IDCフロンティアは12月15日、環境対応型大規模データセンターである「北九州データセンター」の6号棟が竣工したと発表。2017年1月から稼働を開始する。
北九州データセンターは、広大な敷地へ需要に応じて1棟ごとに建設するモジュール方式と、サーバーの冷却に外気を取り入れる外気空調方式を採用した環境対応型のデータセンター群。
クラウドサービスにおいて西日本地域の最大拠点であり、1000km以上離れた東日本地域のクラウド間で、同社の閉域網を使用した無料接続を提供している。
データセンターサービスにおいても、東京・大阪に集中するシステムの地理的分散や電力供給会社の分散を実現。将来の拡張余力をシステム選定の条件とした大規模案件や、メインサイトの移設・分散など事業継続や災害対策の需要にも応えるとしている。
第6号棟はおよそ610ラックで、全棟ではおよそ3340ラック規模となる。これにより、15万台以上のサーバーを収容できるという。