Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > Firefox5正式版リリース!年内にはFirefox9へ!

Firefox5正式版リリース!年内にはFirefox9へ!

2011年06月22日 パソコン(PC)
Firefoxの最新版「Firefox5」が正式リリースされました。Firefox5の変更点は以下の通りです。
・CSS アニメーション に対応
・Do Not Track ヘッダ送信の設定を見つけやすいところへ移動
・パフォーマンス向上のため、HTTP アイドル接続方式の調整
・Canvas、JavaScript、メモリ、ネットワーキングのパフォーマンスを強化
・HTML5、XHR、MathML、SMIL、Canvas といった Web 標準への対応を強化
・一部の言語でスペルチェックの精度を強化
・Linux デスクトップ環境との統合を強化
・WebGL コンテンツが クロスドメインテクスチャを読み込めなくなった
・バックグラウンドのタブで設定されている setTimeout と setInterval のタイマー間隔が、パフォーマンス向上のため 1000ms に固定
・いくつかの安定性に関わる問題を修正
・いくつかのセキュリティ問題 を修正
HTML5やCanvas機能(参考:HTML5 CanvasでつくるRPGを買った)の強化、JavaScriptの高速化、CSSアニメーション対応などが盛り込まれています。

Firefoxはこの後6週間ごとにメジャーアップデートを繰り返し、年内にはFirefox9へと到達する予定です。Firefoxは「高速リリースサイクル」を採用し、今までの「半年から1年周期のアップデート」は終了しました。その理由は、「Web ブラウザは、他のアプリケーションと異なり、Web という生き物を相手にしている」からだそうです。ライバルGoogle Chromeのバージョンアップペースも早く、これからはバージョンアップ合戦が繰り広げられそうです(IEももっと早く進化してくれると嬉しいのですが…)。

特に今後は、HTML5やCSS3などの新たな動きが採用されていきます。それに合わせて、Firefoxのリリースペースも早くしたようです。アップデートが早いと、「頻繁に更新するのは面倒」という声が聞こえてきそうです。Firefoxには「自動更新機能」が搭載されているため、一応バージョンについてあまり深く考えなくても良いようになっているようです。

なおFirefoxユーザーなら、「アップデートしたらアドオンの互換性が…」と嘆いたことのある人も多いのではないかと思います。

そんな人のために、アドオンの互換性を無視するための設定方法を紹介しておきます。

Firefoxのアドオンの互換性を無視するための設定



下記の手順を実行すると、Firefoxのアドオンの互換性がチェックされなくなります。
1. URLバーから「about:config」と打ち込んで、エンターキーを押す。
2. 設定名の下辺りでもどこでも良いので、適当に右クリックして、「新規作成」>「真偽値」を選択する。
3. 設定名を入力してくださいのところで、「 extensions.checkCompatibility.5.0」と入力する。
4. 真偽値として、「false」を選択する。
これにより、新しいバージョンのFirefoxに対応していないアドオンでも、大抵のアドオンは動くようになるはずです(アップデートにより、Firefox側で大きく機能が変わったもの等は動かないかもしれません。互換性がチェックされないため、動作の保証は一切ありません)。

「extensions.checkCompatibility.5.0」の数値のところを、新しいFirefoxのバージョンにあわせて変えれば、新しいFirefoxがリリースされたときにも対応できます。「アドオンの互換性が不安でアップデートできない」というようなことも少なくなるのではないでしょうか。

とりあえず、自分でもFirefox4からFirefox5に更新してみて、動作速度がさらに速くなったように感じています。

Firefoxをセーフモードで起動する方法



もしFirefoxがクラッシュしたり、アドオンが異常になってFirefoxが起動できなくなったりした場合、Firefoxをセーフモードで起動させて復活させる方法があります。セーフモードでの起動方法は以下の通りです。
1. Shiftキーを押しながら、Firefoxを起動する。
Windows版Firefoxの場合(Windows以外は確認していません)、Shiftキーを押しながらFirefoxを起動すると、セーフモードでFirefoxを起動できます。最初に表示されるセーフモードダイアログで、「セーフモードを続ける」ボタンをクリックすると、Firefoxをセーフモードで開始できます。このセーフモードでは拡張機能やテーマが無効化され、カスタマイズしたツールバーも一時的にデフォルトに戻されます。「全てのアドオンを無効化」、「ツールバーとコントロールをリセット」、「ユーザ設定をリセット」などのチェックボックスの変更は、一時的でなく恒久的な変更になります。もしFirefoxがおかしくなってしまった場合は、セーフモードで起動してから、対策を練ってみてください。



関連リンク