情報処理推進機構(IPA)は2024年9月30日、「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の運用を2025年3月から開始すると発表した。同制度はIoT(インターネット・オブ・シングズ)製品のセキュリティー機能を評価し、適合基準を満たす製品に適合ラベルを付与する。 JC-STARは、経済産業省が2024年8月に公表した「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度構築方針」に基づいて設定される。適合基準は評価手順や対応製品の範囲によって「★1(レベル1)」から「★4(レベル4)」までの4段階に分かれている。2025年3月から申請を受け付けるのは、★1(レベル1)だ。このレベルの基準に適合する製品は「製品として共通して求められる最低限のセキュリティ要件を定め、それを満たすことをIoT製品ベンダーが自ら宣言するもの」と位置づけられる。★1(レベル1)の申請手続きの詳細は2