今月9日の「インサイダー取引はなぜ犯罪なのか」という記事には、たくさんのリンクやTBがついて、ブログでも話題になったようだが、意外に理解されていないのは、そもそもインサイダー取引が禁止されているのはなぜか、ということだ。以下は(前の記事では省略した)初歩的な解説なので、ちょっとくどい。知っている人は無視してください。 インサイダー取引が禁止されているのは、多くの人が素朴に信じているように、それが「詐欺」だからではない。だいたい「インサイダー取引」の定義さえ自明ではないのだ(インサイダー取引を説明する東証のパンフレットは50ページもあるという)。他人の知らない(未公開の)情報を使ってもうけることは、資本主義の鉄則であって、それが違法なら、世の中の企業秘密はすべて違法になる。 前にも書いたように、商品市場にも不動産市場にも、インサイダー規制はない。たとえば、サウジアラビアが原油の生産量を減
株取引のサイトでは、村上ファンド事件について「なんでこれが大犯罪なのか?」という疑問が多い。兜町でも、ちょっと前までは、インサイダーがその情報でもうけるのは当たり前だった。日本でインサイダー取引が禁じられたのは、1988年である。世界的にみても、米国が1960年代からインサイダー取引を刑事訴追しているのは突出して早く、英国でも1986年、EUでは2002年に取り締まりを強化しようというEU指令が出た程度だ。 そもそも市場で利益を得るのは、定義によって他人よりすぐれた情報をもっているからである。それを得たら取引してはいけないとなると、投資家が多くの情報を得ようとするインセンティヴが失われてしまう。インサイダーが好材料にもとづいて株式を買えば、株価が上昇することによって、その情報は価格に織り込まれる。逆に悪い情報も、インサイダー情報にもとづいて株式を空売りできれば、内部告発者が真実を語るイン
村上世彰氏に懲役2年の実刑判決が言い渡されました。 ■検察の執念実る 思い出したのは、4月にこの裁判を傍聴したときに見た検察側と村上氏とのやり取りでした。検察側が、村上氏に「あなたは最悪でも執行猶予がつくと思っているようだが」と聞くと村上氏が、「国内の過去のインサイダー取引で実刑判決はありませんでしたので」と答え、それを聞いた検察側が、過去に2度インサイダー取引で実刑判決が出ている事例を誇らしげに紹介した場面です。検察側はニヤリとし、村上氏は多少狼狽したように見えました。 突然、何の脈絡もなく検察側が公判中に言い出したこの執行猶予か実刑かの話題。検察側の実刑にしたいという執念みたいなものを見た気がしました。その意味、今回の判決はある程度想定された流れではあったものの、内容は裁判所が一方的に検察の主張だけを認めたという印象です。 ■宮内証言を重視 今回の判決要旨では「ライブドアの宮内ほかの各
署名記事なのでかまわないと思うが、朝日新聞の「西山貴章」という記者が、2007年3月23日付同紙夕刊に、こういう文章を書いている。 ライブドア事件がより悪質なのは、損失隠しが主な目的だった過去の粉飾決算と違い、株価つり上げのために有望企業を装ったことだ。 これ、皆さんには自明なのだろうか。私には、どうにもよくわからない。 上記の引用の出所は、ライブドア事件に関連して起訴された公認会計士に対し1名実刑、もう1名は執行猶予の有罪判決が出た、という記事の解説。カネボウの粉飾決算事件で起訴された公認会計士3人に対して同じ東京地裁が昨年8月に出した執行猶予付き判決と比較してのものだ。この件についてはいろいろな事情があり、いろいろなご意見があろう。私は別にライブドアシンパではないが、この事件については私なりの考えがある。とはいえそれは本題ではないので、、ここでは上記で引用した部分に焦点を絞りたい。 損
入門vi 第6版 作者: リンダラム,アーノルドロビンス,Linda Lamb,Arnold Robbins,福崎俊博出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2002/05メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 193回この商品を含むブログ (75件) を見る 先日、Python のソースを読むのにタグジャンプ機能を利用する でタグジャンプの諸々を調べていたら、id:kyagi さんが何も言ってないのに貸してくれました。せっかくなので私の知らないコマンドや機能を発掘しようと思います。 " 終了せずに最後に保存されたバージョンへ戻す、いつも :q! してた(- -# :e! " 直前のファイルへ切り替える :e# " 一時的にある範囲の行を表示したい :1,10# " Lisp フォーマットで字下げする :set lisp " 単語単位で編集/削除する cw dw " 画面の
【深きプログラミング言語】 なぜプログラムを書くのか? 第4回:等価変換型プログラムをかじる 著者:北海道大学大学院 若槻 俊宏 2008/11/26
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マナーの話に見えるけど、本質は立場の違いなんだよな。 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090207/acd0902070325001-n1.htm そんな時間によく目にするのが食事を終えても熱心に、しかも楽しそうに話し込む子供連れ同士の主婦とおぼしき一団だ。私たちが席に着く前から座っていたのに、食事を済ませて店の外に出るまで席を離れる気配すらなかったりする。子供が飽きても、自分たちが飽きるまでは席を立つつもりがないのだろう。 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090207/acd0902070325001-n1.htm これを「単なる愚痴」ととるか「よく言った」ととるかは、それぞれの価値観の問題ではある。 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1
Vim講座1 - think and error #絵をちょっと見やすくした。(2009.02.13) 前回からだいぶ日にちが空いてしまった。 Vim講座2は都合により作者がお休みするので、今回は3です。まあ日にち的に。 さて教育とは小さい子供にとってはある種洗脳とも言えるほど大きな影響をもつものです。その教育の目的とは一体なんでしょう。それは一言で表すなら自立を促すことです。自立とは、自己判断が出来、親の元から離れること。つまり自立とは親の立場から見れば自律(automation)ともいえます。自律主張ジェネレータ作成が教育の目標であります。 Vimを勉強する人は大抵自律しているので教育はすでに終わっていると思いますが、私はこのような入門講座の目的にも、同様のことが成り立つと考えます。 つまりこの講座は、Vimを一人前に使う人が増え、その人たちにがんがんpluginを作ってもらい、俺のV
vimは使いこなしている人は超人のように使いこなしているのですが、「たまにconfファイルいじる時だけ使うよ。まあ、普段はemacsだけどね」という人は、vi時代の機能のみ使っているのをたまに見かけます。 そこで、通ぶって恐縮なのですが、僕が普段vimを使っていてとっても便利で効率が上がると思う操作を紹介したいと思います。また、僕自身が Mac OS X な環境なので、「外部コマンドとの連携」などでWindowsだと再現できないものがあるかもしれません。ごめんなさい。 用語の使い方や理解が間違っている部分があるかもしれませんがその場合はご指摘いただければと思います。あと、「これ抜かしちゃ駄目でしょ!」みたいなのがあればアドバイスお願いします〜。 それでは、 [あとで読む] vimの基本操作 (知っていると思うので省略) 超概略 挿入モードと編集モード キー操作 内容 i 挿入モード突入(文
【コラム】 ランチタイムにいつまでも長居をする子連れの主婦たち、待たされている人の気持ちになって心遣いを…山口弘和 1 名前:出世ウホφ ★ 投稿日:2009/02/07(土) 10:31:14 ID:???0 【断 山口弘和】ランチタイムの心遣い 仕事の関係上、ロケ先で昼食をとることがある。ファミリーレストランなどでも、ランチタイムになると会社員や営業ドライバーが、昼食をとるため、限られた休み時間に長い列を作る。 そんな時間によく目にするのが食事を終えても熱心に、しかも楽しそうに話し込む子供連れ同士の主婦とおぼしき一団だ。私たちが席に着く前から座っていたのに、食事を済ませて店の外に出るまで席を離れる気配すらなかったりする。子供が飽きても、自分たちが飽きるまでは席を立つつもりがないのだろう。 いろいろと語り合いたいこともあるのかもしれない。旦那(だんな)や姑(しゅうとめ)の
仕事の関係上、ロケ先で昼食をとることがある。ファミリーレストランなどでも、ランチタイムになると会社員や営業ドライバーが、昼食をとるため、限られた休み時間に長い列を作る。 そんな時間によく目にするのが食事を終えても熱心に、しかも楽しそうに話し込む子供連れ同士の主婦とおぼしき一団だ。私たちが席に着く前から座っていたのに、食事を済ませて店の外に出るまで席を離れる気配すらなかったりする。子供が飽きても、自分たちが飽きるまでは席を立つつもりがないのだろう。いろいろと語り合いたいこともあるのかもしれない。旦那(だんな)や姑(しゅうとめ)の愚痴を言ったりしてストレスを発散させたいのも分からないでもない。しかし、彼女たちがストレスを発散させている間、待たされ続ける人たちのストレスがたまっていく。 他のテーブルは次から次へと入れ替わっているのに、何も感じない、あるいは感じていても無視できる人が、子供を育てて
新連載の本コラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日本のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 「プアジャッジは悪いこと」という新常識 読者の皆さんに対して古い話で恐縮だが、実は、僕は以前アメリカに住んでいたときに運転免許をとろうとして路上試験で不合格になったことがある。 路上試験は日本と同じ減点制で、ついスピードを出しすぎたり、左折の際(アメリカは走行車線が日本と違って左右逆なので、日本でいえば右折に相当する)に車線をちょっとはみ出したりということで減点がたまっていったのだが、それでもそのまま免許試験場に無事戻れれば、ぎりぎり合格できたはずだった。
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/06(金) 20:51:51.56 ID:K8BE6BE70 霞ヶ関の中央省庁で働くには国家公務員試験に合格する必要がありますが、 ただ試験に合格しただけではなーんの意味もありません。 国家公務員試験に合格するという事は単に ”官庁で面接していただける券”を手に入れたに過ぎず、 自分の足で官庁を訪問し面接を突破して内定を 勝ち取るという関門が残っています。 これは試験→面接→内定とほぼベルトコンベアーの 地方公務員との大きな違いと言えるでしょう。 やる夫が公務員試験に挑むものはあるようですが、 官庁訪問という国家公務員独自の制度を説明したものは まだ無いようなので、稚拙ではありますが書いてみます。 ちなみにやる夫が合格したのは 国家公務員II種試験という設定ですが、基本的にI種でも同じです。 時系列的には国家II種一
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