米英軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点に大規模な空爆を行った翌日の12日、米軍は単独でフーシ派のレーダー施設を新たに攻撃した。紅海の商船を標的にする同派の能力に打撃を与えることが目的。 米中央軍は声明で、米海軍の駆逐艦「カーニー」がフーシ派のレーダー施設に向け巡航ミサイル「トマホーク」を発射したと発表した。 これに先立ち、フーシ派はこの日、米英両国の商船を標的にすると明言し、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が地域紛争にエスカレートする懸念が高まっていた。 フーシ派幹部のムハンマド・アリ・アル・フーシ氏は、米英軍の空爆に対するフーシ派の対抗措置は「間近に迫っている」と演説で述べた。紅海の有志連合部隊は報復への警戒を続けている。 フーシ派幹部の発言を受け、バイデン米大統領はイランは戦争を望んでないと思うとした上で、自分はフーシ派をテロリストグループと見なすと語った。米国は21年に