全社規模の環境対策 東京エレクトロンデバイスが1月18日に都内でプライベート・イベント「いま注目を集めているグリーンIT」を開催した。基調講演を行ったのは、本田技研工業(以下ホンダ) IT部 第二システム室 新井典之氏。「Hondaの環境への想いとITの取り組み」と題し、ホンダの地球環境に対する全社的な施策および、IT関連施策を簡単に紹介した。 新井氏によると、自動車の生涯CO2排出量の約8割は「使う時」に発生するという。自動車のライフサイクルにおける各ステップをみると、「原材料」時に13%、「生産」時に5%、「輸送」時に0.8%、「サービス」時に3%、「使用」時に78%、「廃棄」時に0.2%のCO2が発生する。 この状況を前提に、ホンダでは、2000年から四輪、二輪、汎用それぞれの製品において、排ガスと燃費の観点から大幅な削減目標を掲げ、2005年にすべて達成した。例えば、四輪自動車では