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拡張性が高く、作りの良いベアボーンキットとして一部で話題になったAOpen「BS2800」。このベアボーンキットに用いられていたケース「H300A」の単品販売が今週から開始となっている。H300AはBS2800の登場以来、各ショップで「単品販売はされないのか」という問い合わせが少なくなかったケース。お待ちかねの初登場となった。
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H300Aの内部 |
H300Aのサイズは324(W)×373(D)×94(H)mm。MicroATXとFlexATXに対応している。ただしMicroATXの場合、規定されているサイズ(244×244mm)を超える大きさのマザーボードを入れるのは難しそうだ。もともとBS2800にはi815Eチップセットを搭載したAOpen製のMicroATXマザーボード「MX3S」が採用されていたが、MX3Sのサイズは規定よりも小さな220(W)×244(D)mm。実際に試してみたというコムサテライト3号店は「横幅が規定値を超えるASUSTeK『A7S-VM』は入らなかった」としており、この点は注意が必要だ。
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マザーボードを入れてみたところ(写真はBS2800) |
拡張ベイは5インチ×1、3.5インチ×1、シャドウ×1。AOpen製の内蔵145W電源「FSD145-60SA」はケース内に風を送り込むためのファンを装備している。拡張カード用ブラケットは4つあり、それぞれLow Profileに対応したAGP/PCIカードを用いることが可能だ。また、BS2800が初心者向けのベアボーンキットという位置づけだったこともあって、ケースの立て付けの良さや取り回しの容易さも目を引く。
電源容量の制限があるため、先週登場したKM133Aチップセット搭載マザーボード「SL-75MIV」を用いて超コンパクトなAthlon PCを…といった要求には応えられそうにない。しかし、大きさと拡張性のバランスが取れた、しかも最安値では5800円という実売価格のケースだけに、小型ケースの本命となる可能性を秘めた製品と言えるだろう。
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写真下に見えるのが、H300Aでは別売りとなる前面USBコネクタ&音声入出力端子 |
なお、BS2800では標準で装備していた前面USBコネクタ&音声入出力端子だが、これはもともとMX3S用だったため、今回は別売り(4日現在は未登場)となっている。また、フェイスに彩りを加える(?)グレー/グリーン/ブルー/アクアマリン4色のカラーパネル“Mask for H300A”シリーズが、別売りのオプションとして用意されているようだ。
4日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\5,800 | OVERTOP |
\7,800 | コムサテライト3号店 |
\9,800 | TWOTOP 2号店 |
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