外付けのUSBサウンドデバイスとして一定の人気を集めていたオンキヨーの「SE-U55」。その後継モデルとして「SE-U55X(S)」がアキバのショップ店頭に並び始めた。“(S)”はカラーを表し、今回登場したモデルはシルバーのみ。
SE-U55Xは新たにオンキョー独自の回路である“VLSC”(Vector Linear Shaping Circuitry)を搭載したのが従来製品との最大の違い。この回路は同社のアンプ製品などに搭載される“VLC”(Vector Linear DA Converter)技術に改良を加えたものだ。詳しい解説は同社のウェブサイトに掲載されているが、簡単に言えば、アナログ波形をより段差のない滑らかな波形にする技術だ。これによりカタログスペック比で従来モデルでは100dBだったS/N比がSE-U55Xでは110dBとなった。
スペースの制限を受けないため、内蔵型サウンドカードに比べ豊富な入出力端子を用意できるUSBサウンドデバイスだが、SE-U55Xではデジタル部に同軸出力×1、光出力×2、光入力×2、アナログ部にライン出力×1、ヘッドホン出力×1、マイク入力×1が備わっている。サンプリングレートは出力時44.1/48kHz、入力時32/44.1/48kHzに対応。またユーザーからのリクエストも多かったというリモコンも標準添付となり利便性も向上している。
動作はUSBバスパワード。ACアダプタが必要ないため、ケーブルの取り回しには苦労しないだろうが、一方で従来同様アンプは内蔵していないため、スピーカはアンプ内蔵タイプを用意する必要がある点は注意が必要だ。なお対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XP。
価格 | ショップ |
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\15,480 | クレバリー1号店 |
\17,799 | TSUKUMO eX. |
\17,800 | コムサテライト3号店 |