12月に入ってから、薄型テレビの売り場は、11月までのような勢いが見られなくなっている。 GfK Japanの調べによると、2010年11月の薄型テレビの販売台数は、前年同月比5.34倍という驚くべき結果となった。周知のように、エコポイントが12月から半減するのを前にした駆け込み需要によるもので、生産が間に合わない状態が続いているのが現状だ。販売契約上は11月に購入したものの、納品は2011年1月になるという人も少なくないようだ。 12月6日~12日の販売台数は前年同週比36.7%減と、一転して前年実績を大幅に下回った。反動が極めて大きかったことを示している。とはいえ、GfK Japanでは、「販売台数は週末ごとに回復してきており、12月末にかけて再び需要が増加する」とみている。 電子情報技術産業協会(JEITA)によると、2010年度の薄型テレビの販売台数は2300万台規模に達するとみら