OpenAI、推論モデル「o1」のAPI導入やRealtime APIの改善など開発者向けの新機能を発表
最終更新日:2024/12/19
OpenAIは、開発者向けの新機能を発表しました。複雑なタスクを高精度で処理できる新しい推論モデル「o1」がAPIとして利用可能になります。
このニュースのポイント
- OpenAI、複雑なタスクを高精度で処理できる新しい推論モデル「o1」API導入や、開発者向けの新機能を発表
- 「o1」は高精度な推論モデルで、顧客サポートやサプライチェーンの最適化、財務予測にAPIとして利用可能
- リアルタイムAPIを改善し、関数呼び出しや画像処理機能、開発者メッセージ、構造化出力、ビジョン機能が新たにサポート
米OpenAI社は、開発者向けの新機能を発表しました。より高性能なモデルやカスタマイズ用の新しいツール、パフォーマンスや柔軟性、コスト効率を向上させるアップグレードが追加されており、「o1-preview」の後継で、複雑なタスクを高精度で処理できる新しい推論モデル「o1」がAPIとして利用可能になります。
「o1」は高精度な推論モデルで、顧客サポートやサプライチェーンの最適化、財務予測に利用されます。外部データ接続やカスタムJSONスキーマ対応、視覚機能強化、推論トークン削減、思考時間調整などの特徴があります。
ベンチマークテストでは「o1-preview」と比較し、最先端の結果を達成しており、コスト効率とパフォーマンスが向上しています。
さらに、Realtime APIが改善されており、低遅延で自然な会話体験が可能になります。音声アシスタントやライブ翻訳ツール、バーチャルチューター、カスタマーサポートシステムなどの活用が期待されます。また、WebRTC(Web Real-Time Communication)との統合により、リアルタイム音声機能の追加が容易になったうえ、音声トークンの価格も60%値下げされています。
今回のアップデートには、モデルをカスタマイズする新しい手法の「Preference Fine-Tuning」も追加されています。「Preference Fine-Tuning」は、モデル応答のペアを比較し、好ましい出力と好ましくない出力を区別するようにモデルに学習させ最適化します。固定ターゲットではなくペア比較から学習することで、トーン、スタイル、創造性が重要な主観的なタスクに効果的です。
他にもGoおよびJavaのSDKのベータ版も提供されており、OpenAI Go SDKを使用すると、GoコードでOpenAIモデルと簡単にやり取りが可能になります。
出典:OpenAI
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