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友だちと一緒にマルチプレイでオリジナルの地下世界を開拓しよう!

「Core Keeper」の非公式ゲームサーバーをカゴヤのVPSで立てる方法

文●大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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地下世界のサンドボックスゲーム「Core Keeper」とは?

 「Core Keeper」は、プレイヤーが地下世界をサバイバルしつつ探索を進める人気のサンドボックスゲームだ。2021年6月にSteamでリリースが始まり、現在は早期アクセス版がプレイできる。

 ストーリーとしては、謎の遺跡“レリック”に触れたことで地底世界に放り出された主人公が、地下世界で手に入るさまざまな資源を活用して道具や武器、防具、食料などを作りながら、徐々に開拓を進め、この世界の謎を解いていく――といったものだ。

 もっとも、行動の自由度は高いので、ストーリーの謎解きに専念しなくてもよい。たとえば集めた資源を使って自分の基地を作ったり、畑を耕して野菜を育てたり、釣りをしてのんびり過ごしたりすることもできる。そんなゲームの内容は、以下のファミ通記事がわかりやすい。
 ■『Core Keeper』ほぼ無限に遊べる地底世界サンドボックス。RPG要素が強めだけどスローライフもしっかり楽しめる贅沢タイトル【おすすめゲームレビュー】(ファミ通.com)

 Core Keeperのスタート時には新たなワールド(地下世界マップ)がランダムに生成される。最初はどんな世界なのかまったくわからないが、つるはしなどで壁を掘り進めていくことで、徐々に全貌が明らかになってくる。古代遺跡が見つかったり、攻撃してくる敵や巨大生物がいきなり現れたりと、「この先には何があるんだろう?」というワクワク感がたまらない。

マルチプレイで遊ぶなら非公式サーバーを立てよう!

 とはいえ地下世界はとてつもなく広大であり、新たな場所に移動するためには基本的に壁を掘り進める必要があるため、1人で探索するのはかなりの時間がかかる。そこで、1つのワールドに複数のプレイヤーが入り、互いに協力しながら探索を進められるマルチプレイ機能も用意されている。

 実はサーバーを立てなくても、ホスト役のプレイヤーがほかのプレイヤーに「ゲームID(ワールドに割り振られたID)」を教えれば、同じワールドに入ってマルチプレイで遊ぶことは可能だ。ただし、ホスト役のプレイヤーがCore Keeperを起動している間でなければ、ほかのプレイヤーはそのワールドに入れない。

 一方、VPSで独自に非公式サーバーを立てれば、すべてのプレイヤーが24時間いつでもそのワールドに入って探索できるようになる。Core Keeperの世界に、よりのめり込んで楽しめるはずだ。

 というわけで、カゴヤ・ジャパンの「KAGOYA CLOUD VPS」を使ったCore Keeperの非公式サーバー構築方法を紹介しよう。なおVPSの基礎知識については、以下の記事を参照してほしい。
 ■VPSとは? レンタルサーバーと何が違う? 分かりやすく解説(カゴヤのサーバー研究室)

○VPSのインスタンス作成

 まずはカゴヤジャパンのWebサイトからVPSの利用申し込み(アカウント登録)を行う。クレジットカード払いの場合は、オンラインで申し込めばすぐに利用開始できる仕組みだ。
 ■KAGOYA CLOUD VPS

 申し込みが完了したら、カゴヤからVPSのコントロールパネル(管理画面)にログインするためのIDやパスワードがメールで届く。コントロールパネルにログインすると「インスタンス一覧」画面が表示される。この「インスタンス」とは、クラウド上で動く仮想サーバー(VPS)のことだ。

 一覧画面の右にある「+インスタンス作成」のボタンをクリックして、インスタンスの新規作成画面に進む。ここで設定が必須なのは以下の項目だ。

・パッケージ/OSテンプレート … 「Ubuntu 22.04 LTS」を選択
・スペック … 「CPU 4コア/メモリ 4GB/ストレージ 30GB」を選択
・ログイン用認証キー(SSHキー) … 右にある「ログイン用認証キー追加」をクリックして新規作成し、追加された認証キーを選択
・コンソールログインパスワード … コンソールへのログインパスワードを入力
・インスタンス名 … インスタンスを管理するための名前(日本語も可)

今回作成したVPSインスタンスの設定

 その他の設定を触る必要はなく、標準設定、あるいは空欄のままでよい。詳しく知りたい場合はオンラインマニュアルを参照してほしい。
 ■カゴヤ・ジャパン VPSマニュアル

 画面下部の「料金」を確認したうえで「インスタンス作成」ボタンをクリックすると、2~3分でインスタンスの作成が完了する。先ほどのインスタンス一覧画面に、新規作成したインスタンス名が表示されるはずだ。

 なお今回、筆者はVPSのマシンスペックとして「CPU 4コア/メモリ4GB/ストレージ30GB」を選択した。実は、Core Keeperのサーバーに必要なスペックの情報はWeb検索してもわからなかったので、ひとまずこの程度にしておいたのだ。このスペックのVPSならば日額55円、月額上限1540円(本稿執筆時点の料金)で使える。

 結論から言うと、プレイヤー1人でプレイするぶんにはこのスペックで十分だった。ただし複数プレイヤーが同時にプレイする場合は、4コア/4GBのスペックでは画面表示がもたついたり、接続できなかったりする可能性がある。その場合はVPSのスペックをより高いものに切り替えてほしい(詳しくは本記事の後半で説明する)。

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