著者と同時期に中国にいました。著者の苦労に申し訳ないが、あーそうそうこんな感じだった、と笑いながら読んだ。いろいろ中国は雑なとこもあるが、日本で感じる息苦しさは感じなかった。お子様との幸せを願っております。
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崖っぷち母子、仕事と子育てに詰んで中国へ飛ぶ 単行本(ソフトカバー) – 2024/10/19
浦上早苗
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「こうあるべき」圧の強い日本では果たせなかった仕事と子育ての両立。詰んだ母子を救ったのは鬱陶しいほどのお節介と、ある種の“雑さ”だった。
≪めちゃくちゃ面白い中国留学記≫
中国に行く前の私は、水槽で泳ぐ弱った金魚だった。
新卒で新聞社に入社して10年ちょっと、未婚でソウを産んで6年……。彼を育てあげるために起きている時間の多くを仕事に捧げていたが、それが正解かどうかわからなくなり、疲弊するのを感じながらも、自分の生きる場所はここしかないと思いこんでいた。
じわじわ水かさが減り、酸素が薄くなり、このままでは窒息死すると追い詰められた私は、会社、そして日本という水槽の外に飛び出す決断をした。
中国は自由のない、監視国家に見えるかもしれない。
だけど、「自由のない」はずの国で自在に生きる中国人たちと出会い、私は国には縛られていないけど、社会とかまわりとか、何よりも自分自身に縛られているよね、と思うようになった。30代半ば、ソウを連れて決死の覚悟で飛び出したけど、「決死」だと思っている点でがんじがらめだったのだ。レールに戻れないことを、なぜあんなに恐れていたのだろう。昔の私に教えてあげたい。飛び出した先に、あなたの未来とキャリアは続いていくんだよ、と。(本文より)
【もくじ】
はじめにーー中国でゼロから自分をつくりなおす
■ザ・中国人のビジネスルール
■中国には「見知らぬ人」か「友達」しかいない
序章 もう限界!未婚の母の日本脱出
■私は「産んだだけ」の母ですか?
■会社を辞めるわけにはいかない
■「午前2時帰宅」という働き方
■1人で夜中に飛び出したソウ、背筋が凍った夜
■怒濤の転職活動ーどうにかして日本を出よう
■まさかの中国へ
■「専業主婦」がいない国
第1章「こんな生活いやだ」中国2日目で早くも心折れる
■白タクおじさん集団、登場
■いよいよ始まった、母子の寮生活
■中国2日目、ドリルでドアを壊される
■中国3日目、母子で大号泣する
■門限破りで閉め出され、ロシア人に救出される
■「中国語がわからない」より困ったこと
■中国人は人との距離感がオカシイ?
■道に迷ったらー自力で調べる日本人、その辺の人に聞く中国人
■崖っぷち母子、遊園地でぼったくられる
■子どもにも容赦しない射的おじさん
■私の「日本人なめんなよ」体験
■ソウの心を支えた宮崎駿アニメ
■日本のアニメもドラマも違法コピーの嵐
■実はXもアクセスできる中国
■動物園でウサギを投げこむ残酷ショーの衝撃
■道端に転がるヤギの頭
コラム① 中国一の親日都市、大連の栄枯盛衰
第2章 中国人だらけのインターナショナルスクールに驚く
■幼稚園でも小学校でもない、謎の教室
■「学前班」は教育熱心な国ならでは
■おやつ2回に桃は丸ごと1個、豪華な給食
■7歳でも気づく2つの国の違い
■チェーン店でも味が違うのは当たり前
■正確で秩序にあふれた日本
■贈り物をしないと子どもが不利に?親を悩ませる「教師の日」
■恐怖の保護者会―親の「教育力」に点数をつけられる
■円周率は100ケタまでー「記憶力」というスゴい授業
■「ママのかわいい子」という歌
■「子ども料金」は年齢でなく身長で決まる?
■『かいけつゾロリ』は国境を越える
■「中国に行きたくない」ソウ、初めての反抗
■絵に描いたような貧乏生活
第3章 異国の寮生活、最初の友達はアフリカ人
■中国なのにアフリカ人だらけの留学生寮
■ギニアと赤道ギニアは違う
■アフリカ人から見たアジア「好きなのは日本、近いのは中国」
■日本が見ている「グローバル」の意味
■3・11 の夜に起きたことー無力な自分と留学生の連帯
■起きていることはすべて世界とつながっている
■ラオス人留学生が歌う日本のヒット曲
■「チーズはどこに消えた?」事件
■すぐ盗まれる日本製「計量カップ」
■犯人は中国人? ロシア人? ドイツ人?
■「俺はアラレちゃんを知っている」ドヤ顔するコンゴ人
■ソウ、別れのつらさを学ぶ
第4章 中国語クラスで世界の多様性にふれる
■あの頃、ロシア人とウクライナ人は友達だった
■更新されないFacebook と戦争の影
■「一、二、三の次になぜ四なんだ!」非漢字圏留学生の憤怒
■中国語には「し」「ち」「ん」の音が2種類ある
■「日本では99歳を白と言うだろ?」
■日本は世界に「憧れられ」「信頼され」ている?
■「ジョブ イズ ライフ」な国、日本
■寿司マニアのベルギー人・マーチンについて
■むき出しの格差社会―屋根裏に暮らしていたソウの友達のこと
第5章 日本では犯罪、中国では商才―ソウ、ダブルスタンダードを習得する
■偽ミッキーが子どもの夢をぶち壊すー中国の「こどもの日」
■漢字は同じなのに中身は真逆、日本と中国の「調整文化」
■「事前申し込み」という概念がない
■なぜ中国のトイレにはドアがない?ある日本人のもっともな仮説
■カフェのテーブルで子どもがおしっこ?
■和式トイレの向きがあきらかに変
■結論、中国のトイレに神様は住めない
■誰が作った? 半分透明ガラスのドアのトイレ
■「日本人の尻は甘やかされている」
■車にはねられても大丈夫!
■完全無敵のカバン、その名はランドセル
■中国の「経営学」授業は、マルクスと三国志?
■ここは中国……なのに事例はアメリカ企業の話ばかり
■中国人学生もお手あげ、教授の方言との戦い
第6章 自由のない国の自由すぎる人民たち
■中国人監督のオファーでまさかの女優デビュー
■3日間で撮影……なのにモメる監督と助監督
■地獄の上映会
■「お客様は神様」なわけない。職務放棄も辞さないぞ
■バス運転手VSタクシー運転手
■いつもどこかで誰かが喧嘩
■漫画みたいな「カンニング大作戦」
■大胆不敵、A4サイズのカンニングペーパー
■抗議する日本人と交渉するロシア人
■仕事も子育ても助け合ってやればいい。みんなそうしてるんだから
■共働き前提の中国にある「ゆるさ」に救われる
■「仕事は大事だが、子どもはもっと大事」がブレない国
■副業は当たり前。正義の白タクの正体は大企業の営業部長
コラム② 一人っ子政策のいまー人口でインドに抜かれた中国、日本との共通点
終章 日本脱出で得たもの、失ったもの
■中国で目的を見失うー不安と焦りの日々
■大人留学の理想と現実
■42歳、「自分探し」の人
おわりにーーブランクがリスキリングになった日
■行動した人だけの特権
ジャーナリスト 浜田敬子氏 絶賛!
≪めちゃくちゃ面白い中国留学記≫
中国に行く前の私は、水槽で泳ぐ弱った金魚だった。
新卒で新聞社に入社して10年ちょっと、未婚でソウを産んで6年……。彼を育てあげるために起きている時間の多くを仕事に捧げていたが、それが正解かどうかわからなくなり、疲弊するのを感じながらも、自分の生きる場所はここしかないと思いこんでいた。
じわじわ水かさが減り、酸素が薄くなり、このままでは窒息死すると追い詰められた私は、会社、そして日本という水槽の外に飛び出す決断をした。
中国は自由のない、監視国家に見えるかもしれない。
だけど、「自由のない」はずの国で自在に生きる中国人たちと出会い、私は国には縛られていないけど、社会とかまわりとか、何よりも自分自身に縛られているよね、と思うようになった。30代半ば、ソウを連れて決死の覚悟で飛び出したけど、「決死」だと思っている点でがんじがらめだったのだ。レールに戻れないことを、なぜあんなに恐れていたのだろう。昔の私に教えてあげたい。飛び出した先に、あなたの未来とキャリアは続いていくんだよ、と。(本文より)
【もくじ】
はじめにーー中国でゼロから自分をつくりなおす
■ザ・中国人のビジネスルール
■中国には「見知らぬ人」か「友達」しかいない
序章 もう限界!未婚の母の日本脱出
■私は「産んだだけ」の母ですか?
■会社を辞めるわけにはいかない
■「午前2時帰宅」という働き方
■1人で夜中に飛び出したソウ、背筋が凍った夜
■怒濤の転職活動ーどうにかして日本を出よう
■まさかの中国へ
■「専業主婦」がいない国
第1章「こんな生活いやだ」中国2日目で早くも心折れる
■白タクおじさん集団、登場
■いよいよ始まった、母子の寮生活
■中国2日目、ドリルでドアを壊される
■中国3日目、母子で大号泣する
■門限破りで閉め出され、ロシア人に救出される
■「中国語がわからない」より困ったこと
■中国人は人との距離感がオカシイ?
■道に迷ったらー自力で調べる日本人、その辺の人に聞く中国人
■崖っぷち母子、遊園地でぼったくられる
■子どもにも容赦しない射的おじさん
■私の「日本人なめんなよ」体験
■ソウの心を支えた宮崎駿アニメ
■日本のアニメもドラマも違法コピーの嵐
■実はXもアクセスできる中国
■動物園でウサギを投げこむ残酷ショーの衝撃
■道端に転がるヤギの頭
コラム① 中国一の親日都市、大連の栄枯盛衰
第2章 中国人だらけのインターナショナルスクールに驚く
■幼稚園でも小学校でもない、謎の教室
■「学前班」は教育熱心な国ならでは
■おやつ2回に桃は丸ごと1個、豪華な給食
■7歳でも気づく2つの国の違い
■チェーン店でも味が違うのは当たり前
■正確で秩序にあふれた日本
■贈り物をしないと子どもが不利に?親を悩ませる「教師の日」
■恐怖の保護者会―親の「教育力」に点数をつけられる
■円周率は100ケタまでー「記憶力」というスゴい授業
■「ママのかわいい子」という歌
■「子ども料金」は年齢でなく身長で決まる?
■『かいけつゾロリ』は国境を越える
■「中国に行きたくない」ソウ、初めての反抗
■絵に描いたような貧乏生活
第3章 異国の寮生活、最初の友達はアフリカ人
■中国なのにアフリカ人だらけの留学生寮
■ギニアと赤道ギニアは違う
■アフリカ人から見たアジア「好きなのは日本、近いのは中国」
■日本が見ている「グローバル」の意味
■3・11 の夜に起きたことー無力な自分と留学生の連帯
■起きていることはすべて世界とつながっている
■ラオス人留学生が歌う日本のヒット曲
■「チーズはどこに消えた?」事件
■すぐ盗まれる日本製「計量カップ」
■犯人は中国人? ロシア人? ドイツ人?
■「俺はアラレちゃんを知っている」ドヤ顔するコンゴ人
■ソウ、別れのつらさを学ぶ
第4章 中国語クラスで世界の多様性にふれる
■あの頃、ロシア人とウクライナ人は友達だった
■更新されないFacebook と戦争の影
■「一、二、三の次になぜ四なんだ!」非漢字圏留学生の憤怒
■中国語には「し」「ち」「ん」の音が2種類ある
■「日本では99歳を白と言うだろ?」
■日本は世界に「憧れられ」「信頼され」ている?
■「ジョブ イズ ライフ」な国、日本
■寿司マニアのベルギー人・マーチンについて
■むき出しの格差社会―屋根裏に暮らしていたソウの友達のこと
第5章 日本では犯罪、中国では商才―ソウ、ダブルスタンダードを習得する
■偽ミッキーが子どもの夢をぶち壊すー中国の「こどもの日」
■漢字は同じなのに中身は真逆、日本と中国の「調整文化」
■「事前申し込み」という概念がない
■なぜ中国のトイレにはドアがない?ある日本人のもっともな仮説
■カフェのテーブルで子どもがおしっこ?
■和式トイレの向きがあきらかに変
■結論、中国のトイレに神様は住めない
■誰が作った? 半分透明ガラスのドアのトイレ
■「日本人の尻は甘やかされている」
■車にはねられても大丈夫!
■完全無敵のカバン、その名はランドセル
■中国の「経営学」授業は、マルクスと三国志?
■ここは中国……なのに事例はアメリカ企業の話ばかり
■中国人学生もお手あげ、教授の方言との戦い
第6章 自由のない国の自由すぎる人民たち
■中国人監督のオファーでまさかの女優デビュー
■3日間で撮影……なのにモメる監督と助監督
■地獄の上映会
■「お客様は神様」なわけない。職務放棄も辞さないぞ
■バス運転手VSタクシー運転手
■いつもどこかで誰かが喧嘩
■漫画みたいな「カンニング大作戦」
■大胆不敵、A4サイズのカンニングペーパー
■抗議する日本人と交渉するロシア人
■仕事も子育ても助け合ってやればいい。みんなそうしてるんだから
■共働き前提の中国にある「ゆるさ」に救われる
■「仕事は大事だが、子どもはもっと大事」がブレない国
■副業は当たり前。正義の白タクの正体は大企業の営業部長
コラム② 一人っ子政策のいまー人口でインドに抜かれた中国、日本との共通点
終章 日本脱出で得たもの、失ったもの
■中国で目的を見失うー不安と焦りの日々
■大人留学の理想と現実
■42歳、「自分探し」の人
おわりにーーブランクがリスキリングになった日
■行動した人だけの特権
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社大和書房
- 発売日2024/10/19
- 寸法18.8 x 13 x 1.7 cm
- ISBN-104479394397
- ISBN-13978-4479394396
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出版社より
ジャーナリスト 浜田敬子氏 絶賛!

中国は自由のない、監視国家に見えるかもしれない。
だけど、「自由のない」はずの国で自在に生きる中国人たちと出会い、私は国には縛られていないけど、社会とかまわりとか、何よりも自分自身に縛られているよね、と思うようになった。
30代半ば、ソウを連れて決死の覚悟で飛び出したけど、「決死」だと思っている点でがんじがらめだったのだ。
レールに戻れないことを、なぜあんなに恐れていたのだろう。
昔の私に教えてあげたい。飛び出した先に、あなたの未来とキャリアは続いていくんだよ、と。(本文より)


登録情報
- 出版社 : 大和書房 (2024/10/19)
- 発売日 : 2024/10/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4479394397
- ISBN-13 : 978-4479394396
- 寸法 : 18.8 x 13 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,956位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 119位日本文学(日記・書簡)
- - 810位紀行文・旅行記
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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- 2024年11月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入もちろん、著者の苦労は察するに余りある。
けれど、初めて本の一部となるエッセイを東洋経済オンラインで読んだとき、強い憧れを抱いた。自分は日本の社会の中で息苦しさを感じながらもレールを外れることができずに生きてしまった。著者の強さに尊敬を持ってこの本を読んだ。
日本は制度を整え子どもを増やそうと躍起になっている。でも社会が硬くて子供を産んで育てることに厳しい。
文中出てくる面白い事例によると中国の子育て環境は日本人には感心できないところも多いが、その寛容な社会はゆるくて楽そうだ。
中国でのたくさんのエピソードが楽しくて一気に読めてしまう。
生き方に迷う女性や何かに行き詰まっている人に先を照らしてくれる本だと思う。
- 2024年11月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白かった。皆にすすめたいです。
- 2024年11月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入幼い子どもを抱えた未婚の母が、日本社会の雇用関係に将来を期待できず、中国へ脱出。語学研修も兼ね、大学院で学びながら中国社会で子育てし、中国社会で遭遇することを平易な言葉で書いている。留学生もアフリカなどが多いがヨーロッパやロシアからも来ている。何でもありの中国社会は政治や企業の本を読んでいたのでは分らない、実物の中国を垣間見ることが出来る。
- 2025年3月28日に日本でレビュー済みいま(2023-2024年あたり)の中国の暮らしが知りたくて購入したが、著者とその一人息子が遼寧省大連市に住んだのは2009年から6年間。しかも本に書かれているのは前半3年ほどが主なので、この国がダイナミックに経済成長し始めた2012年以降にはかすっていない。漫画家の小田空氏が1996年に江西省南昌市に語学留学し、その後陝西省延安市で日本語教師を勤めた頃の話(「中国いかがですか?」など)とさほど印象が変わりないのはちょっと残念。
しかし独身の小田氏とは違い、こちらは子連れ。著者は恐るべきハイスキルの持ち主であろうと推察出来るが、それでも子連れゆえのさまざまな苦労に出会う。。。はずが、何よりも子どもを大切にし、ルールも程よく適当に(笑)守る中国の人々、そして同じ立場の留学生の外国人によって救われていく。この読後感は爽快である。
ところで冒頭、気軽に物事を頼んでくる中国人に仰天する著者の姿が描かれているが、最近「ガチ中華」な料理店がガンガン日本に進出してくるのも、この「困った時はお互い様」的なゆるいネットワークの賜物であると思う。「美味しんぼ」で出て来たような同郷人のギルドもおそらく今でも存在しているのだろうが、そんな大層なものでも無かろう。自分に出来る範囲で助ければいいし、嫌なら断ればいいだけの話だ。そして助けられた人は、また他の人を助ける。少なくとも日本に来る外国人は、インド人もネパール人もパキスタン人も同じように助け合っているようだ(室橋裕和氏の著書を参考のこと)。
ちなみに外国生活が長かった私の妻によれば、最も他人を助けないのが日本人、かつ一度助けると何のお礼もせず図々しく何度も頼んでくるのもやはり日本人らしい。何のためにルールが存在するかを考えもせず、盲目的にルールに従い、他人にもそれを強要するのも、子どもを邪魔者扱いするのも、世界で日本人だけだろう。
お互い首を絞め合うという、奇特な趣味を持つ人々が住む日本という国で生活せざるを得ない私にとって、隣にこんな「自由」な国が存在するということは、ほんのわずかな救いである。
- 2025年2月2日に日本でレビュー済みシングルマザーにとって生きづらい日本を脱出して中国社会に飛び込んだ母子が、凄まじいまでの文化・社会習慣の違いを経験し戸惑いながらも、ある意味合理的で人間味溢れる中国社会に馴染んでゆく過程が、筆者のテンポ良い文章で語られてゆく。そして筆者は、中国とは逆に、秩序あるものの文化・慣習など見えざる圧力で息苦しく閉塞感だらけの日本社会、特に働く女性の圧倒的な不利不合理さが未だ根深く残る日本の常識のくびきから解放されて、社会的心理的束縛のない自立した個人を確立し新しい人生を歩み出してゆく。
この著書は、我が国で批判的に取り上げられることの多い中国社会の独自の文化、慣習もある意味では相対的なものであって、世界的に見れば日本自体も特殊な文化、慣習を持つ社会であり、変わるべきは日本ではないかという示唆を与えている。またそのような意識変化を得るためにも、日本でのキャリアに悩み迷うことがあれば海外に出ることを強く勧めている。
その示唆は正しいのだが、海外に出なければ救われない、日本に住む大半の女性のことを思えば暗澹たる気持ちにならざるを得ない。多くの男性、特にビジネス界のオールドボーイズクラブに呼んでほしい一冊である。
- 2024年11月21日に日本でレビュー済み著者の行動力が凄すぎる。母子でなぜ中国?ましてやなぜ大連?と思ったけど、行動力さえあれば人は前に進めると感じた本でした。文章力が高く、著者の思いがすごく伝わるオススメの一冊。
- 2024年10月31日に日本でレビュー済みパンダ抜きでこんなにカラフルで可愛い表紙の本は初めて!そして中身も表紙同様とってもカラフルで色んな人達が登場します。もちろん楽しい話ばかりじゃないけど、次々と試練を与えられる筆者と息子くんの周りにはいつも助けてくれる誰かがいる。最短ルートが正解ってわけじゃないと気付かされました。
大人の事情なんて関係ない息子くんの目から見た中国生活も興味深かったです。子供の視点って面白い。
歳を重ねるほど新しい環境に身を置いたり何かに挑戦するのが面倒になるけど、本書を読んでまだまだ挑戦できる気がしてきました。
読んでよかった!!