6月10日、ロジテックはWindows Storage Server 2003 R2を搭載し、ソフトウェアでのRAID1構築が可能なキューブ型NASの新モデル「LSV-MSX2Cシリーズ」を6月下旬より発売すると発表した。
LSV-MSX2Cシリーズは、内蔵の2台のHDDに加えて、新たにもう2台のスペアドライブを追加できるようにしたNAS。ホットスワップには対応していないが、引き出し式のキャニスタの採用により、故障時や増設時にも迅速な交換を可能にしている。
ラインアップは2製品で、初期搭載容量が2TB(1TB×2台)の「LSV-MS2000X/2C」と、4TB(2TB×2台)の「LSV-MS4000X/2C」となる。
CPUとしてVIAのC7(1.0GHz)を採用し、容量以外のスペックは共通となる。また、IPアドレスやサーバ名などを表示する液晶パネルのほか、1000BASE-T対応のLANポート、UPS接続用のシリアルポート(RS-232C準拠)なども搭載する。ディスク暗号化機能を有している。
OSにWindows Storage Server 2003 R2を採用しているため、Active Directoryへの参加などWindows環境との親和性が高いのも特徴。利用にあたってCALは不要で、市販のWindows Server用バックアップソフトウェアやセキュリティソフトウェアのインストールが行なえる。
本体の価格は、2TBモデルが13万8000円で、4TBモデルが17万8000円だ。
現行シリーズは
最大4万円引きの価格改定
同時に、現行の2シリーズを対象に価格改定を行なうことも発表した。まず、ソフトウェアでのRAID 5に対応した「LSV-5S4Cシリーズ」では、容量8TB(2TB×4台)の「LSV-5S8000/4C」が29万8000円から、27万8000円になった。
そして、ソフトウェアRAID 1に対応したキューブ型NAS「LSV-MS2Cシリーズ」は下記の通りだ。
- LSV-MS1000/2C 容量1TB(500GB×2台)
- 旧価格12万8000円→新価格9万9800円
- LSV-MS2000/2C 容量2TB(1TB×2台)
- 旧価格14万8000円→新価格11万8000円
- LSV-MS4000/2C 容量4TB(2TB×2台)
- 旧価格19万8000円→新価格15万8000円