「なんとかして自力再建の道筋を開こうとしていました。しかし間に合わなかった。たった1週間遅かったんですね、なにもかも」──。会社更生法を申請し、事実上の倒産となった英会話学校最大手のNOVA。 その直前に、クーデターのかたちで社長の座を追われた猿橋望・元社長は、悔しそうに語った。 社長解任以来メディアの前から姿を消していた猿橋氏が、「1週間遅かった」と悔やむ倒産までの道のりを、本誌だけに明かした。 Q 10月25日深夜の取締役会で「欠席裁判」で社長の座を追われ、同時に新たに代表取締役に選任された渡辺勝一、吉里仁見、アンデルス・ルンドクヴィストの3取締役が、大阪地裁に会社更生法の適用を申請しました。一連のことを知ったのはいつですか。 猿橋 26日の金曜日になって初めて知りました。朝の5時半に電話でたたき起こされて「報道を見たか?」と。 Q “雲隠れ”などと言われていますが、クーデター後は何を