6月1日、網屋はアクセスログ監査ツールの最新版「ALog ConVerter Ver.4.0」の販売を開始した。
本製品は、クライアントPCのアクセスログをサーバから本製品に搭載されたリモートモジュールを通じて取得し、ログの高速検索や分析機能を備えたソフトウェアだ。そのため、サーバにもクライアントPCにもエージェントを導入することなくアクセス解析を実現する。また、そういった仕組みうえ、ライセンス料金はアクセス先のサーバだけで済むのが特徴となっている。
今回バージョンアップしたALog ConVerter Ver.4.0では、アクセスログ検索システムのレスポンスやレポート機能などの機能を強化し、集計/監査のレポートをPDFで出力することも可能になった。
また、追加機能に関しては、イベント出力先、Alogサーバのディスク残量監視機能、NetApp Ontap7,3,3および8,0への対応、Windows Server 2008 R2のプリントログ収集機能などを実装している。
Oracle Databaseにも対応した パッケージも同時発売
パッケージは、ログ取得先に併せて下記の通り大きく3つに分類できる。今回の注目点は「ALog ConVerter DBシリーズ」にOracle Databaseに対応したパッケージが加わったことで、SQL Serverとの一元管理が可能になった点だ。また、「ALog ConVerter NASシリーズ」では、Isilon IQシリーズ対応のパッケージも追加された。
- ALog ConVerter for Windows
- Windowsサーバに対応したパッケージ。
- ALog ConVerter NASシリーズ
- NASに対応したシリーズ。ネットアップ(NetApp)とEMCに対応していたが、ALog ConVerter Ver.4.0では、アイシロン・ネットワークスのIsilon IQシリーズに対応した。そのため、NASシリーズのラインアップは計3パッケージに増え、「ALog ConVerter for NetApp」、「同 for EMC」、「同 for Isilon」となった。
- ALog ConVerter DBシリーズ
- DBサーバに対応したシリーズ。従来までは、MS-SQL Serverのみの対応だったが、今回からOracle Databaseにも対応した。パッケージは「同 for SQL Server」と「同 for Oracle」の2種に増えた。