムは来なくなる可能性はあります。ただし、国内法が適応されない外国のスパマーに関してはこの限りではありません。スパムメールに返信すると、必ずスパムメールが増えるという実験例がありますので、返答やオプトアウトに関しては慎重にした方が良いでしょう。 |