【中国から探る日本株】「中国のアップル」小米の躍進続く、初のタブレットではシャープと提携

2014年5月13日 08:11

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:12JST 【中国から探る日本株】「中国のアップル」小米の躍進続く、初のタブレットではシャープと提携
中国の新興スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)の躍進が続いている。香港の調査会社カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチの最新リポートによると、中国のスマホ市場における小米のシェアは今年1-3月期に11%となり、国内3位に浮上した。米アップルを上回り、第2位の中国レノボ(12%)に肉薄する結果となった。

同リポートによると、シェアトップは韓国サムスン電子の18%。アップルは10%で、中国の酷派(クールパッド)と同率4位だった。これに続いて、中国の華為科技(ファーウェイ)が8%、中興通訊(ZTE)が6%を確保。ソニー<6758>はシェア1%と大きく水をあけられている。

小米は2010年設立の新興企業で、地元での別名は「中国のアップル」。低価格と高パフォーマンスを両立させたデザイン性の高いスマホで、若者を中心に人気を集めている。そのスマホ販売台数は2012年の700万台から、2013年には1900万台まで急増。2015年には現在の約4倍に相当する1億台を目指すとの目標を掲げている。

このほか、小米は近く同社初となるタブレット端末の発売も予定している。外電報道によると、ブランド名は「MiPad」で、シャープ<6753>の液晶パネル「IGZO」を搭載するもよう。今週15日の発表会でその詳細が明らかにされる見込みという。ブランド名といい、アップルを強く意識したものとなりそうだ。《NT》

関連記事