皆さんが自分たちの立場で考えてみると、どのような日本の社会を想像するだろうか。 2025年といえば、中高生は30代に、今年生まれた赤ん坊は大学生になっている。 「イノベーション25」の策定にあたって、「こんな発明、こんな社会の仕組みがあったら、こんな人がいたら、私たちの暮らし方、仕事の仕方、学び方は、こう変わる」といった、イノベーションでつくる2025年の社会について国民の意見を募集した(※1)。 また、日本学術会議は、2025年の社会の姿を明らかにした上で、それに向けて推進すべきイノベーションとその進め方について検討し、報告書「科学者コミュニティが描く未来の社会」を公表した(※2)。 そうして集まった国民や科学者の意見、科学技術予測調査等(※3)を参考にしつつ、20年後の日本と世界を展望すると、2025年に目指すべき日本の社会イメージが多数描かれるが、特にその中から夢のあるものとして以下