三洋電機は、10月に参入を発表した「エナジーソリューション事業」に関する記者説明会を開催した。創、省、蓄エネに「活エネ」を加えることで、電力の受給安定化を目指す。 エナジーソリューション事業とは、太陽電池で発電した電力を2次電池に蓄電し、その電力を効率的に活用できるようコントロールするというもの。11月には蓄エネの部分を担う大容量・高電圧のリチウムイオン電池システムを発表。「大容量・高電圧のリチウムイオン電池システムは、2010年3月に、どこよりも早く市場に投入する」(三洋電機エナジーソリューション事業統括部 統括部長の花房寛氏)という。 花房氏は「2004年度に日本企業のシェア41.3%だった太陽電池は、2008年度に14%にまで低下してしまった。一方2次電池は2003年度に64%のシェアを主要の日本企業で獲得、2008年度においても48%を維持しており、まだがんばれる市場だと思っている