2024年11月20日、国立国会図書館(NDL)は、リサーチ・ナビの新コンテンツとして、「人工知能に関する法制度について調べる」を公開しました。 項目として、「人工知能と法(国立国会図書館サーチで検索するには)」「人工知能と法的課題」「日本の動向を調べる」「海外の動向を調べる」が設けられています。 人工知能に関する法制度について調べる(リサーチ・ナビ) https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/politics/airegulations
2024年11月13日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて、西田幾多郎(1870-1945)が長男の死を悼んで寄贈した本の書き込み部分をデジタル化公開したと発表しました。 1920(大正9)年6月、旧制第三高等学校の卒業を間近に控えていた長男・謙氏が、腹膜炎のため23歳で急逝します。同年11月、西田は「為亡兒謙記念」と墨書した哲学書を旧制第三高等学校図書館(現在の京都大学吉田南総合図書館)へ寄贈しており、そのうち3冊には、三高の制服姿の謙氏の写真が貼り付けられ、自作の短歌あわせて6首が書きつけられています。 今回のデジタル化では資料本文は対象とせず、書き込み部分のみデジタル化・公開を行ったとしています。 【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 西田幾多郎が長男の死を悼んで寄贈した本を公開しました(京都大学図書館機構, 2024/11/13) htt
米ニューハンプシャー州にある動物保護団体NHSPCAのシェルターが1000匹近くのネズミを引き取った/Charles Krupa/AP (CNN) 米ニューハンプシャー州にある動物保護団体NHSPCAのシェルターが先週、ネズミを飼い切れなくなったという男性から相談を受け、「150」のネズミを引き取ることを承諾した。 そのシェルターが今、とてつもない繁殖問題に見舞われている。男性が飼っていたのはネズミ150匹ではなく、150個の容器に入ったネズミだった。 「男性は最初にやって来た時、150のネズミを飼っていると言った」と同シェルター代表のリサ・デニソンさんは話す。ところがその後、ネズミの入った容器の数が150個だったことが判明した。 ネズミはたちまち繁殖して手に負えない状況になり、男性にとってもシェルターにとっても大問題に発展した。 男性は11日、ネズミ73匹が入った大型のプラスチック容器3
(CNN) 英イングランド北部に伸びるハドリアヌスの長城で、グラディエーター(剣闘士)をかたどった珍しい刃物の柄(つか)が見つかった。古代ローマの剣闘士がセレブ同然の地位にあったことに新たな光を当てる発見となっている。 発見地となった史跡の管理を手掛ける非営利団体イングリッシュ・ヘリテージによると、銅の合金でつくられた刃物には、「セクトル」と呼ばれる種類のグラディエーターがかたどられている。 セクトル(ラテン語で追撃者を意味する)は完全武装しており、レティアリウス(網闘士)との対戦が組まれていたようだ。レティアリウスは短い上衣のみを身に着け、手にした網を使って追撃者を絡め取ろうとした。 刃物にかたどられたセクトルは兜(かぶと)をかぶり、大きな盾を持っている。突き出した左手には剣が握られていた可能性がある。 これは彼が左利きだったことを示唆する。古代ローマ世界において左利きは不吉と考えられて
きみ知るや南の国。レモンの花咲き、 暗き木陰に、黄金なすオレンジ燃え(…) ゲーテ著、山崎章甫訳『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』(上)、岩波文庫、227頁 ひとつの国をまるごと大きな美苑になぞらえてみる。国土の素晴らしさ、景観の美しさを、咲き誇る花々や果蔬かその豊穣な実りとして言祝ぐ。そんな「園芸メタファー」ともいうべき壮大な見立てが、西欧では伝統的にひとつのトポス(常套主題)をかたちづくってきた。とりわけその種の賛辞が好んで捧げられたのがイタリアだ。皆がこぞって、この長靴形の半島を巨大な庭園と同一視し、その豊麗と明媚な風致を讃えた。 古典文芸においては、古代ローマ帝政期の詩人ウェルギリウスの『農耕詩』第2巻におさめられた「イタリア賛歌」が有名だ。その冒頭部では、あえてまず異邦・異境の自然環境の豊かさを数えあげたうえで、それらとて自国の栄光には及ばぬ、というレトリックを駆使し、読者の
2024年10月24日付けのオープンアクセス誌eLifeのブログ記事で、学術文献データベースWeb of Scienceへの同誌の採録が保留となったことが発表されています。 同誌では、2023年1月から、査読後の論文の採択・不採択の決定を廃止し、査読を経た全てのプレプリントを“Reviewed Preprint”として掲載する新たなモデルを導入しています。 Web of Scienceは、データベースの採録基準に照らして同モデルの再評価を実施するため、eLife誌に掲載された論文のVersion of Record(出版社版)の採録を一時停止したとあります。なお、PubMed、Directory of Open Access Journals(DOAJ)等、その他のデータベースへの採録は継続されます。 Update on eLife’s indexing status at Web of
図書館を学問する なぜ図書館の本棚はいっぱいにならないのか 社会一般 佐藤 翔(著) A5判 220ページ 並製 定価 2400円+税 ISBN978-4-7872-0088-4 C0000 書店発売予定日 2024年12月25日 登録日 2024年11月14日 紹介「図書館の本棚はいっぱいにならないのか」「雨が降ると図書館に来る人は増えるのか、減るのか」「人はどのタイミングで図書館を使うようになるのか」――。素朴で身近な疑問から現場での実践を考えて、図書館の意義や役割を学び、魅力を発見しよう! 図書館情報学を専門にする著者が、図書館で働く人、日々利用している人が普段は気にしない、でも聞かれると「どうして?」と思う疑問をピックアップ。その疑問をデータ/事実/エビデンスに基づいて考える視点や思考する道筋を、柔らかな筆致でレクチャーする。 図書館を学問することの楽しさを伝え、学問することが図
組織内のハラスメントや差別に対し声を上げた人々は、何を経験するか。数々の証言から、組織・制度・権力が苦情を無力化するメカニズムを解き明かす。――11月22日発売予定のサラ・アーメッド著『苦情はいつも聴かれない』より、訳者のおひとりである飯田麻結さんの「訳者解説」を公開します。 本書の著者、サラ・アーメッドはフェミニズム/クィア理論を専門とする独立研究者である。現在アーメッドが独立研究者として活動しているのは、本書で詳しく取り上げられているように苦情としての辞職、、、、、、、、がきっかけだ。大学側が性暴力やセクシュアル・ハラスメントに対して苦情を訴えた人びとの声を封じ込め、同時に利用してきた(大学のコミットメントの証拠としてハラスメントに抗議した集団の活動を大学の手柄にするなど)ことへの抗議として、彼女は教授職を辞した。本書の第七章は、大学に蔓延っていたハラスメントの文化に声を上げた学生たち
2024年11月7日付けの米・ワシントンポスト紙のブログ記事で、生成AIツール“Ask The Post AI”の公開について発表されています。 発表によると、これは、ユーザーが入力した質問に対して、同紙の2016年以降のニュース記事を基に、大規模言語モデル(LLM)を用いて生成された回答を表示するツールです。回答には、生成に当たって参照された記事へのリンクが示されます。 The Washington Post Launches “Ask The Post AI,” a New Search Experience(Washington Post, 2024/11/7) https://www.washingtonpost.com/pr/2024/11/07/washington-post-launches-ask-post-ai-new-search-experience/ Ask The
樫田美雄・栗田宣義, 2024, 『社会学者のための論文投稿と査読のアクションリサーチ』新曜社. 昨日の日本社会学会のテーマセッションでもモヤモヤしていたので、書いておく。上記の著者らの主張の一つは、「日本の社会学の大学院では、ろくな院生指導がなされていない場合がある。だから俺たちが論文審査を通して指導してやる!」ということである。そういうニーズのある院生等のみなさんは、彼らが編集する雑誌に投稿したらいいと思う。 しかし、私が投稿者ならそんな査読はご免こうむりたい。指導と査読は別物である。頼みもしないのに「指導」の押し売りなどしないでほしい。それは私がベテランの研究者だから、というだけではなく、大学院生の頃から似たようなことは思っていた。「俺にはわかっている」といったシタリ顔をして、「指導」の押し売りをしてくる人は、レフェリーであれ、教師であれ、たまにいたが、十中八九的外れであり、「もっと
今回のお話は、第2回のお話の「補足」です。今回のお話は知らなくても韓国語学習には困らないのですが、前回紹介した対応規則が「なぜそうなるのか」という所まできちんと理解しておきたい人のために、発音記号で[ɑ][æ][ʌ][ə]と書かれる英語の4つの母音について、少し解説しておきましょう。これらは実際はみな違う母音なのに、母音の数が5個しかない日本語の耳では、全部「ア」に聞こえてしまうわけですね。 ◆ 日本語で「アー」になる ar [ɑː] → ㅏ ar と書く「アー」は、[ɑ]が長くなった[ɑː]という母音です。[ɑ]は、日本語の「ア」や韓国語の「ㅏ」に近い母音で、大体同じと考えてかまいません(微妙に「オ」が混じったような音なのですが)。これは韓国語の耳でも普通に「ㅏ」に聞こえますので、「ㅏ」で受け入れます。 ◆ 日本語で「ア」になる a [æ] → ㅐ 次に、それ以外の a
【11月10日 AFP】パキスタン南西部バルチスタン州の駅構内で9日、分離主義者による爆弾攻撃があり、地元病院によれば兵士14人を含む26人が死亡した。 爆発は午前8時45分ごろ、州都クエッタの主要鉄道駅のホームで発生。列車を待つ乗客らが巻き添えになった。サンデマン州立病院の広報担当者は、「軍の関係者14人と民間人12人」が死亡し、治安部隊員46人と民間人14人が負傷したと述べた。 AFPの記者は現場で、血だまりと引き裂かれたリュックサックを目撃した。乗客を風雨から守る大きな金属製のシートが吹き飛ばされていた。 バルチスタン州の主要な分離独立勢力の一つ、バルチ解放軍(BLA)が犯行声明を出し、駅構内でパキスタン軍の部隊を標的にしたと述べた。 BLAは、治安部隊や他の州出身のパキスタン人、特にパンジャブ人に対する攻撃で頻繁に犯行声明を出している。 現場では警察が爆発原因を調査しており、自爆テ
NOTEの最初に書ないといけない謎の文字列生成器 (仮称) 定番のパターン (日・英2種類) 「普通の本」(付属資料が何も付いてこない「ただの冊子体」)の場合はこちらをどうぞ。 表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier) Content Type: text (ncrcontent), Media Type: unmediated (ncrmedia), Carrier Type: volume (ncrcarrier) 文字列を合成 最初のメディアタイプ (通常はこれだけ) 2番目のメディアタイプ (冊子にDVDが付属していたときなど) 3番目のメディアタイプ 表現種別
誰もが知る日本社会の風物詩,しかしその意義や由来を問われたら,あなたは説明できるだろうか。成人年齢が変わっても融通無碍に開かれ,「荒れる」と批判されたり不要論が囁かれたりしつつも生き残る独特の恒例行事から機微に触れ,社会の在り方を理解する。 序章 「成人式」への社会学的アプローチ──社会のしくみの襞を浮かび上がらせる(元森絵里子) 第1章 成人式言説の変遷と青年・若者観──年齢をめぐる普遍性と階層性の忘却(元森絵里子) 第2章 成人式と着物をめぐる欲望──「買う」から「借りる」のなかで(小形道正) 第3章 現代社会における人びとの「大人である」という認識──計量分析から見る主観的評価と客観的条件(林雄亮) 第4章 「荒れる成人式」とは何だったのか──「大人になれない」新成人をめぐるモラル・パニック(赤羽由起夫) 第5章 「鏡」としての沖縄の成人式──階層とジェンダーから見た共同性との距離(
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)刊行のオープンアクセス誌“College & Research Libraries”(C&RL)の85巻7号に、米国の大学図書館におけるVR(仮想現実)及びAR(拡張現実)の活用状況に関する調査報告“Embracing the Metaverse: A Survey of Virtual Reality and Augmented Reality Practices at the United States’ Top One Hundred University Libraries”が掲載されています。 米国のトップ100大学の図書館におけるVR及びARの活用状況や、図書館がメタバースとどのように関わっているかについて調査したとしています。その結果、86%がVR及びARの技術をウェブサイトに実装していることが明らかとなり、実践例としてVR/ARスタジオ
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