データを統計学的に処理しており信頼のある本。またデータに関する筆者の考察も概ね納得でき、素晴らしい本だと感じた。
自分は若い時からお金を稼ぐことに執着があった方がだと思う。それは、なんとなくお金があった方がいい暮らしができる、幸せになれると直感的に思っていたからだ。
直感的に思っていたことがこの本を読むことで、データ的にもやっぱりお金がある方が幸福だよなと再確認できた。本書によると子供がいると不幸に感じるのも、年をとると不幸に感じるのも、お金をもっていると解決できることなのだ。体感的にもそれは正しいと思う。
世間では年収700～800万以上からは幸福度はあがらないといったような説が通っているが、本書はその事後研究も取り上げくれて、それを見事に否定している。お金はあるだけいいのだ。
私はお金が全てだとは思わない。ただお金を悪として、稼ぐことを重要視しない、稼ぐことから逃げている人も多いように感じる。そのような人には本書は、まさに「残酷すぎる」のかもしれない。
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