民主党は2日、退陣表明した鳩山首相の後継代表を選ぶ両院議員総会に加え、国会での首相指名選挙と組閣を4日中に終えることで関係方面との調整をほぼ終えた。 同党は調整の中で、首相官邸を通じて宮内庁に、天皇・皇后両陛下の静養日程を変更するよう要請した。 天皇、皇后両陛下は当初、4日から8日まで、神奈川県葉山町の葉山御用邸で静養されるご予定だった。このため、皇居での新首相の任命式や新閣僚の認証式は、週明け以降になるとの見方が出ていた。 だが、同党は「天皇陛下の葉山でのご静養を少し遅らせていただければ、4日の組閣が可能になる」(党関係者)などとして、宮内庁に日程調整を要請。静養入りは5日以降に遅らせる方向になったという。 民主党は、16日の今国会の閉会を目前に、新首相の所信表明や代表質問などの日程を確保するため、任命式、認証式を急ぐ必要があった。党内では、「首相の突然の退陣に伴って、天皇陛下の