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ライフ

A型の人は弁護士や報道関係に向きAB型の人は芸術家等が適職

 血液型と性格の関係性はよく指摘されていることだが、仕事・出世運に関係はあるのだろうか?

「アイデアや発想の豊かな人材を求めて採用したら、結果的にほとんどがB型。翌年は協調性を重視して採用したら、ほとんどがA型だった。血液型によって選んでいるわけではなかったのに、こんなに偏りが出るとは驚いた」(ある企業の人事担当者)

 という声もあるほど、血液型と社員のタイプには相関関係が。最近は採用試験でコミュニケーション能力を重視する企業が多いから、「マイペース」と思われがちなB型はやや不利かも。

 B型の社員は自分の決断したとおりに行動しなければ気が済まない面があり、仕事でミスをして「責任をとって辞める」と考え出すと、上司や周りがどんなに説得しても聞く耳を持たない人が多い。

「ダラダラしているように見えても、B型は根はまじめ。また、100回のうち99回はノルマに達しなくても1回だけ史上空前の売上を達成したりするのもB型で、企業としてはB型の使いどころがカギです」

 こう話すのは鍼治療士としての経験から血液型別の性格・体質を独自に体系化、『血液型事典』の著書もある小萩喜一氏である。スポーツ界ではイチローや長嶋茂雄、芸能界では明石家さんまなど、その道で大成する人が多いのもB型の特徴だ。

 一方でA型は社会に適応するのがうまく、チームプレーも得意。血液型と免疫力の関係などに詳しい、東京医科歯科大学名誉教授で感染免疫学が専門の医学博士・藤田紘一郎氏もこう分析する。

「ミスの少ない完璧主義者で、細やかな神経が行き届き、周囲と協調できる傾向があるので、比較的どんな職業を選んでもうまくこなしていくタイプです。ルールを守ろうとする傾向があり、正義感が強いので、裁判官や弁護士、世の中の不正を正すジャーナリストにも向いています」

 チームプレーよりも個人プレーで能力を発揮するAB型は、芸術家や学者、研究者向き。O型の場合、やる気を出すかどうかは上司のハンドリング次第だそう。

※週刊ポスト2012年8月17・24日号

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