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Amazonブラックフライデー2024 おトクな情報総まとめ 第77回

Amazonブラックフライデーを機会に考えてみる

実家の両親が「パソコンが壊れた」と言ってきた、何を買うべきか

2024年12月02日 19時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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Amazonブラックフライデー2024

実家のPCが壊れた際、新品を買うべきか? それとも他の手段があるだろうか? 悩みどころです

実家のPCが故障して
自分にヘルプが来たのですが

 「パソコンが壊れたんだけど、どうにかしてくれよ」

 ASCII編集部のモーダル小嶋です。いつもは自然に目が覚めるまで寝ているスタイルなのですが(その結果、普通に寝坊することもあるのですが)、先日、父親からの唐突な電話の着信音によって起床となりました。

 実家の両親も、そろそろ「高齢」といってよい年齢。もしかして、何か病気でも見つかったのでは……あるいは急にケガでもしたのでは……と怯えながら電話に出ると、困った声の父が、冒頭の言葉で窮状を訴えてきたというわけです。

画像はイメージです。我が家の場合、もうちょっとわかりにくい故障が発生したとは思う

 そう、実家からの(あるいはPCに明るくない友人などからの)、「パソコンが壊れた」。このセリフ、言われたことがある人もいるのではないでしょうか。助けてあげたい。でも、自分は遠くで暮らしているし……。

 他の編集部員たちも、実家から「何もしてないのにパソコン壊れた。直して」とか、「子供が学校で使ってるノートPCのパスワードとIDを忘れたからなんとかして」とか言われるそうです。それは無茶というものですが、何しろ向こうが無茶だと認識していないので困りものです。

 筆者の場合、父からの話を聞くと、本当にPCが壊れたようなのです。つまり、「何もしてないのに壊れたと言いつつ、どこか触っていた」パターンではなく、機械が物理的に壊れたパターン。修理か買い替えが必須です。

 ただ、無償修理の保証期間はとっくに切れているとのこと。それならば、新しいものに買い替えたほうが、長い目で見たときによさそう。

 となれば「そっちでPCを買えばいいじゃん」と言いたくなるのですが、父いわく「何をどう選んでいいかわからない。買ったとしても自分でネットに繋げる自信がない」と言うのですから、マジで困りものです。しかし、息子としてスルーするわけでにもいきません。さあ、どうするか。

 幸いなことに(?)、Amazonブラックフライデー 2024が開催中なので、セール対象の製品で解決できないか考えてみましょう。

お買い得で必要十分な
Windows 11のノートPCを買う

 まず最初に、新品のPCを買って送りつける(あるいは、「これがいいよ」と紹介する)というシンプルな解決策があります。

 Amazonブラックフライデー 2024でセールになっているPCの中で、筆者がチョイスするなら、HPのノートPCです。

 ポイントはノートPCなので家のあちこちに持ち運びやすいところと、ディスプレーが15.6インチで老眼の進んでいる父でも見やすいところ。Core i5-1334Uでメモリーも16GBですから、Zoomもなんとかなる。価格も7万円台です(12月2日現在)。

Image from Amazon.co.jp
HP ノートパソコン HP 15-fd インテル第13世代 インテル Core i5-1334U 16GBメモリ 256GB SSD Bluetooth 指紋認証 薄型 ナチュラルシルバー
 

 どんなPCを選ぶかに関してはいろいろな議論がありましょうが、そもそも「実家からヘルプが来ている」という原点に立ち返れば、とにかく家族が求めているスペックがあればいいわけです。ゲームが動かなくてもいいし、パーツが約1677万色で光らなくてもいい。

 Windows 11の場合、お互いが同じアプリを起動しセキュリティコードを使うことで、マッチングし画面を共有できる「クイックアシスト」機能が使えます。これを利用すれば実家の家族に「設定の方法がわからない」などと言われたときに、遠隔でのヘルプが可能になります。

離れた場所のPCを操作するWindows 11の「クイックアシスト」機能について読む
 

 一方、最近では標的のPC画面に「あなたのPCがウイルスに感染している」などといった警告画面を表示し、サポートの連絡先に見せかけた番号に電話させたり、不正なサイトに誘導したりする「サポート詐欺」もあります。

 サポート詐欺では、電話の相手に操作をうながされることで、リモートデスクトップツールなどを利用し、ネットワークコマンドなどを実行されてしまう手口もあります。クイックアシスト機能も悪用されないとは限りません。

 なので、家族にクイックアシストを説明する場合、あわせて「自分以外の人間が操作しようとしてきたら詐欺だと思え! 何かあったらまず自分に連絡しろ!」と言うのがベターでしょう。

 ただ、問題もあります。家族のPCに対する知識にもよりますが、「どうやってPCをセットアップするか」「どうやって『クイックアシスト』をできるようにするまで持っていくか」というのはネックでしょう。

 筆者の場合、実家に帰省して、直接説明することが必要になります。一度設定してしまえば、だいぶラクにはなると思うのですが。

PCでなくてもよいなら
iPadにデビューしてもらう手もある

 そもそも、家族はPCで何をしたいのでしょうか? 用途によっては、PCでなくてもよいというケースもあるでしょう。

 たとえば、筆者の父親の場合は「インターネット見たい(=Webブラウジングがしたい)、メールが見たい(=Gmailを確認したい)、Zoomがしたい」とのことでした。

 そう考えると、「iPadを購入する」という手もあります。Wi-Fiにさえ繋いでしまえば、親がやりたいことができるわけですよね。操作も直感的で、PCより楽かもしれません。スマホよりも画面が大きいですし、マルチタスクで作業はしないだろうし。

 Amazonブラックフライデー 2024でセールになっていたのは10.9インチの第10世代。64GBモデルが5万円強の5万600円。イエロー、シルバー、ピンク、ブルーの4色から選べます(12月2日現在)。

Image from Amazon.co.jp
2022 Apple 10.9インチiPad (Wi-Fi, 64GB) - シルバー (第10世代)
 

 ポイントとしては、両親がiPhoneを使っていれば、操作はもちろん、Apple IDの説明もラクなところです。逆に言えば、Apple製品に触れていない場合、説明がややこしくなるかもしれません。筆者は母がiPhoneユーザーなので、ここはOK。

 個人的な不安材料としては、PCのキーボード入力に慣れている父が、iPadの文字入力にとまどうのでは……というところがありました。ただ、我が家の場合、母が「そうはいっても、父さんはキーボードも指一本だから、iPadでもたいして変わらない」と言っていたので問題はなさそうです。

 「iPad(iPadに限らず、タブレット端末)を購入する」というのは、実家の“PC問題”を解決する選択肢の一つかもしれません。

ささやかな親孝行として
両親の好きなものを添えたい

 「パソコンが壊れたんだけど」と言われた際、正直、筆者は「めんどうくさいな」と思いました。こっちだって仕事があるのに……。それぐらいのことは自分でやってほしいのに……。

 しかし、自分がASCII編集部に入ったときはどうだったでしょう?

 「ビデオカード」と言われたときに「あ〜、ビジネスホテルで売ってるアレかあ」と思うような、とんだ大バカ者だった自分。多くの先輩たちに指導いただいて、ようやくASCII編集部の一員になった気がしたと思ったら、PCやスマホをすっ飛ばしてアスキーグルメ担当になっていました。適材適所とはこのことかもしれません。

 ともかく、かつて自分は「PCのことがよくわからない」側でした。実家の両親だってそうでしょう。だから、詳しいと思っている自分に聞いてきている。

 上司や先輩は、よくわからない側の自分に辛抱強く教えてくれました。そのおかげで今があります。無知ゆえに苦労した自分の苦労を、両親に味わせるようでは息子失格です。

 両親からしてみれば、頼れる(無理が言える)相手は自分なのかもしれないし、遠く離れている家族と連絡が取りたかったのかもしれないし……。そう思えば、家族の悩みに答えるだけでなく、ささやかな感謝を一緒に伝えてもいいのではないでしょうか。

 PCの相談をしながら、iPadの提案をしながら、自分がAmazonブラックフライデー 2024で両親に贈ろうと思ったのは、ちょっといいビールでした。プレミアム・モルツにしたのは、父がサントリー党だからです。

Image from Amazon.co.jp
ザ・プレミアム・モルツ 350ml 24本 ビール プレモル
 

 まあ、大事なのはビールを選ぶことではなくて、家族が喜びそうなものを見つけることが大切。食料、飲料、あるいはファッション小物(マフラーなど)を、セールの機会に贈るのもよいのではないでしょうか?


 

 ブラックフライデーそのものは11月29日なのですが、Amazonブラックフライデー 2024は12月6日まで開催されています。

 家族へのプレゼント、あるいは必要物資などを購入するにも、セール価格で揃えられるなら何かと好都合。親孝行のきっかけにもなるかもしれません。ちなみに筆者はPCのセットアップをかねて12月中に帰省、iPadの使い方などを教えつつ、両親とビールで乾杯する予定です。

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