東京都議会定例会は16日、一般質問が行われた。12月定例会で可決した過激なアニメや漫画の販売などを規制する改正都青少年健全育成条例について、石原慎太郎知事の発言を非難する民主都議と知事の間で激しい応酬が繰り広げられた。 同条例をめぐっては、反発する出版会社などが「東京国際アニメフェア」(実行委員長・石原知事)への参加を辞退したため、出展ブースが昨年に比べ激減。辞退した出版会社などが同時期に同種のイベントを独自開催するなど“分裂開催”の様相となっている。 一般質問に登壇した民主の栗下善行都議は、石原知事が不参加の出版業者に対し「(条例を理解できないなら)来なくても良い」などと発言したことを引き合いに、「度重なる知事の侮辱的な発言が、出展拒否の大きな原因になっている」と批判。 これに対し、石原知事は「条例は栗下議員も賛成して改正された。なぜ質問したのか」と声を荒らげ、「都議会の最大の権威ある議