PC用オーディオボード、USBオーディオモジュールやオーディオ機能を重視したMedia Center PCの開発といった、日本の老舗のオーディオ専業メーカーとしては珍しくPC業界と深い関わりがあったオンキヨーが、PC製造メーカーのソーテックを買収したのが2007年7月のこと。その後、デジタルアンプ内蔵のAPX-2といったオーディオコンピュータを発売する一方、ソーテックブランドではノート型のUltra Low Cost PC(ULCPC)、いわゆるネットブックを国内メーカーとして初めて発表した。 そして今回、同じくULCPCの枠組みで開発したのが「SOTEC HDC-1L」である。見た目は「HDC-1.0」とほぼ同じだが、ブランド名はオンキヨーではなくソーテックを名乗る。HDC-1.0と同じく“音の良いPC”を目指しつつ、ULPCの枠組みで低価格化したネットトップ版HDC-1.0といった位置
HDMIに対応したテレビ、プロジェクタ、レコーダ、プレーヤーなど各種機材が揃ってきたが、高品位な映像や音を得るための使いこなしには様々な誤解が多い。 幾つもの情報や経験則から生まれるHDMIの使いこなしが推測を生み、その推測がまた別の経験則と結びつけられ、何が原因でどのような事が機器の中で起きているのか、さっぱり判らなくなっているユーザーが増えているのが、読者から届くメールやAVファンのブログなどから見えてくる。 しかし、実はHDMIの特徴を把握していれば、HDMIの使いこなしはさほど難しいことではなく、カンのいい方ならばいろいろな対策を思いつくだろう。今回はHDMIの使いこなしについて、その基本的な考え方を紹介しよう。 ■ HDMIの映像/音声の品位を決めるものは? HDMIが一般的なデジタル音声インターフェイス(S/PDIFなど)や、アナログ音声/映像と異なる点は、ケーブルを通じて“信
前回は薄型・軽量テレビ流行の理由が、米国で受けのいい壁掛け設置を容易にするためのものだと書いた。しかし、今月初めにラスベガスで開催された「2008 International CES」では、テレビに関するもう1つの可能性も示された。それは4K2K(4096×2048ピクセル)の解像度がもたらす、高画質化の可能性だ。 フルHD対応テレビがやっと手頃になってきたところなのに、本当にそんな高解像度のテレビが必要なのか? と思う読者は決して少なくないだろう。しかし、これからの10年といった長期の視点でいえば、テレビのさらなる高解像度化は必然のものだ。理由はいくつかある。 まず、現在のデジタル放送、あるいはBlu-ray Discなどの高解像度パッケージビデオは、いずれも1920×1080ピクセル(あるいは1440×1080ピクセル)で作られており、フルHDデバイスはそのすべてのピクセルを1対1で表
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SonicStage要らずの「ウォークマン」を試す ドラッグ&ドロップにも対応。ソニー 「NWD-B103F」 カセットテープ、CD時代はポータブルオーディオの代名詞であった「ウォークマン」。しかし、HDD/フラッシュメモリの時代に入り、iPodにその座を奪われた感は否めない。 その一因として度々指摘されてきたのが、「著作権管理を厳密にするあまりユーザーの利便性を損なってきた」という点。楽曲管理ソフト「SonicStage」は数年前まで手持ちのCDのリッピング楽曲についてもチェックイン/アウトの管理が必要なほか、自社コーデックのATRACにこだわり、MP3の管理や転送ができないなどの制限が設けられていた。そのため、ユーザー側からは使い勝手に不満を感じる要素を残してきた。 だが、近年のSonicStageでは、MP3もATRACもAACもシームレスに扱え、かつてのような不満は聞か
もう先月のことになるが、東芝が新しいHD DVDレコーダー「VARDIA RD-A600/300」を発表した。もう店頭にも並んでいるはずなので、現物をご覧になった方も多いことだろう。 この発表会の時に、東芝デジタルメディアネットワーク社の藤井美英社長がプレーヤーのシェアを聞かれ、ヨーロッパでは「勝ったとは言わないが圧勝」とおっしゃったが、これがずーっと気になっていた。「勝った」と「圧勝」の間にどんなレベル差があるのか考えてみたのだが、いまだによくわからない。 米国やヨーロッパの事情は、日本にいてはなかなかわからない。それらは数字としてもたらされるだけで、実際に見たり聞いたりした感触というか、手応えがないのだ。そもそも米国でHD DVDがシェアを伸ばしたのは、プレーヤー本体に5本もタイトルをバンドルしたからだという説もあるし、先日スペインのサラゴサという街に行ったが、デパートや量販店を覗いて
「自然界の絵というのは、点滅していないですよね。ディスプレイが点滅するというのは、本来不自然な話です。だから、液晶はある意味自然な絵ができているわけです。ですがもちろん、自然の映像は『ホールド』しません。ですから液晶にとっては、いかにホールド時間を短くするか、というのが重要なわけです」 ビクターで倍速駆動技術を開発する、ディスプレイ事業グループ・先行開発グループの相羽英樹主席技師はそう説明する。 液晶は、基本的に「ホールド型」と呼ばれる技術。動画像が表示されている時でも、コマとコマの間は、前のコマの映像がそのまま表示され続けている。その結果、ちらつきなどを感じにくいわけだが、逆に、書き換え後も目に残像が残り、違和感を感じることがある。 これまで液晶の残像感を低減するには、液晶パネルの応答速度、すなわち、映像そのものが書き換わるまでの反応速度を上げれば良い、とされ、液晶パネルを評価する
今年春に発売延期を発表。そして今回のCEATECで来年中の発売が発表されたSED。その可能性や素性の良さは誰もが認めるところだが、果たして本当に世の中に投入されるのだろうか? SEDブースに展示された55インチのSEDディスプレイは、平塚にあるSEDのパイロットラインにて、量産向けプロセスを用いて製造された初のフルハイビジョンSEDだ。 その出荷スケジュールを確認するとともに、初めて公開されたフルHD SEDの画質をリポートしよう。昨年のCEATECでインタビューに応じていただいた、東芝 SED開発・事業推進プロジェクトチーム事業企画担当参事の森 慶一郎氏のコメントを交えながらコラムを進めていきたい。 まず出荷スケジュールに関しては、「福間(SED社長)がアナウンスした通り」(森氏)というように、2007年12月に平塚工場で55インチフルHDパネルの量産を開始。2008年中に元は東芝のブラ
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