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Google 広報部

Google では、IPSOS、モバイルマーケティング協会(MMA)と協力して、世界 30 カ国、30,000 人のスマートフォンユーザーを対象に、スマートフォンに関する大規模な行動・意識調査を行いました。本日より、同調査結果を日本でも公開いたします。

この調査は、スマートフォンの普及率、利用状況・シーン、使用用途、オンラインコマース(情報収集と購入行動)、広告への反応の 5 つのカテゴリに分かれており、Our Mobile Planet サイトで、自由に調査結果をご覧いただくことができます。

調査結果から、日本に関する興味深い結果をご紹介します。
  • 日本のスマートフォンユーザーがインストールしているアプリ数は平均 45 個で、調査対象の 30 カ国中で最多でした。
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  • 日本のスマートフォンユーザーで、毎日 4 回以上モバイル インターネットを利用していると答えた人は 68% で、これはアジアにおいてもっとも高い数字でした。
  • 日本のスマートフォンユーザーの 45% が、スマートフォンで商品を購入したことがあると答えており、これはアメリカ、イギリス、ドイツに比べ約 2 倍です。
  • 日本を含むすべての調査対象国のスマートフォン ユーザーの 3 人に 1 人以上が、テレビとスマートフォンのどちらが一つを選ぶなら、スマートフォンを選ぶと答えています。

Our Mobile Planet サイトでは、調査項目や対象の国を自由に設定し、インタラクティブに調査結果を表示することができます。調査結果が表示された画面では、年齢層や性別等を変更することができますので、ぜひ様々な角度から調査結果を比較してみてください。調査結果は PNG 形式の画像、CSV、エクセルデータでダウンロード可能です。

<概要>
実施期間:2011 年 3 月~ 7 月
調査地域:世界 30 カ国(アメリカ、イギリス、イスラエル、イタリア、インドネシア都心部、インド都心部、オランダ、オーストラリア、オーストリア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、タイ、チェコ共和国、デンマーク、トルコ、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ポーラインド、マレーシア、ロシア、中国都心部、南アフリカ、台湾、日本、韓国、香港)
調査対象: 調査が行われた各国でスマートフォンからモバイル インターネットにアクセスした個人ユーザー
有効回答数: 日本:2,000 サンプル (詳細はこちらをご覧ください)

Baris Gultekin, AdWords プロダクトマネジメント ディレクター

オンライン ビジネスの問題点として、日々追加される新商品や頻繁に変わる在庫、商品の販売終了などへの対応に迫られるという悩みがよくあります。また、ターゲットとするユーザーの検索行動もめまぐるしく変化します。例えば Google の調べでは、1 日のうち 16% が初めて検索される語句(英語版)ということがわかっており、AdWords でキャンペーンをきめ細かく管理し、吟味したキーワードを数多く設定している場合でも、関連性のある検索での広告表示の機会を逃す可能性があります。また、新しい商品の広告の作成が遅れたり、ウェブサイトで実際に提供している商品に合わせて広告を更新しきれなかったりすることがあるのではないでしょうか。

こうした課題を解決するため、このたび Google では動的検索広告の提供を開始することにいたしました。これはウェブサイトの内容から動的に広告を生成し、関連性の高い検索で表示する新しいターゲットの仕組みです。従来のキーワードによるターゲット方法を補って、手間をかけずにより多くのクリックやコンバージョンを獲得することを目的として開発されました。


動的なターゲット設定、広告、リンク先ページ
動的検索広告では、Google 検索のウェブ クロール技術と関連性に関する技術を使用して、ウェブサイトで販売されている商品のインデックスを常に最新の状態に保ち、関連する検索が行われたときに広告を表示します。

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広告のタイトルは、検索クエリおよび検索クエリと最も関連性の高いリンク先ページのテキストに基づき、システムによって動的に生成されます。

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広告のその他の部分は、動的検索広告の設定時に作成したテンプレートを使用して生成されます。

動的検索広告は、他の広告と同じオークションにより表示されるかどうか決まりますが、キーワード ターゲットによって表示する広告がない場合のみ採用されます。つまり、動的検索広告は、本来なら表示される広告がない検索に限って表示されるため、リーチが広がり掲載結果が向上します。


ユーザーの利便性と効果
検索内容にぴったり一致した広告とリンク先ページが表示されれば、クリックやコンバージョンにつながる可能性も高くなります。これまで一部の広告主様を対象としたテストでも、その効果が実証されています。成果はさまざまですが、テストに参加されたほとんどの広告主様はクリック数とコンバージョン数が 5~10% 増加し、満足のいく投資収益率を実現されています。

中にはさらなる効果が期待できる結果を得られた広告主様もいらっしゃいます。アメリカで賃貸住宅情報を提供する大手ウェブサイトの Apartment Home Living はその一例です。ゼネラルマネージャーの Lawrence Cotter 氏は、常に変化し増え続ける大量の賃貸住宅情報をオンラインで管理しており、運用する AdWords キャンペーンに設定したキーワードは過去 5 年で 1,500 万個を超えました。動的検索広告を導入してから数週間経って、彼は次のように述べています。

「動的検索広告を導入したことでコンバージョン数は約 50% 増加し、平均コンバージョン単価は従来の検索連動型広告に比べ 73% も抑えることができました。

動的検索広告の機能は実に優れており、広告掲載に適した検索を見つけ出し、優れた広告を作成し、サイトで最も関連性の高いページにユーザーを誘導してくれます。」


管理、レポート、最適化
動的検索広告のターゲットには、サイト全体、サイトの商品カテゴリ、ある単語を含むページ、URL に特定の文字列を含むページを指定できます。これらを反対に除外し、従来の除外キーワードと併せて、ターゲットを絞り込むことや、在庫切れの商品を掲載したページを宣伝しないように設定することも可能です。また、クリック単価はターゲットごとに指定できます。

動的検索広告を使用したキャンペーンの掲載結果については、クリックの発生した検索クエリ、表示されたリンク先ページと生成された広告タイトル、平均クリック単価、クリック数、コンバージョン数を確認できます。また、一般的なサードパーティのトラッキング システムも利用できます。

これらのレポート機能とターゲット設定により、慣れ親しんだ方法で動的検索広告を最適化できます。コンバージョン数を最大限に増やすには、掲載結果の高いカテゴリの入札単価を引き上げ、掲載結果の低いカテゴリの入札単価を引き下げます。特定の検索クエリやウェブサイトの一部のページでの広告掲載を停止するには、除外設定を使用します。また、動的検索広告は新しいキーワードを見つける目的でも使用できます。掲載結果の高い検索クエリを特定して、広告グループにキーワードとして追加します。


リリース状況、その他
動的検索広告はすべての国と言語でご利用いただけますが、現在のところ、ベータ版として一部の広告主様に提供しております。ご利用を希望の場合は、Google のアカウント担当者に直接ご連絡ください。


詳細については、Ads Innovations ページ (英語版) または AdWords ヘルプセンターをご覧ください。

佐藤祐之 プロダクトマーケティングマネージャー

世界最大級のデジタルマーケティングのカンファレンス ad:tech tokyo が東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京にて開催されます。Google は今年も会場内にてスペシャルブースを出展し、2 日にわたり、計 5 つのブースセッションで最新のトレンドや事例をご紹介していきます。

ad:tech tokyo にいらっしゃる方は是非、Google ブースにお寄りください。スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております。


【セッション予定】
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◆統合されたディスプレイ広告ソリューションによる新しいマーケティングの形
10 月 27 日 (木) 11:40 - 12:20
※ マーケティング担当者、広告代理店の方々、サイト運営者、広告ネットワークに携わる方向け
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◆拡大するスマートフォンマーケットを味方につける AdMob の活用
10 月 27 日 (木) 14:40 - 15:20
※ スマートフォンビジネスに携わっている方向け
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◆メディアプランのインパクトの可視化 - オフラインとオンラインの相乗効果 -
10 月 27 日 (木) 15:40 - 16:10
※ マーケティング担当者、広告代理店の方向け
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◆コンテンツパートナーに開かれた Google の広告ソリューション 第1部
10 月 28 日 (金) 12:10 - 12:40
※ メディア運営者、サイトオーナーの方向け
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◆コンテンツパートナーに開かれた Google の広告ソリューション 第2部
10 月 28 日 (金) 12:40 - 13:10
※メディア運営者、サイトオーナーの方向け

Adam Juda 広告品質担当グループ プロダクト マネージャー

Google では、ユーザーに関連性の高い検索結果と有益なサイトを提供できるよう努めており、8 月にブラジル、ラテンアメリカ(スペイン語)、スペイン、ポルトガルにおいて、品質スコアと Google での広告ランクを決める際に関連性とリンク先ページの品質をより重視する試験的な取り組みを行いました。検索連動型広告の利便性を高めることを目標としたこの取り組みの結果、同様の変更をグローバルに実施することにいたしました。

これに伴い、一部のキャンペーンではキーワードの品質スコアや広告の掲載順位が変動する可能性がありますが、数週間以内には収まり、ほとんどのキャンペーンでは全体的な掲載結果に大きな影響は生じないものと思われます。

これまでどおり、ユーザーの検索に対して広告が高い成果を上げているキャンペーンでは、平均クリック単価が低く抑えられ、品質スコアや検索結果での掲載順位も高く維持できると見込まれます。AdWords の管理画面に表示される 10 段階の品質スコアは、引き続き Google での検索クエリと完全に一致した場合のキーワードの全般的な品質を反映したものとなります。また、これまでと同様に入札単価と品質スコアを高めることで、広告ランクも高くなります。AdWords の成果を高める最適化の手法についても、これまでと特に変わりはございませんので、確認をお願いします。

Surojit Chatterjee プロダクト マネージャー(モバイル広告)

モバイル広告は、今までとは異なる方法によって顧客と通話でつながる可能性を開き、ビジネスに新しい機会を生み出しています。広告主様にとっては優良な見込み顧客を得る新たな手段となっています。実際、Click-to-Call 機能の提供開始から 1 年以上が経った今、世界中で 50 万以上の広告主様が電話番号指定オプションを使ったキャンペーンを展開されています。

モバイル ユーザーに電話をしてもらうための最も一般的なアプローチには、Click-to-Call 広告に電話番号を掲載する方法、ウェブサイトに電話番号を掲載する方法の 2 つがあります。このうち、Click-to-Call 広告からの通話はキャンペーンの統計情報で簡単にわかります。ところが、モバイル サイトに掲載している電話番号からの通話についてはトラッキングが困難です。

本日ご紹介する新しいコンバージョン トラッキングの指標は、まさにその点で広告主様や代理店様のお役に立つものです。この新しい指標によって、ハイエンド携帯端末向けのモバイル ページから発信された通話(電話番号リンクのクリック数)を AdWords アカウントで確認できるようになります。

                                       

「通話」ボタンをわかりやすく活用しているパートナー様 Red Ventures 社Direct TV のリンク先ページ


これにより、電話番号や「通話」ボタンのクリックにつながった AdWords キャンペーン、広告グループ、広告、キーワードを確認することができるようになります。この指標の導入にあたり、課金の仕組みやクリック単価に関する変更はありませんのでご安心ください。今後は、この新しいコンバージョン トラッキングの指標により、モバイル広告の成果に関するデータをより詳しく具体的にご覧いただければ幸いです。

ノースカロライナ州シャーロットのマーケティング企業である Red Ventures 様に、この新しい指標のベータ版をお試しいただきました。Red Ventures 社では、独自のトラッキング プラットフォームに加えて、この新しい指標を導入し、携帯サイトでの電話番号リンクの利用状況をトラッキングしました。同社オンライン マーケティング部長の John Sutton 氏は「これですべての広告主が、モバイル広告への投資によって獲得できた通話に関するデータを AdWords の管理画面で直接、しかも非常に詳しいレベルで分析できるようになります」と述べています。さらに、キーワードや広告ごとに異なる電話番号を用意するのが難しい広告主にとって、これは新たな付加価値を提供するものであると言うのが John 氏の意見です。

この、発信数をコンバージョンとして導入する機能によって、通話を獲得するための最適化の手段として AdWords の既存のツールを利用することも可能になります。John 氏によれば、これは「拡張 CPC目標コンバージョン単価など、コンバージョンを前提とする AdWords の機能への扉を開く」ものとなります。 新しい指標は、あらかじめ用意されたコードをリンク先ページに挿入するだけで利用開始できます。その際、リンク先ページでトラッキングするコンバージョンとして「電話」を設定します。次に、キャンペーンは通話獲得を重視して構成し、コンバージョン オプティマイザーなどの機能と組み合わせます。入札単価には、通話の獲得に焦点を合わせた目標コンバージョン単価を設定します。最終的には、発信数を重視して自動的に広告配信を最適化するようにします。

モバイル広告戦略の重要なポイントが電話の獲得であれば、ぜひこの指標をご活用ください。携帯サイトに電話番号リンクや「今すぐお電話」ボタンを設置している場合は、これらをトラッキングすることでそのクリック数を確認できるようになります。併せて、これまでコンバージョンのデータが足りないために利用できなかった AdWords の既存のツールを使って掲載結果を最適化できるようになるメリットもあります。設定方法などの詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。


追記)
2011年10月4日 16:25

お知らせした、コンバージョンの機能ですが、現在一部のお客様にお使いいただける状態で、今後段階的に全てのお客様がご利用いただけるようになる予定です。

全てのお客様にご利用いただける段階になりましたら、当ブログにてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

追記)
2011年10月6日 9:30

いよいよ全てのお客様にご利用いただけることが可能になりましたので、ここにお知らせいたします。

David Nachum プロダクト マネージャー(モバイル広告)

モバイルでのウェブサイトの訪問時に、ユーザーにとって最も使いやすいのは、当然ながらモバイル向けにデザインされたウェブサイトです。そうしたモバイル向けのウェブサイトが、PC 向けのものと比べてどれだけ使いやすいかははっきりしています。小さなタッチスクリーンを意識したデザインであることで、探している情報にたどり着きやすく、インタラクションを起こしやすいページになります。モバイル端末からのサイトの訪問者に、できる限り快適な利用環境を提供することが、非常に重要なことだと Google は考えています。モバイルでのサイト閲覧時の使いづらさは、その会社やブランドに対する評価を下げますし、ユーザーがウェブサイト上で何か行動を起こしたり購入することを妨げます。モバイルサイトのパフォーマンスに関する最近の調査結果では、61% のユーザーが過去に困難があったサイトは再び訪れないと回答しています。

昨年 Google では、リンク先ページが Flash を多用したコンテンツの場合に、ハイエンド携帯端末に向けた広告の配信に関して制限を設け始めました。これはモバイル ユーザーのエクスペリエンス向上のための最初のステップとなりました。これから数週間のうちに、AdWords のキャンペーンでハイエンド携帯端末をターゲットしたモバイル検索からウェブサイトへの誘導をしている場合に、リンク先ページがモバイル端末に最適化されているかどうかが、広告品質を判断する要素の 1 つとして加わります。その結果、AdWords でスマートフォンに最適化されたリンク先ページを採用している広告が、よりよいパフォーマンスを発揮することが期待できます。結果的により多くのトラフィックをより安くウェブサイトへ誘導できるようになるでしょう。

この機会に、自社のウェブサイトをモバイル端末で訪問してみて、ユーザーと同じ体験を一度してみることをお勧めします。もしまだスマートフォンに最適化されていないようでしたら、Google がそのきっかけをサポートいたします。例えばアメリカで最近リリースされました無料の Google サイトというツールで簡単にスマートフォンに最適化されたウェブサイトを作成することが可能です(日本語への対応は 10 月中旬予定)。他にも、参考になる事例紹介やモバイルウェブサイトの制作に成功したビジネスを紹介しているケーススタディ、このようなモバイル対応のヒントになる Google のリソースを参考に、ウェブサイトのモバイル最適化に取り組んでいただければ幸いです。

今後もモバイルに関連する情報やイベント、取り組みなどを随時 AdWords 日本版 公式ブログにてご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。