以前の記事で作成した、PC-9821エミュレータ上のMS-DOS環境。今回はここに転送した昔愛用したアプリの中から、いくつかピックアップして紹介したいと思います。
プログラミングを学びながら使ってきたツールたちばかり。それでは早速始めていきましょう♪
MS-DOSを使うなら必須のツール
まずは以前の記事でも紹介したファイラー「HF」。現在は既に入手も不可能ということで、かなり貴重な存在となってしまいました。大事に保存しておかなければ!
次はテキストエディタとしては定番だった「VZエディタ」。HFとも連携させて使えます。MS-DOS標準の「SEDIT」コマンドよりはるかに高機能!使い方の大半は既に忘れていますが、MS-DOS時代のテキストファイル編集ではとにかく重宝しました。
2つのファイルを同時に編集できます。画面を分割して同時表示させたりできるので、他のファイルを参照しながら入力なんてことも可能です。WindowsやMacOSでは当たり前にできることですが、MS-DOS時代は色々と大変でした。
日本語入力システムとして現在も愛用しているATOK。そのMS-DOS時代バージョンも入っています。こちらはATOK8の環境設定プログラムを起動させたところ。
ATOKって、MS-DOSの時代から賢い変換システムだったんですよね~♪個人的には、一太郎Ver.3の頃からお世話になっております☆
ペイントソフトも2種類使用
まずは「Z’s STAFF KiD98」から。1990年のソフトですね!本当に長いこと愛用したペイントソフトです。
画面全体がキャンバスで、1枚絵をそのまま保存する感じです。BASIC言語の時代、このソフトで描いた絵をBASICで表示させ、プログラムでパーツ化するという方法を使っていました。面倒だったなぁ~
ルーペ機能を使って、ドット絵を細かく作るなんて作業をよくやっていたものです。今はフルカラー当たり前ですが、この時はまだ4096色中16色しか利用できませんでした。
もう1つのペイントソフトは「マルチペイント」。KiD98の数年後に購入したペイントソフトです。
こちらも画面全体がキャンバス。KiD98よりも編集機能が高機能で、慣れるととても楽に作業できます。ルーペもこんなに巨大化できます♪
画面のサイズが 640×400ドットしかないのが、PC-98シリーズって感じがして好きです。このサイズでも当時は全然狭く感じなかったなぁ。
プログラムといえばBASIC言語
PC-98シリーズのプログラミング言語といえば、やはり手軽に使うことの出来る「N-88 BASIC(86)」です。今回はそのMS-DOS版を起動させてみました。Disk BASICと呼ばれるものとは少し違い、MS-DOS版独自の機能も追加されました。
お遊びで8行のプログラムを入力してみました。このプログラムを走らせてみると…
画面全体にカラフルなラインが描かれました。それだけのプログラムですが、こういったものを色々と作ることで、知識を身につけていきました。
BASICの付属マニュアルにサンプルで掲載されていそうな、とってもシンプルなプログラムですが、数十年経った今でも意外とまだ覚えているものですね。昔を思い出してしまいました~♪
ファイルの中にミニゲームを発見!
BASICのフォルダの中に、昔自分で作ったプログラムもいくつか残っていました。その中の1つがこちらの「スピードゲーム」。シンプルなキータッチ練習プログラムです。100行ちょっとのプログラムでした。
自分でも作ったことをすっかり忘れていました。中身が気になったのでちょっと動かしてみましたよ!
シンプルなタイトル画面登場。何かキーを押すと始まります。
うわ~めっちゃシンプルな画面!一定時間内に画面のどこかに表示されているアルファベットや記号のキーを押す!というものです。
半角文字なので、画面端の方に出ると見つけにくいこともあります♪
ミスタッチすると1ミスで、3回ミスるとゲームオーバー!当然BGMなどは無く、武骨なビープ音(ブザー)がピーピーなるだけです。
こんなプログラムでも、完成してきちんと動いてくれると嬉しいものですよ。そんな当時の楽しさを思い出しながら、現在iPhoneアプリを開発するための勉強中です。
今回紹介したペイントソフトで作成した画像を使った、オリジナル短編RPGも移植します。Windows版は現在ベクターでダウンロード可能ですので、まずはそちらを近日ご紹介したいなと思っています。
大きな期待はせずにお待ち下さい♪
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