シリア・アレッポでアサド大統領の肖像を引きはがす反体制派の戦闘員/Mohammed Al-Rifai/AFP/Getty Images (CNN) 「我々の指導者は永遠に」。これは現在のシリア大統領の父親であるハフェズ・アサド氏の大統領時代にシリアでよく目にしたスローガンだった。 気難しく厳格なシリアの指導者が永遠に生き続けるという見通しは、1980年代後半から90年代前半にかけてシリア・アレッポで暮らし働いていた筆者のシリアの友人の多くにとって、暗いユーモアの源泉だった。 ハフェズ氏は2000年6月に死去した。結局、ハフェズ氏は不死身ではなかった。 しかし、ハフェズ氏の政権は息子のバッシャール・アサド氏の指導の下、存続している。 バッシャール氏の政権の存続が危ぶまれた瞬間もあった。11年に「アラブの春」と呼ばれた民主化運動が中東全域に広がり、チュニジアやエジプト、リビアで独裁政権が倒れ、
イスラム体制による、独裁的な権威主義国家として知られるイラン・イスラム共和国。日本ではイランの情報は極めて少ないが、実はイランは大の親日国である。日露戦争の勝利や日本製家電、「おしん」の人気などに加え、1980年代以降に日本へ出稼ぎにやってきた大勢のイラン人労働者たちが日本びいきになり、帰国後に「日本はいい国だ」と宣伝してくれたことが大きかったという。もし、あなたがイラン人と話す機会ができたら「イランはどうですか?」と聞かれるかもしれない。その時「とてもいい国ですね」と言ってはいけないと筆者は言う。その理由とは?(イラン在住日本人 若宮 總) 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、若宮總氏『イランの地下世界』(角川新書)の一部を抜粋・編集したものです。 ● イランで初対面の人に「イランはどうですか?」と聞かれたら イランで初対面の人に会うと、必ず「イランはどうですか?」と聞かれる。まあ、どこ
イランってシーア派じゃん。 ハマスってスンニ派じゃん。 なんで手をくんでんの? 共産党が憎いから自民と統一教会で手を組むみたいなもん?
イランの最高指導者ハメネイ師=7月5日、イラン首都テヘラン/Majid Saeedi/Getty Images/File (CNN) イラン首都テヘランで7月31日、イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ政治局長が死亡したことを受け、イランの最高指導者ハメネイ師は「イスラエルを直接攻撃する」よう指示した。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。 ニューヨーク・タイムズはこの命令に詳しいイラン当局者3人から提供されたという情報を引用し、この命令は31日にイラン国家安全保障最高評議会の緊急会議で下されたと伝えた。 当局者は公に発言する権限がないため名前を明かさないよう求めたという。報道では攻撃がいつどのように実行されるかは明らかにされていない。 ハメネイ師は以前、イラン国内で殺害されたハニヤ氏の死の復讐(ふくしゅう)をするのはイランの「義務」だと述べ、イスラエルに対し「あなたたちは我々の大切な客を我
ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏=イランの首都テヘランで2024年7月30日、イラン大統領府・ロイター パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏がイスラエルによるとみられる攻撃で殺害されたことを受け、ガザの停戦交渉を仲介していたカタールやエジプトが反発を強めている。 今回の事態で、イスラエルとハマスの停戦交渉が停滞するのは必至で、これまでの仲介がないがしろにされたも同然だからだ。ガザでの人道危機が深まる中、打開策は見えていない。 「一方の当事者が相手の交渉者を暗殺しておきながら、どうやって仲介を成功させようというのか」。カタールのムハンマド首相兼外相は7月31日、X(ツイッター)にこう投稿し、「平和(の実現)には真剣なパートナーが必要だ」と訴えた。 ハマスとイスラエルの停戦に向けた交渉では、3段階で休戦し、人質解放などを進める案が協議されている。7月には、ハマ
選挙の話が続いて申し訳ないですが、もう一日お付き合いいただければと思います。 この週末にかけて都知事選だけではなく、イランの大統領選とフランスの下院議会の選挙結果も大きく報じられました。またその数日前には英国でも総選挙で政権交代が実現しています。それら4つの選挙に共通してみられるメディアのヘッドラインは「誤算」であります。 フランスの場合、そもそもなぜ、マクロン大統領は総選挙を実施したのか、その理由が未だに不明瞭であります。年金支給年齢引き上げやウクライナ派兵をほのめかすなど国内人気が今一つだったマクロン氏に対する批判を受けてヤケクソ解散ではないかという気もしないでもありません。 選挙結果はますます混迷を深める左派第一党という想定外が起きました。これはフランスの選挙の仕組みが複雑なこともあるのですが、第一回目の党投票を受けて極右政党のRNが第一党をとるはずだったのに左派とマクロン氏の与党が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く