JN-245GT180FHDRをレビュー
180Hz駆動の液晶が1万9800円ってマジ!? PS5と組み合わせてもコスパ◎な格安モデルの実力は?
提供: 株式会社JAPANNEXT
ゲーミングディスプレーというと、一般のモデルよりも高価なイメージがあるが、数年前に比べて全体的に価格帯は下がってきている。特にリフレッシュレート144~240Hzクラスのモデルはかなり手ごろなラインになっており、ゲーミング環境はだいぶ揃えやすくなった。
JAPANNEXTではコスパ重視のゲーミングディスプレーも多く販売しており、中でも「JN-245GT180FHDR」は、24.5型でリフレッシュレート180Hzをサポートしながら、直販サイトで税込み1万9980円という価格が魅力となっている。
しかし、安価である一方で、ゲーミング用途においてそのスペックは十分なものなのか不安に思う人もいることだろう。そこで、JN-245GT180FHDRがどのような液晶ディスプレーなのかゲーマーの視点でチェックしていきたい。
TN方式の高リフレッシュレート対応モデル
応答速度もMPRTで1msとかなり高速
JN-245GT180FHDRは、冒頭でも述べたとおり24.5型の液晶ディスプレー。液晶パネルはTN方式で光沢のない、いわゆるノングレアタイプだ。輝度は400cd/m2と高めで、DisplayHDR 400に対応しているので、ゲームや映画などのHDRコンテンツを楽しむことも可能だ。コントラスト比は1000:1と明暗はかなりクッキリしており、引き締まった映像を実現する。
なお、TN方式は見る角度によってバックライトから透過してくる光量が異なるため、視野角が狭く、色のバラつきが起きやすい。しかし、JN-245GT180FHDRの視野角は水平170度、垂直160度を誇り、実際に横から画面をのぞき込んでも、輝度のバラつきや色ムラは確認できなかった。さらに、sRGBカバー率は100%を誇り、色の再現性も申し分ない出来だ。解像度は1920×1080ドットまでサポートする。
そして、リフレッシュレートは180Hzをサポート。最近のFPSやTPSといったゲームでは、1フレームでも多く描画して他者より有利に立ち回ることがトレンドになっている。JN-245GT180FHDRはリフレッシュレート180Hzをサポートしていることで、毎秒180フレームで表示できるので、ゲーマーも十分に満足できる仕様だ。
さらに、応答速度はリフレッシュレート100Hz以上の場合、MPRTで最大1msとかなり高速。GTGもオーバードライブ時ではあるが最大3msを誇り、瞬時の動作が要求されるゲームにおいて反応の遅さを感じることもほぼないはずだ。
また、AMDのディスプレー同期技術である「FreeSync」をサポート。Radeonシリーズのビデオカードを使用していることが前提になるものの、FreeSyncによりスタッタリングやティアリングといった画面の乱れやチラつきを抑えることができる点は、ゲーマーにとってはありがたい。
さらに、JN-245GT180FHDRはOSDメニューにピクチャーモードと呼ばれるプリセットを搭載。用意されているプリセットは、「スタンダード」「ゲーム」「映画」「テキスト」「FPS」「RTS」の6つ。これらのプリセットを選択すると、明るさやコントラスト、それにシャープネスが自動で切り替わる仕組みだ。
また、画面中央に照準点を表示する機能も備わっており、FPSやTPSをプレイする際に役立ちそうだ。ただし、対戦ゲームの場合はハードウェアチートとみなされる場合もあるため、使用は1人用ゲームなどにとどめたほうがいいかもしれない。用意されている照準点は赤色が2つ、緑色が2つの計4種類。
そのほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリーや、眼精疲労の原因といわれるブルーライトの軽減機能も搭載。これらはめずらしい機能ではないものの、ゲームを長時間プレイすることが多い人にとっては、有用な機能と言っていい。
また、2W×2のスピーカーを内蔵しており、別途スピーカーを用意する必要がない。さすがにその音質は軽めで低音が物足りない印象だが、聞き取りやすくゲームをプレイするうえで支障はない。
なお、消費電力は通常時17W、最大時35W、省エネ時14Wと全体的に低め。電源はACアダプターを使用するタイプで、パッケージには3.0A/12Vの36W出力のものが同梱されている。ちなみに、このACアダプターのサイズは94(W)×47(D)×31(H)mmとコンパクトで、JN-245GT180FHDRを机上に置いても、ACアダプターが邪魔になることはないだろう。
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