パナソニックヘルスケアは、スマホで撮影した処方箋を薬局へ送信して、調剤完了すると通知されるアプリ「ヘルスケア手帳」を提供開始した。
調剤完了まで薬局に行く必要なし
調剤薬局で薬を頼む場合、まず薬局に出向いて処方箋を渡し、服用歴やアレルギー歴、ジェネリック薬の利用意向などを伝え、受け取りまで薬局内で待機するなど、利用者の負担は少なくない。利用機会の多い高齢者や子ども連れには、ストレスも大きい。
「ヘルスケア手帳」では、処方箋の撮影・送信から受付、調剤完了の確認までをすべてアプリ上でおこなう。調剤完了呼出まで薬局に行く必要がなくなり、ストレス軽減や待ち時間も有効に使える。スマホを持たない高齢者や子どもも、家族の代理入力でもサービスを利用可能だ。
一方で薬局側は、離れた医療機関からの新規処方箋獲得などビジネスの可能性が広がるほか、営業時間外の処方箋受信により、薬剤師の業務ピークシフトができる。また、FAXやメール受付ではできない服用履歴などもWebブラウザ上で事前確認でき、確実な調剤業務につながるという。
パナソニックヘルスケアでは、2014年度中に総合メディカルグループ(そうごう薬局など)の約500店舗に同サービスを導入し、さらに他の薬局への導入も進めていく予定。
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