イラン、ハマス、ヒズボラ他の「報復攻撃」に備え、イスラエル防衛を強化すべく、USSリンカンCSGが東方から移動中。
当ブログの方針として慣習を排除し、英語による人名固有名詞は極力原音に近いカタカナ表記としておりますのでご理解をお願い申し上げます。
ニミッツ級空母エイブラハム・リンカン(CVN-72)からの洋上給油を監督するアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSスプルーアンス(DDG-111)の艦長マット・アダムス中佐。US Navy Photo
空母USSエイブラハム・リンカン(CVN-72)と護衛艦艇部隊は、太平洋から中東への移動を「加速」中と、国防総省当局者が月曜日に記者団に語った。
ロイド・オースティン国防長官はイスラエルのヨアヴ・ギャラント国防相と日曜日に会談し、先月末にテヘランでハマスの指導者イスマイル・ハニェが殺害されたのを受け、イランの報復に備える中、イスラエルへの米国の軍事的コミットメントをあらためて確認した。
「オースティン長官は、F-35C戦闘機を搭載したUSSエイブラハム・リンカン空母打撃群に、USSセオドア・ローズベルト空母打撃群の能力に加わるべく、(米中央軍管轄地区への)移動を加速するよう命じた」と、国防総省のパット・ライダー報道官は記者団に月曜日語った。
海兵隊のF-35CライティングII統合打撃戦闘機は、第314海兵戦闘機飛行隊(VMFA)の「ブラックナイツ」に所属している。USNI News Fleet and Marine Trackerによると、月曜日時点で、リンカンはフィリピン沖のスールー海で活動している。先週、リンカンは西太平洋でイタリアの空母ITSカヴール(550)と演習を行った。
ライダー報道官は、リンカンがUSSセオドア・ローズベルト(CVN-71)と一緒に行動するのか、あるいはローズベルトが中東から太平洋に戻るのかについては明らかにしなかった。今回の発表に先立ち、国防当局者はUSNIニュースに対し、ローズベルトと第11空母航空団がカリフォーニアに帰港する予定であると語っていた。月曜日時点で、同打撃群は7ヶ月以上配備されている。
USNIニュースの空母配備データベースによると、2020年以降、TRはほぼ540日間配備されている。 ローズベルトが米中央軍に到着する前、オースティンは東海岸の空母USSドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)を2度延長して中東にとどまらせていた。次に配備される東海岸の空母はUSSハリー・S・トルーマン(CVN-75)で、配備前の最終演習の真っ最中である。
タスクフォース61/2に配属された第2部隊偵察中隊の海兵隊員は、地中海を航行中のオハイオ級誘導ミサイル潜水艦USSジョージア(SSGN-729)と潜水作戦を行う(2024年7月31日)。US Navy Photo
国防総省は、リンカンに関する発表に加え、トマホーク陸上攻撃ミサイル154発と特殊作戦部隊を搭載可能な誘導ミサイル潜水艦が、米中央司令部(CENTCOM)に向かうと発表した。
オハイオ級潜水艦USSジョージア(SSGN-729)は、米欧州軍から米中央軍に移されると、国防当局者がUSNIニュースに確認した。
月曜日時点では、ジョージアは東地中海で活動中で、スエズ運河を通過していない、と防衛当局者がUSNI Newsに確認した。
ジョージアは、トマホークを搭載するため原子力弾道ミサイル潜水艦から改造されたオハイオ級4隻の1隻。
同じく誘導ミサイル潜水艦USSフロリダ(SSGN-728)は中東と地中海へのほぼ2年にわたる展開を終えており、イエメンのフーシ派に対する攻撃も含まれていた。■
Carrier USS Abraham Lincoln Ordered to ‘Accelerate its Transit’ to Middle East, Guided-missile Sub USS Georgia Going to CENTCOM
August 12, 2024 5:10 PM
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