米アマゾン・ドット・コムの日本法人、アマゾンジャパン(東京・目黒)は29日、スマートフォン(スマホ)を使った実店舗での決済サービスを開始したと発表した。アマゾンが自社の実店舗以外に決済サービスを提供するのは世界で初めて。利用者は通販サイトのIDをそのまま使うことができ、店舗側の決済手数料は無料。アマゾンの参入で日本のキャッシュレス化の流れが加速しそうだ。新宿区や福岡市でスタート新宿区や福岡市
LINEの「LINE Pay」、楽天の「楽天ペイ」、ソフトバンク・ヤフー連合の「PayPay(ペイペイ)」――。国内のIT・ネット大手が今、スマホ決済のサービス開発を急いでいる。来年10月に予定される消費増税における負担軽減策としても、クレジットカードなどを含む「キャッシュレス決済」へのポイント還元が検討されるなど、普及に対する政府側の機運も高まっている。 この市場に目を付けるのは国内企業ばかりではない。米アマゾンは8月末、日本で実店舗向けのスマホ決済サービス「Amazon Pay(アマゾンペイ)」を投入した。ユーザーがレジでQRコードをスマートフォンに表示し、それを店側の端末で読み取る「QR決済」の方式を採る。開始当初の加盟店は東京都、福岡県の数十店舗と小規模だったが、営業範囲を徐々に拡大している。 アマゾンアカウントでそのまま決済 アマゾンペイはこれまで、他のネット通販(EC)サイトで
「われわれにとっては“現金”が一番の競合。(決済サービスを扱う)他の事業者とお会いする際には、一緒にキャッシュレスを進めていこうと話をしています」 8月28日に都内で開かれた記者向けの説明会で、競合事業者について聞かれたアマゾンジャパンAmazon Pay事業本部の井野川拓也本部長は、笑顔でこう答えました。 EC(ネット通販)大手のアマゾンは、提供する決済サービス「Amazon Pay(アマゾンペイ)」で実店舗でのスマートフォン決済を開始すると発表しました。 政府もキャッシュレス化を推し進める中、国内ではさまざまな決済事業者が乱立しています。満を持して登場したアマゾンの店舗決済サービスは、混戦市場にどのような影響を及ぼすのでしょうか。 3クリックで使い始められる アマゾンが新たに提供するのは、QRコードを使った店頭でのモバイル決済です。購入者は自身のモバイル端末からアマゾンショッピングアプ
アマゾンジャパンが、実店舗でのキャッシュレス決済サービスに参入する。同社が提供する「Amazonショッピングアプリ」(iOS/Android)を活用し、ユーザーがアプリ画面上に表示したQRコードを店舗側が専用のタブレット端末で読み取ることで支払いが完了する。8月29日から福岡市、東京都新宿区などにある数十の店舗で使える。 Amazonショッピングアプリの画面左上のメニューから「すべてを見る」をタップし、「Amazon Pay」を選択するとQRコードが表示される。会計時、このQRコードを店舗側がタブレット端末で読み取る仕組みだ。支払いは、Amazonアカウントに登録したクレジットカードで行われる。ユーザーにはメールで支払い完了の通知が届く他、Amazon Payのサイトでも決済情報を確認できる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く