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ネットで弁護士相談できる「弁護士ドットコム」で相談してみた – 2008年 5月11日

ちょっと法律的に確認したいことがあったので、ネット経由で弁護士に相談できるという「弁護士ドットコム」を使ってみました。

弁護士に相談する機会は、滅多にないと思いますが、法的な後ろ盾があると何かと安心ですよね。これって法的にどうなんだろ?を気軽に確認したい方の参考になれば。

弁護士ドットコムとは

弁護士ドットコムには、「法律入門」や「みんなの法律相談所」といった情報提供や参加側コンテンツもありますが、メインは「インターネット法律相談」という有料の法律相談サービスです。

「インターネット法律相談」は、3150円で弁護士に相談することができます。担当する弁護士は、相談した分野に詳しい人が答えてくれます。弁護士登録数は730人(2008/05月現在)とのこと。

相談してみた

使い方は非常にシンプル。会員登録をして、2000 文字以内の相談を送るだけ。そうすると、担当弁護士が決定するので、弁護士プロフィールをみるなどして、お願いしたければ、その弁護士に直接 3150円 を振り込む。

振り込んだら、あとは回答を待つだけとなります。回答に対して1回だけ再相談することができます。そのやりとりだけで解決しない場合は、直接相談することもできます。これはもちろん、追加費用が必要。

1. 会員登録
2. 相談
3. 弁護士決定
4. 振り込み
5. 回答
6. 終了

私の場合は1発回答で解決したので、会員登録して終了するまでに24時間というスピード解決できました!

使ってみて感じたこと・コツ

1回しか利用していないので、参考になるかわかりませんが、使ってみた感想や次回使うならこうしよう!と思った点を書き出してみました。

■相談は簡潔かつ短く、でも正確・詳細に

2000文字という相談文の制限は、正確に伝えようとすると結構厳しい。ただ、短くしようとすると、細かいニュアンスが伝わらなかったりするので、一度テキストエディタなどで伝えたいことを全部正確に洗い出して、気になるポイントは細かく、それ以外はシンプルにまとめて、何とか2000文字以内に収めてみて下さい。

全部を文章にするのではなくて、[概要] [関係者] [関連法規] [類似事例] [具体的に知りたい相談]というように、箇条書きにすると、弁護士の方にも伝わりやすいかも知れません。法律のプロでも、細かい事実が正確に理解できないと判断できないですしね。

■気になるプライバシー

ネット経由で相談するということは、その相談が一体誰に見られるのか?法人利用の場合、企業秘密が漏れないか?等心配になると思います。

弁護士ドットコムには、mixiの足跡機能みたいなものがあって、自分の相談を見た弁護士というのがプロフィール付きで表示されます。また、弁護士には守秘義務等があるので、そのあたりは安心できそうです。弁護士側は、自分が気になるタイトルの相談があると、答えることができるかクリックして確認するみたいです。

ちなみに私の場合は、1つめの足跡の方が回答登録してくれたので、その方にお願いしました。

■回答のクオリティ

玉虫色の回答をして、面談にこさせるのが目的では?なんて心配を少ししていたのですが。。全然そんなことはなくて、普通に細かく回答をしてくれて、その回答で一件落着という感じでした。

もちろん、内容によっては、実際にヒアリングしてみないとなんとも言えないなどあるとは思いますが。

まとめ

私の質問は、これは適法か?許認可が必要か?という白黒判定をするような相談だったので、結果的には、ものすごく適していたと思います。

逆に消費者被害や建設紛争、刑事事件といった、かなり詳細な背景やヒアリングが必要な案件での一発解決は難しいかもしれまえん。

「これって法的にOK?」とか「こうしたいけど大丈夫?」というような白黒判定や確認の相談をお持ちの方は、検討してみてもいいかもしれませんね!

カテゴリー:Webサービス