ソニーは、エリクソンが保有しているソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの50%の株式を取得し、ソニーの100%子会社にすることで合意したと発表した。買収は現金によって行なわれ、ソニーからエリクソンに10億5000万ユーロ(約1100億円)が支払われる。
ソニーによると、今回の完全子会社化により、ユーザーの利便性向上とともに、タブレット/テレビ/PCなど、ソニーのネットワーク対応製品群にスマートフォンを迅速に組み込むことが可能になるとしている。また、ソニーの全製品および全サービスを対象とする、知的財産権のクロスライセンスととワイヤレスモバイル技術の重要特許を獲得したとする。
ソニーとエリクソンによる合弁企業として、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが誕生したのは2001年10月。ちょうど10年が経過し、新たな段階に進むことになる。