Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

ライブラリ関数一覧

標準ライブラリ関数については 第7章 で簡単に触れましたが、ここでは第7章では扱わなかったANSI標準ライブラリ関数を、簡単な用例も示して詳しく説明することにします。

なお、下記の「☆」はこの付録での書き下ろし、「○」は本編へのリンクを示します。

【時刻・日付管理関数】

ヘッダ: time.h
関数名説明
asctimetm構造体を文字列へ変換
clockプログラム実行開始からの経過時間(プロセッサ時間)を取得
ctime日付と時刻を文字列へ変換
difftime2つの時間の差(秒単位)を算出
gmtimetm構造体(グリニッジ時間)への変換
localtimetm構造体(日本時間)への変換
mktimetm構造体を time_t型に変換
time現在時刻の取得

【メモリ操作関数】

ヘッダ: stdlib.h
関数名説明
calloc指定バイト分のメモリ領域をn個分確保
freeメモリ領域の解放
malloc指定バイト分のメモリ領域を確保
reallocメモリの割り当てを変更する

【擬似乱数操作関数】

ヘッダ: stdlib.h
関数名説明
rand擬似乱数を返却
srand擬似乱数の発生系列を変更する

【入出力関数】

ヘッダ: stdio.h
関数名説明
clearerrエラー状態のクリア
fcloseファイルのクローズ
feofファイル終了の検知
ferrorファイルエラーの検知
fflushバッファのフラッシュ
fgetcファイルから1文字を取得
fgetposファイル位置の取得
fgetsファイルから1行文字列を取得
fopenファイルのオープン
fprintfファイルへ書式付で出力
fputcファイルへ1文字出力
fputsファイルへ1行文字列を出力
freadファイルから size バイトのデータを n 個読み込み
freopen新たにファイルをオープンし、ストリームと結びつける
fscanfファイルから書式付で入力
fseekファイル位置指示子の設定
fsetposファイル位置の設定
fwriteファイルへ size バイトのデータを n 個書き込み
getcファイルから1文字を取得(マクロ)
getchar標準入力から1文字を取得
gets標準入力から1行文字列を取得
perrorシステムエラーメッセージの出力
printf標準出力へ書式付で出力
putcファイルへ1文字出力(マクロ)
putchar標準出力へ1文字出力
puts標準出力へ1行文字列を出力
removeファイルを削除する
renameファイル名を変更する
rewindファイル位置指示子を先頭に戻す
scanf標準入力から書式付で入力
setbuf入出力バッファの設定
setvbufモード指定による入出力バッファの設定
sprintf書式指定変換した出力を文字列に格納
sscanf文字列から書式指定にしたがい入力
tmpfile
tmpnam
vfprintf
vsprintf

【文字列処理関数】

ヘッダ: string.h
関数名説明
memchr文字を n バイト中から検索する
memcmpn バイトメモリブロックの比較
memcpyn バイトメモリブロックのコピー
memmoven バイトメモリブロックの移動
memsetn バイトメモリブロックのセット
strcat文字列の連結
strchr文字列の先頭から文字を検索する
strcmp文字列の比較
strcpy文字列のコピー
strcspn文字列から文字群が含まれない長さを求める
strerrorエラー番号に対応するエラーメッセージを得る
strlen文字列の長さの取得
strncat文字列を n 文字連結
strncmp文字列を n 文字比較
strncpy文字列を n 文字コピー
strpbrk文字列から文字群が見つかった位置を求める
strrchr文字列の最後から文字を検索する
strspn文字列から文字群が含まれる長さを求める
strstr文字列1から文字列2を検索
strtok文字列を区切り文字で分解する

【文字処理関数】

ヘッダ: ctype.h
関数名説明
isalnum文字が英数字(A〜Z、a〜z、0〜9)か検査
isalpha文字が英文字(A〜Z、a〜z)か検査
iscntrl文字が制御文字(0x00〜0x1f、0x7f)か検査
isdigit文字が数字(0〜9)か検査
isgraph文字が空白を除く印字可能文字(0x21〜0x7e)か検査
islower文字が英小文字(a〜z)か検査
isprint文字が印字可能文字(0x20〜0x7e)か検査
ispunct文字が区切り文字(0x21〜0x2f、0x3a〜0x40、0x5b〜0x60、0x7b〜0x7e)か検査
isspace文字 c が空白、タブ、復帰、改行、垂直タブ、改頁(0x09〜0x0d、0x20)か検査
isupper文字が英大文字(A〜Z)か検査
isxdigit文字が16進表示文字(0〜9、A〜F、a〜f)か検査
tolower大文字なら、小文字に変換
toupper小文字なら、大文字に変換

【算術処理関数】

ヘッダ: math.h
関数名説明
acosアークコサイン値の返却
asinアークサイン値の返却
atanアークタンジェント値の返却
atan2y/x のアークタンジェント値の返却
ceil小数点以下切り上げ
cosコサイン値の返却
coshハイパボリック コサインの返却
exp指数関数 e の x乗を返却
fabsdouble型の絶対値を返却
floorデータ x を切り下げ返却
fmodx / y の余りを返却
frexp
ldexp
log自然対数 log を返却
log10常用対数 log10 を返却
powx の y乗を返却
sinサイン値の返却
sinh
sqrtx の平方根を返却
tanタンジェント値の返却
tanh

【その他】

ヘッダ: stdlib.h
関数名説明
abort
absint型データ n の絶対値を int型で返却
atexit
atof文字列を double型変数に変換して返却
atoi文字列を int型変数に変換して返却
atol文字列を long型変数に変換して返却
bsearch
div
exit
getenv
labs
ldiv
qsort
strtod文字列をdouble値に変換(エラー検出あり)
strtol文字列をlong値に変換(エラー検出、基数指定あり)
strtoul文字列をunsigned long値に変換(エラー検出、基数指定あり)
system
ヘッダ: assert.h
関数名説明
assert
ヘッダ: signal.h
関数名説明
raise
signal
ヘッダ: setjmp.h
関数名説明
longjmp
setjmp
▲▲TOP▲▲

banner
「初心者のためのポイント学習C言語」
Copyright(c) 2000-2004 TOMOJI All Rights Reserved