世界最大の腕時計メーカーで「パワハラ」による労災認定か? 高級腕時計の中でも抜群の知名度を誇る「オメガ」や、18世紀にマリー・アントワネットに愛用された歴史のある「ブレゲ」、カジュアル腕時計の世界的な先駆けである「スウォッチ」など、有名ブランドを多数傘下に抱える世界最大の腕時計メーカー「スウォッチグループ」。その日本法人である「スウォッチグループジャパン」に勤務する、企業広報を担当する管理職の50代女性Aさんが、昨年11月に適応障害によって、中央労働基準監督署から労災認定されていたことがわかった。 中央労基署は、2021年3月に就任した新社長による「執拗で激しい叱責」が「上司とのトラブル」に当たり、Aさんが低い査定を受けたことやPIP(業績改善プログラム)の対象とされたことが「仕事上の差別、不利益取り扱い」に当たるとして、適応障害の発症の原因となったものと判断している。 また、Aさんは社長