19日土曜日から日記の更新をしていなかった。 忙しかったのである。 忙しかったと言っても「楽しいイベント」であるが。 19日は合気道の稽古のあと、夕方から京都オークラホテルで養老孟司先生と対談。 養老先生とお話ししていると脳が暴走しはじめてくる。 私がしたのは、ハリウッドバカ映画に見るアメリカのセルフイメージの変化の話。 ご案内のとおり、ハリウッドのヒーロー映画の主人公が「悪と戦う」説話構造はアメリカそのものの国際社会におけるセルフイメージを映し出している。 最近のこの手の映画で出色の出来のものは『ウォッチメン』。 自分はヒーローだと思っている人間が実は諸悪の根源で、世界に秩序をもたらしているつもりで、世界を破滅に導いているというストーリーはアメリカの自意識がかなり健全の機能していることを証示している。 「ベスト・アンド・ブライテスト」こそがアメリカを危機に陥れているリスク・ファクターであ