ソニー(株)は31日、さまざまな画質が混在するデジタル放送で、信号の種類に応じて最適な1080p高画質映像を創造する高画質創造技術“DRC-MF v2.5”を発表した。
リアルなHD信号の創造(概念図) |
これは、2004年8月に発表した、ハイビジョンカメラで撮影された映像や放送局から送られてくるHD信号(ハイビジョン信号)から、よりリアルな質感や解像感を表現する独自技術“DRC-MF v2”を基に、HD信号に含まれる歪成分に対しても“デジタルマッピング処理”を行なうことで実物に近いHD信号を創造できるようにしたもの。HD信号からリアルな1080p映像信号を直接作り出せるため、垂直解像感の向上や、動きのある映像の解像感/質感を向上できるという。
同社では、SD信号から1080iに変換されたHD信号に対して最適なHD創造を適用することで、フルHDパネルの表現力を最大限に引き出せるとしており、今後、同社が発売する予定の家庭用薄型ハイビジョン“BRAVIA(ブラビア)”シリーズなどに順次搭載する予定という。