そこでこのページでは、mineoのSプランの特徴や速度のレビュー、Dプラン・Aプランとの違いなどの詳細についてまとめています。
mineoのSプランの契約を検討している場合は参考にしてみてください。
目次
mineo Sプランの料金プランとDプラン・Aプランとの比較
まずは、mineo Sプランの料金プランをDプラン・Aプランと比較しながら見ていきます。データ通信SIM(SMSなし)
500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|---|
Sプラン | 790円 | 990円 | 1,670円 | 2,610円 | 4,070円 | 5,990円 |
Dプラン | 700円 | 900円 | 1,580円 | 2,520円 | 3,980円 | 5,900円 |
Aプラン | 700円 | 900円 | 1,580円 | 2,520円 | 3,980円 | 5,900円 |
SMSなしのデータ通信SIMはDプランとAプランが同じ月額料金なのに対し、Sプランは全容量で90円割高となっています。
データ通信SIM(SMSあり)
500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|---|
Sプラン | 970円 | 1,170円 | 1,850円 | 2,790円 | 4,250円 | 6,170円 |
Dプラン | 820円 | 1,020円 | 1,700円 | 2,640円 | 4,100円 | 6,020円 |
Aプラン | 700円 | 900円 | 1,580円 | 2,520円 | 3,980円 | 5,900円 |
SMS機能付きのデータ通信SIMはSMS付加使用料が0円のAプランが最安で、Dプランが120円割高、Sプランが270円割高です。
音声通話SIM
500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|---|
Sプラン | 1,750円 | 1,950円 | 2,630円 | 3,570円 | 5,030円 | 6,950円 |
Dプラン | 1,400円 | 1,600円 | 2,280円 | 3,220円 | 4,680円 | 6,600円 |
Aプラン | 1,310円 | 1,510円 | 2,190円 | 3,130円 | 4,590円 | 6,510円 |
音声通話SIMも、SMS機能付きのデータ通信SIMと同じくAプランが最安でDプランが90円割高、SプランはAプランよりも440円も割高な料金設定です。
ソフトバンク回線の格安SIMはドコモ回線やau回線の格安SIMよりも割高なのがほとんどですが、この傾向はmineoのSプランも同じでデータ通信SIM、音声通話SIMともに最も高い月額料金となっています。
なおソフトバンク回線が割高なのは、ソフトバンクから回線を借りる際の料金である「接続料」がドコモとauに比べて高いためなので仕方ないですね。
mineo SプランとDプラン・Aプランとの共通点
mineoのSプランとDプラン・Aプランの違いの前に、まずは共通点についてまとめておきます。フリータンク、パケットシェア、パケットギフトはSプランでも使える
mineoの特徴である、ひと月に1GBまで無料で高速通信容量を追加できるフリータンクと、当月に使い切れなかった高速通信容量を他のmineo回線とシェアする「パケットシェア」、自分の高速通信容量を他のmineo回線にプレゼントする「パケットギフト」については、mineoのSプランでも利用できます。Sプランを契約したら、ぜひこれらのサービスは活用しましょう。
Sプランも音声通話SIM(デュアルタイプ)に最低利用期間・解約金は無し
mineoのDプランとAプランの音声通話SIMには、最低利用期間と解約金がありません。一般的な格安SIMの音声通話SIMには半年から1年の最低利用期間があり、最低利用期間内に解約すると9,000円前後の解約金がかかるので、Sプランも含めていつ解約しても解約金を支払う必要がないmineoは気軽に試せます。
なお、mineoは純粋に解約する場合は解約金はかかりませんが、MNPで音声通話SIMを他の格安SIMに乗り換える場合は1年以内だと11,500円、1年を超えても2,000円のMNP転出手数料がかかる点には注意が必要です。
通信の最適化はSプランにも適用される
mineoは、4月下旬よりDプランAプランの両方で「http」から始まるページへのアクセス時には画像の画質を劣化させて通信速度の低下を防ぎ、「https」のページにアクセスした場合は通信速度を遅くする、いわゆる通信の最適化を行っています。Sプランについても、通信の最適化は行われるとのこと。
なお、mineoは通信の最適化をするかどうかをユーザーが選択できるように対応すると以前発表していましたが、Sプラン・Dプラン・Aプランのすべてのプランで9月末からその機能が提供されました。
mineoの通信の最適化の詳細と手動で解除する方法はこちら。
mineo(マイネオ)の「通信の最適化」実施状況と手動解除方法、問題点まとめ
mineoのSプランとDプラン・Aプランの主な共通点は以上です。
mineo SプランとDプラン・Aプランとの違い
次に、SプランとDプラン・Aプランとの違いについてまとめていきます。料金はSプランが割高
これは料金プランの比較の部分でも触れましたが、SプランはDプランやAプランに比べて月額料金が高いです。特に音声通話SIMになるとひと月440円割高なので、その割高分のメリットがSプランに本当にあるのか、慎重に検討する必要があります。
【終了しました】Sプランは最もキャンペーンが充実。半年間0円から利用できるキャンペーン開催
現在、※キャンペーンは終了しました
また、
※ソフトバンク回線プランスタート記念!先行予約キャンペーンは終了しました。
Sプランで「祝 トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン」と「ソフトバンク回線プランスタート記念!先行予約キャンペーン」の両方のキャンペーンを適用した場合のSプランの半年間の月額料金は以下の通り。
高速通信 容量 | 500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB |
---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 1,750円 | 1,950円 | 2,630円 | 3,570円 | 5,030円 | 6,950円 |
333キャンペーン割引 | -1417円 | -1417円 | -1417円 | -1417円 | -1417円 | -1417円 |
先行予約キャンペーン割引 | -333円 | -333円 | -333円 | -333円 | -333円 | -333円 |
割引後の 月額料金 | 0円 | 200円 | 880円 | 1,820円 | 3,280円 | 5,200円 |
Sプランは音声通話SIMながら500MBは0円、3GBも月額200円と破格の維持費で半年間試すことができます。
特に500MBは月額無料でノーリスクなので、試しに使ってみるのに最適ですね。
利用できるエリア
Sプランは、Dプラン・Aプランと利用できるエリアが異なります。人口が多い都市部ならSプラン・Dプラン・Aプラン全て問題なく利用できますが、逆に人が少ない山間部などではSプランは若干エリアが狭く通話や通信ができない場所がDプランやAプランに比べて多くなる可能性があります。
Sプランを契約する場合は、事前に自身の行動範囲がエリア内かどうかをこちらのエリアマップで確認しておきましょう。
サービスエリアマップ | サービスエリア | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク
なお、DプランとAプランのエリアマップは以下で確認できます。
Dプラン
サービスエリア | エリア | NTTドコモ
Aプラン
エリア | スマートフォン・携帯電話 | au
対応端末。ソフトバンクのSIMロックがかかった一部のiPhoneやiPad、Androidがロック解除不要で使える
SプランがDプランやAプランと大きく異なるのは、ソフトバンクSIMロックがかかった端末でもSIMロックの解除不要で使える点です。mineoのSプランは、ソフトバンクが販売したiPhone 5以降のiPhoneとiPad全機種がSIMロックがかかったままで利用できます。
また、ソフトバンクが2017年8月以降に販売したAndroid端末もSIMロックがかかった状態でのSプランのSIMの利用が可能です。
mineoはSプランの発表会にて、アンケート調査でSIMロックについては知っているもののSIMロック解除の手続きがわずらわしいと感じている人が半数以上いる点に触れていますが、ソフトバンクのSIMロックがかかったスマホをSIMロック解除なしで使えるSプランは、そのような面倒な手続きなしですぐに乗り換えて毎月の料金を安くしたい人には最適ですね。
さらに、SプランはソフトバンクのSIMロックがかかった上記端末だけでなくSIMフリー端末にも対応しています。
HUAWEI P20やP20 lite、SH-M07などのSIMフリー端末でも使えるので、Sプランの対応機種は意外に多い印象です。
Aプランでは非対応のiPhoneでのテザリングがSプランはサービス開始時から対応
mineoのAプランは、現時点ではiPhoneに挿してもテザリングが利用できません。それに対して、Sプランは提供開始時からテザリング機能に対応しているのがメリットです。
ちなみに、Aプランも2018年10月末にはようやくiPhoneでのテザリングが利用できるようになるとのこと。
通信速度も異なる
Sプランはソフトバンクから帯域を借りて提供されているので、ドコモから回線を借りているDプランやauから回線を借りているAプランとは速度が異なります。DプランとAプランを見てみると、以前はDプランが速度が出ていたものの最近はどちらも遅い状況が続いています。
Sプランは提供開始してすぐはまだ契約者が多くなく速度は出るため、速度が落ちたら解約する前提で短期間利用するならSプランを検討する価値はあります。
実際にmineoのSプランを契約してソフトバンク回線の格安SIMであるLINEモバイル、b-mobile Sと比較してみたところ、現時点では平日12時台でも体感速度はそこそい速いです。
mineo Sプランの平日12時台の速度。スピードテストではLINEモバイルが最速の5Mbps台でmineo Sプランとb-mobile Sが同じ水準の3Mbps台です。体感ではやはりLINEモバイルが速いです。mineoはアプリのダウンロード時に明らかに低速に制限されています。b-mobile Sは8時台に続き12時台も体感で遅い状況。 pic.twitter.com/EPwkzPAwb6
— アンドロイドラバー (@Android_Lover) 2018年9月14日
ですが、今後は徐々に契約者が増えることが予想され、速度が落ちる可能性は十分にあります。
そのため、長期的に安定した速度を期待してSプランを契約するのはおすすめできません。
Sプランで速度にこだわりたいなら、ソフトバンクの子会社であるLINEモバイルが提供しているソフトバンク回線が月額料金が安く今後も安定した速度が期待できるのでおすすめです。
LINEモバイルのソフトバンク回線の詳細はこちら。
まとめ。最低利用期間と解約金がないのはメリットだが総合的にLINEモバイルがおすすめ
mineoのSプランはDプランやAプランに比べると月額料金は割高で、通信速度も長期的に見ると快適に通信できる速度を維持できない可能性が高いなど注意すべき点があります。通信速度が速いなど割高な分のメリットがあればSプランを選ぶ理由がありますが、サービス内容が同じで速度も速くないならSプランを選ぶ理由は特にありません。
以前は、SプランはDプランやAプランと同じくキャンペーン適用で半年間は333円から利用できるという最大のメリットがありましたが、現在はキャンペーンも終了しているためメリットはほぼないです。
ソフトバンク回線でたくさん通信したいなら、他の主要なソフトバンク系格安SIMが提供していない20GBや30GBプランが選べるmineoのSプランを選ぶのもありでしょう。
逆に大容量プランである必要がないなら、ソフトバンクの子会社で料金が安くてキャンペーンも充実、通信速度も圧倒的に速いLINEモバイルのソフトバンク回線を選ぶのが無難です。
mineo SプランのDプラン・Aプランとの違いと注意点などのまとめは以上です。
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