Dreamweaverの拡張機能の使い方や管理の仕方、便利な拡張機能、旧式のファイルからの変換方法、そしてAdobe Exchange/Extension Managerを紹介する。
Adobe Dreamweaver CC(以下、Dreamweaver CC)は、昔から機能を拡張できるように設計されている。「インストールしたままの状態だと、自分のワークフローに合わないな」というときに、拡張機能を使って自由に新しい機能を追加できるのだ。
拡張機能はアドビシステムズがホストするサイトから入手する方法と、ユーザーが作成したものをユーザーのサイトから入手する方法がある。今回はDreamweaverの拡張機能にフォーカスして、Adobe Exchange、Adobe Extension Managerなどを紹介しよう。
「Adobe Exchange」はAdobe Creative Cloud≫(以下、Creative Cloud)ファミリーを含むアドビシステムズのツール群の拡張機能をまとめたサービスだ。ユーザーは作成した拡張機能をAdobe Exchangeにアップロードし、配布することもできる。
Adobe Exchangeはブラウザで開くと、さまざまな拡張機能が表示される(Dreamweaverの場合は「http://www.adobe.com/cfusion/exchange/index.cfm?event=productHome&exc=3&loc=en_us」)が、同様のことがDreamweaver CCのAdobe Exchangeパネルでも行えるようになっている。Adobe Exchangeパネルはメニューの[ウィンドウ]→[拡張機能]→[Adobe Exchange』で開くことができる。
パネルを表示するとき、アップデートを求められることがあるので、その時はアップデートしよう。
Adobe Exchangeパネルは、拡張機能の管理も兼ねているので、[購入済]タブではインストールした拡張機能を見ることができるようになっている。そして、ご覧のように有料の拡張機能がたくさんあるのだが、[無料]タブを選択することで、無料の拡張機能だけを見ることができる。
無料のタブをクリックすると、下図のように無料の拡張機能だけが表示された。
数がかなり少ないが、どうやらパネルに表示できる拡張機能には制限があるようで、ブラウザで表示した拡張機能との数にかなりの差がある。ブラウザ版のAdobe Exchangeは英語のみの提供であるため、ちょっとハードルが高いが、無料のものを探したい場合は[Freeware]や[Open Source]でフィルタするといいだろう。
このように、ブラウザ版Adobe Exchangeのフィルタ機能はライセンスのタイプで行えるようになっている。
気になる拡張機能があったら、Dreamweaver CCのAdobe Exchangeパネル上からインストールしてみよう。
インストールのボタン(無料の場合[無料]ボタン)をクリックすると、下図のように自動でダウンロードされてインストールできる。
インストールが完了すると、拡張機能のタイプにもよるのだが、Dreamweaver CCの[ウィンドウ]メニューにインストールした拡張機能の名前が表示されるようになる場合がほとんどだ。
これで「HTML5 Data Bindings」拡張が利用できるようになった。詳しい使い方はスペースの都合で割愛するが、これはFlickrやFacebookなど、さまざまなWebサービスが提供しているデータを取得して画面上に展開できる、使いドコロがいろいろありそうな拡張機能だ。
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