ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスは、業績不振の米半導体メーカー、インテルに対しプロダクト部門の買収を打診したが、インテル側から「売却対象ではない」と拒否された。事情に詳しい関係者が明らかにした。 非公表の情報だとして同関係者が匿名を条件に述べたところによると、アームはインテルの工場運営には関心を示さなかった。インテルにはパソコン、サーバー、ネットワーク機器用の半導体を販売するプロダクトグループと、製品の製造工場を運営するグループの2つの主要部門がある。 アームとインテルの担当者はコメントを控えた。 かつて世界最大の半導体メーカーだったインテルは、今年に入って業績が急速に悪化し買収対象となるとのうわさが流れている。先月には悲惨な決算内容を受けて株価が数十年で最悪の下落を演じた。また、経費削減のため1万5000人の人員削減も行っている。さらに、工場拡張計画の縮
