前回の記事ではロシア軍のキエフ近郊からの全面的な撤退の開始、マリウポリの攻防そしてドンバス戦線へのシフトを描いた。攻勢でも勝てなかったキエフ近郊からの撤退に際し、もしウクライナ軍が反撃、追撃に出たら無理に突出していたロシア軍が壊滅的な打撃を受ける可能性まで考慮していたが、現実にはドニエプル川両岸のロシア軍は共に素早い撤収に成功したようである。 ドニエプル川西岸では最後尾の第35諸兵科合成軍がベラルーシに帰投する直前にようやく追い付いた第44砲兵旅団の観測砲撃を食らった程度で、この方面のロシア軍はベラルーシまで逃げ切りそのままロシア領内を鉄道で東に移動した。略奪したTVや大量の服を故郷シベリアに郵送するほど余裕があったようで、ベラルーシを出撃した時から言われ続けた兵站機能に欠陥があったわけでも、大損害を受けたわけでもないことが伺える。「第二次世界大戦後ここまでソビエト・ロシア軍の主力機甲部隊
ロシアがマリウポリ制圧を宣言しました。一方でウクライナ側は否定しています。 ロシア大統領府の発表によりますと、ロシアのショイグ国防相がプーチン大統領に対してマリウポリを制圧したと報告しました。 ウクライナの兵士たちが立てこもっている製鉄所について、ショイグ国防相はまだ2000人以上の兵士が中にいて、作戦が「3~4日で完了する」という見通しを伝えました。 これに対し、プーチン大統領は、マリウポリ制圧の成功を祝福し、製鉄所に対しては攻撃をやめ、「ハエも通れないよう」封鎖するよう命じたということです。 一方、マリウポリの市長顧問は、ウクライナメディアに対して、「プーチン氏はただ破壊された町を背景に勝利を宣言したいだけ、彼らは勝利していない」と制圧を否定しました。 ウクライナメディアは、兵士たちが依然市内で戦っていると伝えています。
マリウポリ防衛戦に参加する第36独立海兵旅団。弾薬が今日尽きる、明日からは素手の戦いで、その後は死か捕虜しかない、47日間で補給は1度のみ、5万の弾薬とイーロン・マスクのスターリンク(今も稼働)だったと投稿。どうか海兵隊を良い言葉… https://t.co/r3UOsYkKaY
ウクライナ・マリウポリで、攻撃を受ける前(上、2021年6月21日撮影)と後(下、2022年3月29日撮影)の住宅街の様子を捉えた衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供。(c)AFP PHOTO / Satellite image ©2022 Maxar Technologies 【3月31日 AFP】ロシア軍による包囲と砲撃が続き人道危機が懸念されているウクライナ南部マリウポリ(Mariupol)で、赤十字(Red Cross)の施設がロシア軍による攻撃を受けた。ウクライナ当局と赤十字国際委員会(ICRC)が30日、明らかにした。 ウクライナ議会のリュドミラ・デニソワ(Lyudmyla Denisova)人権委員はSNSへの投稿で、ICRCの建物がロシア軍の空爆や砲撃を受けたと説明。建物には、負傷者や民間人、人道支援物資の存在を示す白地に赤十字のマークが描かれていたという。爆撃が行われた
マリウポリ脱出作戦実施へ 仏大統領 2022年03月26日06時29分 24日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議に臨むマクロン仏大統領(AFP時事) 【パリ時事】フランスのマクロン大統領は25日、ロシア軍が包囲するウクライナ南東部のマリウポリから市民を脱出させるための「人道的作戦」を数日以内に実施すると明らかにした。ブリュッセルで行われた記者会見で述べた。 「ソ連回帰」恐れ、脱出続々 言論自由「絵空事」、徴兵拒む若者―ロシアとベラルーシ マクロン氏は「トルコ、ギリシャと協力し、マリウポリからの脱出を望むすべての人々を避難させる」と強調。ロシアのプーチン大統領と48~72時間以内に会談し、条件を整えると説明した。 国際 ウクライナ情勢 コメントをする
※記事中に残酷な描写があります。閲覧ご注意ください。 【マリウポリ(ウクライナ南東部)AP】砲撃が絶え間なく続く中、マリウポリの凍土に急いで掘られた狭いざんごうに、投げ込まれた子どもたちの遺体が横たわっていた。 生後18カ月のキリル君は、よちよち歩きの小さな体の頭部に砲弾の破片による致命傷を負っていた。16歳のイリヤ君の足は、学校の運動場でのサッカー中に爆発で吹き飛ばされた。6歳以下にしか見えない女の子は、一角獣の絵柄のパジャマを着ていた。ロシアの砲弾で死んだマリウポリの最初の子どもたちだ。 子どもらの遺体は他の何十体とともに市外縁部にあるこの集団墓地に積み上げられていた。道ばたの男性の遺体には明るい青の防水シートがかけられ、石の押さえが置かれていた。赤と金のシーツでくるまれた女性の両くるぶしは、白い端切れできちんと結ばれていた。作業員は次々と可能な限り素早く遺体を墓穴に投げ込んでいった。
ウクライナ・マリウポリで激しく損傷し燃えている建物を撮影した衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供(2022年3月18日撮影・公開)。(c)AFP PHOTO / Satellite image @2022 Maxar Technologies 【3月21日 AFP】ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)市当局は20日、約400人が避難していた学校がロシア軍に爆撃されたと発表した。また、一部の住民が強制連行されているとしてロシアを非難した。 マリウポリ市当局はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で「昨日(19日)、ロシア軍に美術学校が爆撃された」と説明。学校には女性や子ども、高齢者約400人が避難していたが、「今もがれきの下敷きになっている」と訴えた。 住民の一部はロシアに強制連行され、ウクライナのパスポート(旅券)を没収されたとしている。 マリウポリが属するドネツク(
ウクライナ、マリウポリに残った最後の国際メディアであるAP通信の記者が包囲下の街を脱出した際の記事全文訳です。 これで国際的なメディアのジャーナリストは全員マリウポリから去りました。 どんな経緯と手段で脱出に至ったのか、是非ご一読を。 (続↓
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