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Xenとzfsで作る家庭内VDIサーバ
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Z
zgock
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2013/09/07 東海道らぐオフ会での報告のスライドです
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Xenとzfsで作る家庭内VDIサーバ
1.
Xenとzfsで作る 家庭内VDIサーバ パススルーするよ! 安藤 達也(Zgock)@東海道らぐ
2.
レジュメ • 諸注意 • Zgock?こいつ誰よ? •
発端 • 第一次システム構築→⼀年運⽤してみて • 第二次システム構築 • Windowsゲストのベンチマーク • ユーザ(家族)の反応 • 質疑応答とか
3.
諸注意 • 全てをオープンソースで固めているわけではなく、プリプロなツール等も使 用しています • 家族に仮想Windows環境をサービスすることをメインにしていますので、 Windowsな話をかなり含んでいます、というよりそっちの話の方がたぶん 多いです •
ガチの勉強会で発表したら叱られる部分があるかもしれません • 地域LUGならまあいいよねってことで笑って許してください
4.
Zgock?こいつ誰よ? • 安藤と申します。愛知県の隅っこで流しのプログラマやってます • openSUSE使いです •
道楽で3DCGとかもやってたり • 趣味でトゥーンレンダラ (3DCGをアニメ/手書き風にレンダリングするレンダラ) を開発/公開してたりします • 何屋かと聞かれれば「CG屋/画像処理屋」と答えますが、良い⼦なので 好き嫌いせず何でも食べます
5.
発端 うちの旧ネットワーク構成 サーバルームサーバルームサーバルームサーバルーム(嫁曰く、「がらくた部屋」嫁曰く、「がらくた部屋」嫁曰く、「がらくた部屋」嫁曰く、「がらくた部屋」) 初代玄箱初代玄箱初代玄箱初代玄箱(80GB) debian etch 初代家庭内初代家庭内初代家庭内初代家庭内NAS GIGA LANDISK(250GB) 標準ファーム標準ファーム標準ファーム標準ファーム 二代目家庭内二代目家庭内二代目家庭内二代目家庭内NAS hp
ML110G6@i7-860&8GB windows server 2008R2 (3TB+1TB*2+160GB) 三代目家庭内三代目家庭内三代目家庭内三代目家庭内NAS Hyper-Vサーバサーバサーバサーバ 録画サーバ録画サーバ録画サーバ録画サーバ 時々レンダリングファーム時々レンダリングファーム時々レンダリングファーム時々レンダリングファーム その他サブその他サブその他サブその他サブPC (不定期稼働不定期稼働不定期稼働不定期稼働) 8port gigabit Hub (logitechの安物の安物の安物の安物) フレッツ光フレッツ光フレッツ光フレッツ光/ONU (外向けルータ外向けルータ外向けルータ外向けルータ) 仕事部屋仕事部屋仕事部屋仕事部屋(嫁曰く、「パパの巣」嫁曰く、「パパの巣」嫁曰く、「パパの巣」嫁曰く、「パパの巣」) お仕事お仕事お仕事お仕事PC windowsXP core2quad Q9550/6GB Visual Studioとかとかとかとか3DCG (時々時々時々時々(しょっちゅう?しょっちゅう?しょっちゅう?しょっちゅう?)ゲームゲームゲームゲーム) ダイニングダイニングダイニングダイニング 嫁嫁嫁嫁PC windowsXP CeleronD Officeとか年賀状とかとか年賀状とかとか年賀状とかとか年賀状とか 寝室寝室寝室寝室/遊び部屋遊び部屋遊び部屋遊び部屋 お遊びお遊びお遊びお遊びPC@i7-3770&8GB windows7x64 ネットとゲームネットとゲームネットとゲームネットとゲーム 子供も触る子供も触る子供も触る子供も触るPC リビングリビングリビングリビング ノートノートノートノートPC(無線無線無線無線LAN接続)接続)接続)接続) Athlonx2 QL64&4GB (普段は持ち歩き、リビングでど普段は持ち歩き、リビングでど普段は持ち歩き、リビングでど普段は持ち歩き、リビングでど うしてもうしてもうしてもうしてもPCが使いたい時接続が使いたい時接続が使いたい時接続が使いたい時接続) • 家庭内NASを足し継ぎ 足し継ぎで運用してきた ので3台のNASが転 がってる • リビング以外はCat6の 有線LANが引いてある • リビングでは必要な時だ けノートPCを無線LAN で使用
6.
ユーザ(家族)の現状に対する不満点 • 嫁「リビングでちゃんと家族顔を合わせたいな〜」 (訳:仕事場に引きこもんなコラ) →リビングで使うノートPCはちょっと非⼒で仕事で使うには苦しい Z「ノートが非⼒なんであれでリビングで仕事やるのはちと・・・」 嫁「新しいノートPCなんて買うお⾦はないよ?(^”^)」 • 嫁「あたしのPC、さすがに古いよね、やかましいし」 •
Pen4世代のCeleronだしねえ • そして家族写真とか、何気に(家庭的に)クリティカルなデータを抱えているのが 嫁PC • 嫁「ママがお台所してる間ダイニングで遊んでて〜」 ⼦供「え〜、ママのパソコン、ゲームできない〜。ニコニコも重いし」
7.
よろしい、ならばVDIだ!
8.
システム管理者(zgock)の現状に対する不満点 • 10年選⼿の⽞箱がさすがにへたってきたねぇ • 嫁「がらくた部屋のおっきなパソコン(ML110G6)、やかましいんだけど」 →サーバ機なんで確かにうるさいですw •
NASをRAID化して冗⻑化したいねぇ
9.
よろしい、ならばzfsだ!
10.
VDIとは? • Virtual Desktop
Infrastructure の略です • 仮想化で「クライアント環境を」集約することを指します • ユーザは仮想サーバ内のゲストクライアントにリモート接続し、仮想クライ アント内のアプリケーションを実⾏します • サーバー集約と異なり、ビデオ性能が求められたりと、サーバー集約とは また違った要件が発生します
11.
zfsとは? • Solaris用に開発されたファイルシステム • スケーラビリティ/冗⻑性確保/破壊耐性に優れている •
Solaris(openSolaris/openIndiana他)以外にも、FreeBSD等に もポーティングされている • Linuxではライセンスの問題で採用が遅れていた(今後もライセンスの 問題でカーネルに統合される確率は低い)が、春ごろにzfs on Linux のstableリリースが出た • Btrfsじゃダメなんですか? • 2013年現在ではまだ性能的な意味でzfsに分があります
12.
が、第一次システムを作ったのは 去年の話なので
13.
去年の時点では • zfs on
Linuxはまだunstableだった • (当時openSUSE12.1で試そうとしたけどxenカーネル下ではbuild出来なかっ た) • ではFreeBSD?→良い仮想ハイパーバイザがない • VirutalBoxぐらいしか選択肢が・・・ • ではopenIndiana?→KVMがパススルー対応していない • 同じくVirtualBoxぐらいしか・・・ • ・・・ESXiかなあ、消去法で
14.
こんな構成になりました 第一次VDIシステム構成 VMWare ESXi5.0u1 HyperVisor openIndiana
151a5 PCI SATA onBoard SATA RADEON HD 5550 RADEON HD 7750 onBoard Sound passthrough windowsXP windows7x64 passthrough passthrough passthrough iSCSi10Gbps iSCSi10Gbps VMWare DataStore (500gb) zpool (1TB*6) • openIndianaをESXiゲストにして、 HDD6台をSATAコントローラごとパ ススルー • WindowsゲストにはOiから内部 ネットワーク(疑似10Gbps)で iSCSIとして公開 • iSCSIディスクをESXiがWindows ゲストに分配 • WindowsゲストにRADEONとサウ ンドデバイスをパススルー • ESXi自身のデータストアは 安物のPCI-SATA(手持ちのHBA で唯一ESXiで認識できた)を使用
15.
ユーザ(家族)の反応は? • 嫁「あたしのパソコンでもYoutubeが⾒れる(^^)」 • 子供「台所のパソコンでもゲームできる(^^)」 •
嫁「⼦供起きてる間は仕事部屋に⾏かなくなったね」 • とまあ、概ね好評でしたが
16.
約⼀年運⽤してみて • 子供「前のパソコンよりゲームのロード遅くない?」 • →仮想10Gbpsとはいえ、iSCSIがボトルネックになってる? •
iSCSI→ESXi→ゲストとややこしいルート使うしなあ • 嫁「がらくた部屋のうるさいパソコンはうるさいままなの?」 • ESXiはPCIはパススルーできないので録画サーバの仮想化は諦めた • なのでML110G6は録画サーバとして稼働中 • ⼦供「パパー、ゲームのパソコン電源⼊れて〜」 z「わかったちょっと待ってな(vSphere Client起動)」 ⼦供「パパまだ〜?」 • vSphere Clientって起動遅いよね
17.
そう、ESXiはデバイスの適合が 厳しいんです
18.
そして⼀年後(先月) • zfs on
LinuxのRCが取れて安定板がでた • Open Build ServiceのopenSUSE準公式リポにもzfsが入った! • まずは仮想環境で実験 • openIndianaで作ったzfsアレイ(これも仮想HDD)をそのままLinuxでインポートすることに成 功! • こつこつお小遣いためてintel HD Graphic内蔵のXeon入手! • ESXi→Linuxに移⾏する目途が⽴った!
19.
第二次VDIシステム ハードウェア構成 • CPU:Intel
Xeon 1245V2(4コア8スレッド IvyBridge 3.1GHz) • VT-d対応/購入当時値頃だった/Intel HDグラフィックス内蔵 • M/B : ASRock Z77 Extreme4 • ASRockはXenのパススルー関連での動作報告が多い • 標準のSATA 6portに加え、さらに2portのSATA • PCISATAが不要に • オンボードNICがtg3(e1000でこそないけどなかなか素性がよろしい) • Mem:32GB PC1333 Non-ECC • 本当はECC使いたいところだけど、値段が跳ね上がるので • VGA :Intel HD 4000P/RADEON HD7750&5550
20.
第二次VDIシステム ハイパーバイザ選定 • Xen/KVM/ESXiの三択 •
ESXi 対応デバイスが厳しい • KVM HBAの対応は問題ないが、Intel HDがパススルーできない • Xen 設定が色々面倒→それでもopenSUSEならきっと! • パススルーできるVGAの種類はXenが圧倒的に多い • △=プライマリVGAに設定されている時に限りパススルー可能 Xen KVM ESXi RADEON HD 3xxx以降 ○ ○ ○ Nvidia Quadro(Fermi以降) ○ ○ ○ Nvidia Quadro(G92世代) ○ ○ × Nvidia Geforce 8xxx以降 △ × × Intel HD Graphics △ × × • Xenで決定
21.
第二次VDIシステム ソフトウェア構成 • Dom0:openSUSE
12.3 x86-64 • 準公式リポにxenカーネル用のzfsモジュールがある • これが意外とないんです、xenとzfsの同居をリポジトリでサポートしてくれるディストリが • Xen4.2/zfs0.6.1 • DomU1:Windows7 x64(録画/エンコードサーバ) • Intel HD4000とPT2(TVカード)をパススルー • DomU2:Windows7 x86/x64(ゲーム用/仕事用/etc) • RADEON HD7750をパススルー • DomU3:WindowsXP(嫁PC/ゲーム用etc) • RADEON HD5550をパススルー
22.
シンプルな構成になりました 第二次VDIシステム構成 • openSUSE下のzfsから単純 にXenゲストにzfsボリュームを 物理マッピング • WindowsゲストにVGAとTV カードをパススルー •
onBorad SATAが8portに なったのでPCI SATAが不要 に(キャッシュ/ログデバイスに SSDを搭載する余裕が出た) OpenSUSE 12.3 onBoard SATA Xen 4.2 zfs 0.6.1 RADEON 5550 RADEON 7750 Intel HD4000 PT2 windowsXP windows7 windows7 Physical Mapping passthrough passthrough passthrough passthrough zpool (1TB*6) ext4 (500gb)
23.
openSUSEの導入 • インストーラに従い素直にインストールするだけなので割愛 • サーバーだから大丈夫だよねとテキストモードでインストールすると後々嵌る •
XFCEデスクトップとしてインストール • zfsのインストール • YASTでリポジトリに「Open Build Service-ファイルシステム」を追加 • zypper in zfs • Xenのインストール • YASTで「ハイパーバイザのインストール」>Xenを選択 • 面倒なブリッジ設定とかも自動でやってくれます
24.
パススルーの設定 • YAST>sysconfigエディタを起動 • System>Kernel>INITRD_MODULESに”pciback”を追加 •
lspciでパススルーしたいデバイスIDを確認 • /etc/default/grubを編集 • GRUB_CMDLINE_LINUX_XEN_REPLACE_DEFAULTセクションを追加 • GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTの内容をコピー • 末尾にパススルー用のパラメータを追加 • openSUSEはSLESとの後⽅互換性のため、コマンドが若⼲違います(Xen wikiより) • pciback.permissive pciback.hide=(デバイスID) (デバイスID) 'pci=resource_alignment=デバイスID;デバイスID‘ • GRUB2の場合pci=句を’’で囲んであげる必要があります • dmesg | grep pcibackでデバイスアサインのメッセージが出ればOK
25.
Windowsゲストのインストール • ゲスト用ボリュームの作成 • zfs
create –V 100g tank/windows7 • zpool tank上に100GBのボリュームを作成 • 「YAST>仮想マシンの作成」でVM作成 • この時点ではまだパススルーしません • サウンドデバイスは「なし」にしておきます • NICは「rtl8139」にしておくのが一番無難です • 今作成したボリュームをHDDに、isoファイルをCDに当ててインストール開始 • 特記することもないので粛々とインストール • インストールが終わったら膨大なwindows Updateを粛々と実施
26.
準仮想化ドライバのインストール • 準仮想化ドライバとは? • ハードウェアエミュレーションを通さずに直接XenのAPIを経由してホストのAPIを呼び出すドライバ です •
KVMでいうところのvirtioドライバとほぼ同義です • XenではWindows用に「GPLPV」というドライバがあります • GPLPVドライバのダウンロード/インストール • http://www.meadowcourt.org/downloads/ からダウンロード • ぐぐって最初に⾒つかる「署名付きドライバ」はバージョンが古いので注意 • 上記URLのドライバは特に書いてないけど署名付きです • msi形式なのでそのままインストール(エディションと32/64bitに注意) • windows7&8はVista2008用でOK • ネットワーク形式の変更 • インストール後、シャットダウンしたらネットワークの形式を「準仮想化」に変更 GPLPV導入前 GPLPV導入後 WindowsServer2008R2からの ファイルコピー 30Mb/s 90Mb/s
27.
リモートソフトウェアのインストール • リモートデスクトップじゃダメなんですか? • 用途によっては十分なのでその場合はスキップしてOKです •
今回は、ゲームやらエンコードやらgpuネイティブな処理をしたいので • おすすめは「Mirror-DTC」 • T.ishiiさん開発のフリーウェアです(オープンソースではないです) • Windows-Windowsをそれなりに速い回線でつなぐなら最強ですたぶん • http://homepage2.nifty.com/t_ishii/mc/ からダウンロード • インストーラに従ってサーバをインストール • Windowsファイアウォールの設定も忘れずに • Linuxゲストは普通にVNCでいいんじゃないかな? • Linux版のMirror-DTCもあるけど、まだ不安定
28.
仮想サウンドドライバのインストール • Mirror-DTCで繋ぐ場合に限り、「仮想サウンドドライバ」を使うことでサウンド カードをパススルーしなくても音を鳴らせます • WindowsXPの場合 •
TiVSoundという仮想ドライバがあります • http://homepage2.nifty.com/t_ishii/vs/index.html から • Mirror-DTCと同一作者ですので相性は完璧です • Windows7の場合 • 「AV Voice Changer Diamond」というソフトに付属の仮想サウンドドライバが使えま す • http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se477849.html から評価版が 落とせます • 仮想ドライバのインストール後は評価版をアンインストールしてもOK • ちょっとグレーなので、それが嫌な方は、フリーのvdaplusというドライバもあります • ただし未署名ドライバなのでx64ではそれなりに設定が必要です • http://blog.lpm11.net/labs/vadplus_x64
29.
インストール済HDDのclone • スナップショットの作成 • zfs
snapshot tank/windows7@installed • 「ボリューム名@タグ」でスナップショットを作成します • zfsのsnapshotは「その時点のセクター情報」のコピーなので、一瞬で終わります • zfs clone tank/windows7@installed tank/windows7.hd4000 • スナップショットを元に新しいブロックデバイスを作ります • この時点では管理情報の数kbしか消費しません • 新しいデバイスに何か書き込むと、「その差分セクタだけ」容量が増えていきます • zfs clone tank/windows7@installed tank/windows7.radeon • HD4000パススルー用とRADEONパススルー用の2つのボリュームを用意します
30.
HD4000のパススルー(1) • cloneしたボリュームを使って新しい仮想マシンを作ります • YASTから「新規仮想マシン」を選ぶもよし •
/etc/xen/vm の下に設定ファイルがありますので、わかっている人ならそれをコ ピーするもよし • 仮に 「win7hd4000」という仮想マシンを作ったとします • インストール済みなので起動したらすぐシャットダウンで作成完了です • 仮想マシン定義ファイルの編集 • vi /etc/xen/vm/win7hd4000 • 以下の⾏を追加します • xen_platform_pci=1 • pci=[‘HD4000のデバイスID’] • gfx_passthru=0
31.
HD4000のパススルー(2) • 仮想マシンwin7hd4000を起動します • セカンダリVGAとしてHD4000を認識します •
Intelの最新ドライバをインストールします • インストール後「再起動するか?」と聞いてきますが「いいえ」とします • シャットダウンします • Xen設定ファイルの書き換え • gfx_passthru=1とします • gfx_passthru=0 xen(qemu)の仮想VGAをアクティブにし、パススルーVGAをセカンダリ にします • gfx_passthru=1 仮想VGAを無効にし、パススルーVGAをプライマリにします • win7hd4000を再起動すればHD4000が有効になります • Mirror-DTCで繋いだ時にAeroが有効になっていればOK
32.
RADEONのパススルー(1) • cloneしたボリュームを使って新しい仮想マシンを作ります • HD4000の時と同じなので割愛 •
仮に 「win7radeon」という仮想マシンを作ったとします • 仮想マシン定義ファイルの編集 • vi /etc/xen/vm/win7radeon • 以下の⾏を追加します • xen_platform_pci=1 • pci=[‘RADEONのデバイスID’] • gfx_passthru=0
33.
RADEONのパススルー(2) • 仮想マシンwin7radeonを起動します • セカンダリVGAとしてRADEONを認識します •
AMDの設定ユーティリティーは.Net Framework4を使用しますので、update時点で 入れてなかったらここで入れておきます • AMDの最新ドライバをインストールします • インストール後「再起動するか?」と聞いてきますが「いいえ」とします • シャットダウンします • Xen設定ファイルの書き換えはいりません • RADEONのBIOSは(ほとんどのカードが)仮想化対応されているので、アクティブになった 時点で仮想VGAが勝手にOFFになります • win7radeonを起動すればRADEONが有効になります • この時、必ずRADEONにモニターケーブルを繋いでおくこと • 切替機の類に繋いでもOKです
34.
HD4000のベンチマーク • Intel Quick
Sync Videoのテスト • オープンソースのエンコーダ「Handbrake」を使用してgpuエンコード • Intel QSV対応はまだリリース版には載っていませんので最新のNightlyをダウン ロード • http://handbrake.fr/nightly.php から • エンコードテスト • 仮想コア2コア/メモリ2GBを割り当て • 録画したBS番組(30分/約3.5GB/ts形式)をエンコード • QSVエンコード 約8分(平均130fps) • x264エンコード(比較用) 約32分(平均27fps)
35.
RADEONのベンチマーク • DirectXのベンチマーク • 「ゆめりあベンチ」を使用してベンチマーク •
1024x768 画質最高 • RADEON HD7750 スコア82000 • RADEON HD5550 スコア26000 • 実機スコアより5%程度ダウン • パススルー効率というよりリモートプログラムが⾛っている分のオーバーヘッドの模様 • 参考 実機スコア • RADEON 7750 85000前後 • Geforce 8600GT 28000前後
36.
用途別HDDのclone • スナップショットの作成とclone • zfs
snapshot tank/windows7.radeon@installed • zfs clone tank/windows7.radeon@installed tank/windows7.game • 子供用ゲーム環境 • zfs clone tank/windows7.radeon@installed tank/windows7.cg • CG用環境 • zfs clone tank/windows7.radeon@installed tank/windows7.dev • 仕事用環境 • 用途別にインストールプログラムを変えたボリュームを作成しても差分し かHDDを消費しません
37.
最終構成 現在のネットワーク構成 • NASを1台に統合 • うるさいサーバはCGレン ダリング時だけの不定期 稼働に •
嫁PCは基本ただのシン クライアントに(そのうち置 換予定) • 遊び部屋PCが無駄に オーバースペックなシンク ライアントにw サーバルームサーバルームサーバルームサーバルーム(嫁曰く、「がらくた部屋」嫁曰く、「がらくた部屋」嫁曰く、「がらくた部屋」嫁曰く、「がらくた部屋」) Xenサーバ兼サーバ兼サーバ兼サーバ兼zfs-NAS(New!) (1TB*6+250GB+3TB) hp ML110G6@i7-860&8GB windows server 2008R2 (1TB+160GB) 時々レンダリングファーム時々レンダリングファーム時々レンダリングファーム時々レンダリングファーム (不定期稼働化不定期稼働化不定期稼働化不定期稼働化) その他サブその他サブその他サブその他サブPC (不定期稼働不定期稼働不定期稼働不定期稼働) 8port gigabit Hub (logitechの安物の安物の安物の安物) フレッツ光フレッツ光フレッツ光フレッツ光/ONU (外向けルータ外向けルータ外向けルータ外向けルータ) 仕事部屋仕事部屋仕事部屋仕事部屋(嫁曰く、「パパの巣」嫁曰く、「パパの巣」嫁曰く、「パパの巣」嫁曰く、「パパの巣」) お仕事お仕事お仕事お仕事PC windowsXP core2quad Q9550/6GB Mirror-DTC ダイニングダイニングダイニングダイニング 嫁嫁嫁嫁PC windowsXP CeleronD Mirror-DTC 寝室寝室寝室寝室/遊び部屋遊び部屋遊び部屋遊び部屋 お遊びお遊びお遊びお遊びPC@i7-3770&8GB windows7x64 Mirror-DTC リビングリビングリビングリビング ノートノートノートノートPC(無線無線無線無線LAN接続)接続)接続)接続) Athlonx2 QL64&4GB (普段は持ち歩き、リビングでど普段は持ち歩き、リビングでど普段は持ち歩き、リビングでど普段は持ち歩き、リビングでど うしてもうしてもうしてもうしてもPCが使いたい時接続が使いたい時接続が使いたい時接続が使いたい時接続) Windows7 with RADEON7750 WindowsXP wtih RADEON5550 Windows7 with Intel HD400 録画録画録画録画/エンコードサーバエンコードサーバエンコードサーバエンコードサーバ
38.
ユーザ(家族)の反応は? • 嫁「がらくた部屋が静かになった(^^)」 • サーバ一台止めたからね •
⼦供「ゲームのロード早くなった〜(^^)」 • ⼦供「パパー、ゲームのパソコン電源⼊れて〜」 z「あいよ(sshで入ってxmコマンド叩く)入れたよ」 ⼦供「はや〜い」 • 家族全員のPCのディスクがRAID-Z2(RAID6相当)である安心感 • 嫁「次買うノートパソコン、ゲーム用の高いのでなくていいね?(^^)」 • これまでGPU内蔵ノートにこだわってたけどこだわる理由がなくなった • 今のところ好評です
39.
はまったところ • 仮想コア全部消費するとkernel panic •
zfsがそれなりにcpu資源を使うので1コアはzfs用に開けておかないと危険 • 今現在は • 録画/エンコードサーバ(HD4000/Windows7):2コア • ゲーム/仕事/CG用クライアント(RADEON7750/Windows7):3コア • 嫁PC/サブゲーム用(RADEON5550/WindowsXP):2コア • 7コア稼働状態で安定稼働中
40.
まとめ • 今zfsなNAS作るなら何がお勧め? • NASしかしない •
性能重視ならopenIndiana(cifsとかiSCSI周りの速度/安定性が素晴らしい) • napp-itというsolaris系専用web管理ツールが何気に優秀 • 使いやすさ重視ならfreeNAS系(情報量ならfreeNAS/機能ならNAS4free) • 他も色々やりたい(特に仮想化関係とか) • お好きなLinuxディストリ+zfs on Linuxで • Xen+zfsやりたいんならopenSUSEお勧め • IntelHDやGeforceパススルーしないならkvmの方が楽です • VMWare ESXiはある意味もっと楽です
41.
課題 • いいWeb管理ツールないかなあ? • zfsとXenの管理ができるいいweb管理ツール探してます •
Solaris時代のnapp-itが優秀すぎた? • Webminになるのかなあ?←Linux版のzfsモジュールはまだなかったよ!orz • 完全シンクライアント化 • シンクライアントだしatomとかでよくね? • いっそarm-Linux? • うちで一番うるさいユーザ(嫁)が最初に使うので慎重に検討中w
42.
質疑応答とか
43.
ありがとうございました!
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